インゼルTC 2023年度募集馬 全頭まとめ

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インゼルTC 2023年度募集馬 全頭まとめ

インゼルTCの2023年度募集も締め切りが迫ってきました。
明日、10月10日には中間発表もあり、私はその結果を踏まえて出資申込を行う予定です。

全頭詳細分析は行わなかったものの、全頭一通り確認はしています。
今回の記事では、分析済みの馬の記事への導線を整えつつ、詳細な分析を行わなかった馬は、なぜ見送ったのか簡単に説明したいと思います。

悪いから見送ったという馬はおらず、どの馬も良いと思いつつ、出資申込方針に基づいて、深く踏み込むかどうかを考えています。
絞り込みが難しい、というお声はSNSでも見かけますし、私自身すごく迷うところです。
絞り込み事例としてご参考になりますと幸いです。

注意事項 ご了承ください

本分析は募集馬の活躍を保証するのものではございません。
出資などの最終のご判断はご自身にご決断ください。
また、私の主観による分析ですので、読者の皆様にとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、ご了承ください

参考図書

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No.1 ダストアンドダイヤモンズの22

ダストアンドダイヤモンズの22は栗東・友道康夫先生の厩舎に所属予定の牡馬の募集馬です。
募集総額は12,000万円と、大きな期待のかかる馬です。

ダストアンドダイヤモンズの22はドウデュースの半弟で、父はリアルスティールです。
22年の搭載ミックスセールで10,000万円弱で購入されています。ドウデュースが日本ダービーを勝利した後に購入されています。

この馬を深く検討しなかったのは、シンプルに予算との兼ね合いです。
クラシック路線をめざすうえで、とても楽しみな馬であることに間違いありません。

クラブ(キーファーズ)と所縁のある馬を、高額であっても購入に動き、そして募集にかけるという、クラブの姿勢が示されている1頭だとも思います。
このように縁を大事にしながら馬を集める方向性は、長く続けるうえで楽しみな要素となります。
自分の出資馬が種牡馬になったり、繁殖牝馬になったりしたとき、その産駒がクラブで募集にかけられるという未来が想像できますね。
遠い話ではあるのですが、そういう期待感を持たせてくれる募集番号1番で、私はそういうところに結構グッときました。

とても楽しみな1頭だと思います。

No.2 ジンジャーミストの22

ジンジャーミストの22は同じく栗東の友道康夫先生の厩舎所属予定の牡馬の募集馬です。
募集総額は4,800万円、父は2024年に産駒がデビューする新種牡馬のゴールドドリームです。

近親にルージュバックやポタジェを持つ良血馬です。
特にルージュバックは現役時代とても好きな馬の1頭でした。その近親ということで、興味を惹かれるものがありました。

ゴールドドリームの父ゴールドアリュールは芝スタートもある日本の中央ダート適性が高い種牡馬で、ゴールドドリームも中央場を得意とした競走馬でした。
この両親の組み合わせだと、力強さや大箱向きのストライドのありそうな配合イメージで、東京や中京のダートで楽しみなタイプだと思います。

深く分析をしなかったのは、ゴールドドリームと同じく2024年に産駒がデビューする新種牡馬ナダルの産駒にすでに出資していたからです。
同路線の新種牡馬2頭にそれぞれ出資するというのは、投資としては勝負し過ぎで、血統分析としては迷っている感があるという観点から、今年はナダル勝負でいこうと決めました。

中央ダート適性は高いと思いますし、楽しみな1頭だと思います。

No.3 プリュスの22

プリュスの22は記事にまとめていますので、そちらをぜひご参照ください。

No.4 ヴィニーの22

ヴィニーの22は栗東・池江泰寿先生の厩舎所属予定の牝馬の募集馬です。
募集価格は3,500万円で、父はエピファネイアです。

ヴィニーの22は父エピファネイア×母の父ディープインパクト、祖母は欧州G1馬とかなりの良血馬です。
この父と母の父の組み合わせからは、アリストテレスやオーソクレースが出ていますし、期待のできる組み合わせだと思います。

エピファネイアの産駒については、以下の記事で分析を行っています。

こちらの記事で詳細に書いていますが、今現在エピファネイア産駒でねらいたい配合が自分の中で定まっており、そこにドンピシャの馬以外は我慢、という方針でおります。
そのため、この馬は我慢をした次第です。

No.5 チカリータの22

チカリータの22は栗東・松永幹夫先生の厩舎所属予定の牝馬の募集馬です。
募集総額は3,100万円で、父はモーリスです。

私はチカリータの20、シュニー(父マインドユアビスケッツ)に出資をしています。
チカリータは繁殖として良血ですし、今後も良い馬を産んでいくと思っています。

父モーリスは重厚な血を持ちますし、スピード要素を母系から取り入れていくのが良いと思います。
チカリータは母の父にクロフネを持ちます。クロフネは牝馬の父としても、母の父としても、産駒に良いスピードを伝えてくれます。加えて、母系がハルーワソングですから、Halo的なスピード要素の底上げも十分です。

私が一口馬主を始めた時の出資馬はベルエポックという牝馬で、父モーリス、母の父クロフネという血統です。
牝系はエアグルーヴですから、そこは異なりますが、かなり期待した馬でした。ただ、2戦で故障引退となっています。
父モーリス×母の父クロフネという血統を見ると、ベルエポックを思い出し、もう少しその懐かしさを持っておきたいということで、この馬は深堀しませんでした。

ただ、この配合を信じてみたい、という気持ちは結構ありますね。応援している1頭です。

No.6 マンディの22

マンディの22は栗東・小崎憲先生の厩舎所属予定の牝馬の募集馬です。
募集総額は2,000万円、父はナダルです。

母マンディはドイツのMから始まる牝系の出身。ワールドプレミア・ワールドエース・ヴェルトライゼンデは近親にあたります。
父ナダルは2024年に産駒がデビューする新種牡馬で、かなり大柄な種牡馬です。
小柄な馬の多いディープインパクト肌の繁殖とあわせたとき、どのような産駒が生まれ、どのような成果が出るかはナダルのキャリアにおいても重要なことですね。

この馬を深く分析しなかったのは、父がナダルだからです。
すでにシルクHCでナダル産駒のプロミストリープの22に出資しており、追加はしないと決めていたため、深く分析しませんでした。

十分なサイズを有していて、どんな方向に進んでいくか楽しみな1頭です。

No.7 ファタルベーレの22

ファタルベーレの22は社台ファームの生産馬で、美浦・手塚貴久先生の厩舎所属予定の牡馬の募集馬です。
募集価格は3,500万円で、父はキズナです。

キズナ産駒の牡馬で3,500万円という募集価格はお手頃価格だと思いました。
母系に重厚な血を持ち、先行して粘り強い競馬をしてくれそうなイメージのキズナ牡馬です。距離も持ちそうなタイプではないかと思います。
芝血統だとは思いますが、ダートでもタフな競馬を見せることができるタイプではないかと思います。

キズナについても、結構前に記事や動画を出しています。

深く分析をしなかったのは、キズナについてもドンピシャ配合の馬を待っているからです。
自分の仮説を自分で検証しに行く機会をしばらく待ちたいと思います。

No.8 サラスの22

サラスの22は社台ファームの生産馬で、美浦・蛯名正義先生の厩舎所属予定の牝馬の募集馬です。
募集価格は3,500万円で、父はブリックスアンドモルタルです。

母サラスは重賞馬で、オルフェーヴルの産駒として馬格もあったタイプです。
牝系も堅実な活躍馬がいますし、父ブリックスアンドモルタルも古馬になって良かったように、血統背景的にも成長力に富んでいるタイプだと思います。

ブリックスアンドモルタルは新馬から活躍する馬を出していますが、気性的な個性もあって、大人になってくると一味違う競馬をまた見せてくるタイプの産駒が多くなりそうです。数年後が楽しみな種牡馬です。
ブリックスアンドモルタルは詳細な分析記事を出していませんが、母の父ダイワメジャーとの組み合わせに注目しており、ドンピシャは母の母のラインにNorthern Dancerの血を持たないダイワメジャー肌の繁殖の牝馬です。

そんな馬をねらっていきたい、という考えから深く分析をしていません。
ただ、考えてみるとダイワメジャー肌が良さそうということは、オルフェーヴル肌とも相性が良いかもしれません。
ニュアンスとしては、前向きな気性と粘り強さを持つという要素のある、ノーザンテースト的要素を持つタイプが良さそう、という具合なので、今後はオルフェーヴル肌とのパターンも相性を考えてみたいですね。

No.9 セコンドピアットの22

サラスの22は社台ファームの生産馬で、栗東・松永幹夫先生の厩舎所属予定の牝馬の募集馬です。
募集価格は4,000万円で、父はエピファネイア産駒です。

セコンドピアットの22は父エピファネイア×母の父ハーツクライ、半姉にトロワゼトワルがいる良血馬です。
この父と母の父の組み合わせからは父の代表産駒エフフォーリアが出ています。
エピファネイアの産駒については、以下の記事で分析を行っていますが、牡馬のねらい目配合として挙げているタイプと合致します。

ねらい目としてかなり一致度が高いものの、社台ファーム生産のエピファネイア産駒で松永幹夫先生の厩舎だと、同じくインゼルで出資している21産のマルモア(マーブルカテドラルの21)と要素が結構重複します。
それでもこの馬に勝負しに行っても良かったのですが、いろんな厩舎、いろんな牧場を体験したいという気持ちと、リピーターになるほどまだ松永生成も社台ファームを知らない、という観点で、深く分析するのはやめました。

マルモアに落選していたら、この馬に出資申込をしていたかもしれません。

No.10 スカイダイヤモンズの22

スカイダイヤモンズの22はノーザンファームの生産馬です。
所属は美浦の国枝栄先生の厩舎を予定しており、募集総額は4,000万円、父はアドマイヤマーズです。

母は米重賞馬で、父アドマイヤマーズは国内外のマイルG1を3勝しています。
両親のイメージ的にはマイルあたりに適性が向きそうです。

この馬については、分析しなかったというより、分析できなかったという方が適切です。
アドマイヤマーズがどのような配合が良いのか、つかめておらず考えきれませんでした。

アドマイヤマーズについて勉強し、後から振り返ったら「惜しいことしたなあ」と思うかもしれません。
ちょっと今時点で分析に至れませんでした。

No.11 シタディリオの22

シタディリオの22はノーザンファーム生産のSaxon Warrior産駒の募集馬です。
所属は栗東・藤原英昭先生の厩舎を予定しており、募集総額は3,600万円の牝馬です。

母はアルゼンチンでG1を勝利しています。
Saxon Warriorの産駒は初年度の2020年産から日本で走っていますが、今のところ苦戦しています。

藤原先生にはアッシュフォードでお世話になったものの、1戦して転厩しています。
Saxon Warriorの産駒には20年産のオストファーレン、21年産のトーマスフレアに出資しており、父の産駒への体験としても3年連続にしなくても良いかな、というところです。

こうした体験的な背景から、今回は深く分析しませんでした。
この血統で外国産馬でないのは魅力ですし、アルゼンチン牝系との相性も未知数ながらも楽しみですね。
これまでは欧州血統のSaxon Warrior産駒が多かっただけに、違った一面を見せてくれるかもしれません。

No.12 スターズアンドクラウズの22

スターズアンドクラウズの22はノーザンファームの生産馬で、オルフェーヴルの産駒の牝馬です。
所属は美浦の鹿戸雄一先生の厩舎で、募集総額は2,500万円です。

スターズアンドクラウズの22の半兄にはネビュルーズ(父:ジャスタウェイ)がおり、その馬もインゼルで募集されています。
厩舎も鹿戸先生で、横山武史ジョッキーを背に、新馬勝ちを達成しています。
優秀な牝系出身の楽しみな馬です。

オルフェーヴル産駒は近年はダートでの活躍馬が出ていますが、この配合からは芝に出てくるのではないかと思います。
私は2021年産でオルフェーヴル産駒のゴールデンリープに出資しており、オルフェーヴル産駒への追加出資は一旦様子見としています。もし出資するとしても、牡馬にしたいと思っています。

こうした状況から、この馬は深く分析しませんでした。
牝系からは牝馬やセン馬の活躍馬が出ており、この馬もその観点から期待ができそうですね。

No.13 ユイフィーユの22

ユイフィーユの22は詳細な分析を行っておりますので、ぜひそちらをご参照ください。

No.14 メイディーンの22

メイディーンの22についても、詳細な分析を行っておりますので、ぜひそちらをご参照ください。

No.15 マジックヒューマーの22

マジックヒューマーの22は外国産馬で、Catholic Boyの産駒の牝馬です。
所属は栗東の武英智先生の厩舎で、募集総額は3,500万円です。

父Catholic BoyはMore Than Readyの産駒です。
More Than Readyは母の父として日本ではナックビーナスやカフェファラオなどが出ているほか、日本で種牡馬入りしたストラクターもMore Than Readyを母の父に持ちます。
芝や北米のダートで活躍できるスピードを産駒に伝える血だと考えられます。

この馬も深く分析しなかったというより、できなかったというのが適切です。
また、ダート路線の牝馬はすでにインゼルでプロミストリープの22に出資していることから、路線重複を避けたいという気持ちがあり、ちゃんと勉強して分析する、という行動に至りませんでした。

今時点でインゼルは母馬優先をやると決まったわけではありませんが、関係血統を大事にしている印象ですから、先々やってくれるのではないか、という期待感があります。
そうしたとき、マジックヒューマーの22は母系に入って良い血がたくさんありますから、それを見越すと楽しみな要素が多い1頭だと思います。

No.16 デプロマトウショウの22

デプロマトウショウの22は詳細な分析を行っていますので、ぜひ記事をご参照ください。

No.17 アイリスフィールの22

アイリスフィールの22は詳細な分析を行っていますので、ぜひ記事をご参照ください。

No.18 エルパンドールの22

エルパンドールの22も詳細な分析を行っていますので、ぜひそちらをご参照ください。

No.19 エリザベスムーンの22

エリザベスムーンの22はチャンピオンズファームの生産馬です。
所属は栗東の清水久詞先生の厩舎を予定しています。
募集総額は2,600万円で、父はドゥラメンテです。

ノーベンバーローズの牝系出身の母で、牝系からの期待は大きなものがあります。
組み合わせ的には中距離馬のイメージでしょうか。

ドゥラメンテの産駒に出資をするならば、種牡馬入りが狙える牡馬から、と思っていたため、牝馬であるこの馬は深く分析しませんでした。
牡馬のアイリスフィールの22は未だに悩んでいます。

No.20 ソフトライムの22

ソフトライムの22についても、詳細は分析記事にまとめていますので、ぜひそちらをご参照ください。

まとめ

最後までご覧くださりどうもありがとうございました。

詳細な分析をしていない馬も、悪いと思っているわけではなく、見どころのある馬が多いと思っています。
割と自分の思考が、良いところ探しや、期待の最高値探しな傾向があるため、やはり最初に条件や方針を定めて、それに合致するところから分析していくというのが良さそうです。

n数1の活躍馬を探しに行くというのが一口馬主の面白さでもあると思うので、良いとこ探しと最高にかみ合えば、は今後も探していきたいところですね。

結論は近日に出したいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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