出資馬出走の振り返り
12月8日(土)と12月9日(日)にノルマンディーOCの出資馬が合計4頭が出走してくれました。
今回はその振り返りです。
出資馬一覧
12月8日(土)
12月8日(土)はノルマンディーOC所属のミリオンヒット、フォンメイリー、ディアイライザが出走してくれました。
ミリオンヒット
- 2歳未勝利
- 牝馬限定
- 中山 ダート 1,200m
- 良
- 鞍上:菅原明良騎手
- 着順:16着
- 01:16.4(4.4)タイムオーバー
- 3f:41.6
ミリオンヒットはデビュー2戦目、条件を芝からダートに変え、距離も1ハロン短縮した1,200m戦に出走しました。
鞍上はデビュー戦で3着に導いてくれた菅原騎手。
父アジアエクスプレス、母の父スマートファルコンという配合馬であり、この条件は理想的な条件だと考えられ、勝利を期待したレースでした。
しかし、結果は残念ながら16着、4.4差でタイムオーバーとなってしまいました。
好スタート好ダッシュを決めて先行するものの、400mあたりから徐々に失速。
4コーナーを回ったときにはすでに余力がない感じでした。
レースは前半3fが33.9秒、後半3fが38.1秒とハイペースな展開。芝スタートのダートスプリント戦であるため、この展開は珍しいわけではないのですが、ミリオンヒットにとってはタフな流れだったと思います。
ミリオンヒットは前走は芝1,400m戦で最初の3fを逃げて37.4秒で通過。これが一気に33.9秒で逃げ馬が走るレースですから、このギャップは大きかったと思います。
ダートに入って失速した印象はあるものの、ペース的なしんどさも影響したのではないかと考えています。
この距離で走り続ける場合、こうした流れにも対応できるようになりたいところではあります。
タイムオーバーでの敗北にはなってしまいましたが、デビュー2戦目でこの流れを体験することができたのは、キャリアにプラスだったと思います。
芝、ダート、どちらの路線に行くかはまだここからの判断だと思いますが、いずれにしてもローカルの平坦なコースが向きそうな印象。
ダートの場合は乾いた馬場よりは脚抜きの良い馬場の方が成果が期待できそうな印象でした。
出走制限明け、一回り成長した走りを見れることを期待します。
フォンメイリー
- 3歳1勝C
- 混合
- 中京 ダート 1,400m
- 良
- 鞍上:永島まなみ騎手
- 着順:6着
- 01:25.9(1.9)
- 3f:38.2
フォンメイリーは中2週で距離短縮でのレースとなりました。
結果は6着で、2戦ぶりに一桁着順となりました。
このレース、フォンメイリーは最初の3fは35.4秒。
大敗した過去2戦は34.9秒と34.8秒。その2戦は東京、かつ1,600m戦であることを踏まえると、距離も短くなったことに反してペースを落とすことができています。
このペースで競馬をできたこと、距離を短縮したこともあって、最後までよくがんばってくれていましたね。
無理のないペースでの先行は、厩舎からの指示だったとのことですし、その指示通りにコントロールし、最後まで粘らせてくれた永島騎手の手腕はさすがでした。
ただ勝ち馬との差は大きいですし、崩れないながらも、勝つのは厳しいレースでした。
ここまで通算21戦、二桁着順は3度だけと、ずっと安定して頑張り続けてくれています。
年が明けると6歳になる牝馬ですから、もう一花は期待しつつ、無理せずがんばってほしいですね。
ディアイライザ
- 2歳未勝利
- 混合
- 中山 芝2,000m
- 良
- 鞍上:長浜騎手
- 着順:9着
- 02:02.5(1.2)
- 3f:36.6
ディアイライザも中2週、距離延長でレースに臨みました。
結果は1.2秒差の9着に終わっています。
ゲートは決めたものの、追走力の差から道中は中団から後方に位置する流れとなりました。
枠順的にも後方外目で、コース形状的にはやや厳しい位置取り。
4コーナーから加速をして上がっていくも外を回る展開になり、最後は坂でやや止まり気味になって伸びきれないという流れでした。
小回りの4コーナー戦ともなると、追走力があって前目に行ける力が求められます。
そこがついてくるとロスなく勝負できる位置になるため、今後の成長に期待したいところです。
スタート直後の加速力などからも、まだ馬力が不足している印象で、コーナーと坂の様子からも、力強さも成長に期待したい部分です。
それでもスリーアウトのない2歳期間で4戦経験できたことはとてもありがたいことです。
ここまで8着以内は1度もないので、ここから先はまず何とか8着以内に入ることから期待したいところ。
使って徐々に成長してくれていると思いますし、3戦目の東京競馬場での走りはすばらしいものがありました。少し間が空くと思いますし、ここで、一回り大きくなってもらって、3歳の飛躍が楽しみです。
追走力と馬力がついてくれば、4コーナー戦で成果を残してくれそうですね。
12月9日(日)
12月9日(日)はノルマンディーOC所属のブリッツクリークが出走してくれました。
ブリッツクリーク
- 3歳以上1勝クラス
- 混合
- 中京 ダート 1,400m
- 良
- 鞍上:秋山稔樹騎手
- 着順:7着
- 01:26.8(1.3)
- 3f:39.8
ブリッツクリークは中央復帰初戦を迎えました。
門別で2連勝を決めてから2か月と少し、復帰した舞台は故障した中京の1,400m戦ということで、内心不安に思いながらのレースでした。
好スタート好ダッシュから先行し、好位で競馬を進めるも、7着に終わっています。
まずは無事に帰ってきてくれてよかったと思います。
今回のタイムは1:26.8で、故障前に走ったときは1:26.3なので、タイムは落としてしまっています。
斤量は当時が53kg、今回が57kgで、その差はあるものの、2歳12月と3月12月ですから、時計は更新してほしかったという気持ちはありますね。
門別と中央とでは、ダートの砂質が異なるため、単純比較はできませんが、最初の3fの時計は大幅に早まっています。
久々の中央ダートのペースに、馬が消耗してしまった可能性はあるのかな、と思います。
また、馬が成長したことで、脚質もやや変わっている様子もあって、追走ペースがもう少し緩くなる4コーナー戦の方が良さそうな印象を受けるレースでした。
とはいえ、復帰1戦目ですし、この流れを久々に経験したことで、馬自身もピリッとしてくるのではないかと思います。
門別でとても良い競馬をしてくれていましたし、馬が成長しているのは間違いないと思います。古馬になってもっと良いと思いますし、年明けの活躍が楽しみです。
まとめ
4頭ともよくがんばってくれていましたが、掲示板に入ることはできませんでした。
翌年に期待できる要素も多かったですし、線で見てよかった、と言えるようなレースになっていると思います。今後に期待です。