インゼルTC 2023年度募集馬分析 No.13 ユイフィーユの22

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インゼルTC 2023年度募集(22年産) 募集馬の分析

プリュスの22に続いて、ユイフィーユの22について分析します。

方針や前記事は以下よりご参照ください。

注意事項 ご了承ください

本分析は募集馬の活躍を保証するのものではございません。
出資などの最終のご判断はご自身にご決断ください。
また、私の主観による分析ですので、読者の皆様にとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、ご了承ください

参考図書

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No.13 ユイフィーユの22

ユイフィーユの22 概要

ユイフィーユの22は三嶋牧場の生産馬です。
母はキーファーズ所有馬で、母の産駒はこれで3年連続での募集となりました。
なお私は過去2年とも申し込んでいるのですが、いずれも抽選で落選しています。

母ユイフィーユは池江泰寿先生の厩舎で15戦1勝。
1,800mを中心に走り、15戦中9回掲示板に入るなど、勝ちきれないながらも大崩れしない走りを見せました。
ユイフィーユはSchwarzgoldから連なるドイツS牝系出身で、世界的に大成功しています。
日本においても、スターズオンアース・ソウルスターリングの牝系、シュネルマイスターやサリオスの牝系、ブエナビスタやマンハッタンカフェの牝系など、様々な系統が大きな成果を残しています。

ユイフィーユの初年度産駒のミカヅキは残念ながら中央では6戦未勝利。三嶋牧場所有となり、地方競馬での現役続行となっています。
2番仔で、本場の全兄にあたるロイドールはまだデビュー前です。
ユイフィーユの繁殖としての能力はまだ未知数ですが、ディープインパクト産駒の牝馬としては雄大な馬格を持ち、それを産駒に伝えており、そこは魅力的な点だと言えます。

所属は栗東の池江泰寿先生の厩舎を予定しています。
前述の通り、母ユイフィーユを管理されていたのは、池江泰寿先生です。
ミカヅキは四位先生、ロイドールは武幸四郎先生ですから、ここで初めて母子共通の厩舎所属となります。

池江泰寿先生は超一流の調教師で、ここ15年でリーディングトップ10を逃したのは2021年のみ。常にトップを走っていらっしゃいます。
ドリームジャーニー、オルフェーヴルの兄弟を管理し、とてつもない成果を残されただけでなく、牡馬クラシックに毎年のように管理馬を出走させています。
インゼルTC所属で2023年9月時点で、唯一複数賞をあげているオーサムリザルトも池江先生が管理されています。
池江先生の厩舎の馬に出資をするのは、私の夢の1つです。

ユイフィーユの22 配合の分析

父レイデオロはホープフルS・日本ダービー・天皇賞秋などG1を3勝した競走馬です。
サンデーサイレンス全盛時代、かつ同期に古馬になっても強かったアルアイン、スワーヴリチャード、キセキがいますから、その中でサンデーサイレンスの血を持たずに世代の頂点に立ったことはすごいことです。

レイデオロは2歳でホープフルステークスを勝つ仕上がりの良さを見せつつ、古馬になっても天皇賞秋を勝利するなど、成長力も見せています。
2023年に初年度産駒がデビューしましたが、秋競馬になってから成果を上げ始めています。
これは夏のフラットなローカルの馬場より、中山や阪神が良く、路線的にも中距離やダート競走が充実し始める秋が成果が出やすいということなのだと考えられます。

それはつまり、レイデオロが馬力とスタミナを産駒に伝えるタイプの種牡馬であり、軽いスピードで勝負するタイプではないということだと考えられます。

活躍している産駒は、Mr.Prospector×Nureyev×RobertoによるNashua≒Nantallahの増強で力強さを引き出したタイプや、Nureyev≒Sadler’s Wellsの3/4同血のニアリークロスで力強さとスタミナを引き出したタイプが見られます。

注目されていたウインドインハーヘアのクロスについても、2頭が勝ち上がっています。
ウインドインハーヘアはHyperionとBustedのスタミナを母系から引きつつ、Alzaoのフランス的な大箱の直線向きのキレとストライドを持った繁殖牝馬です。
ウインドインハーヘアのクロスはスタミナを生かす観点でレイデオロと一致します。
力強さを強化するタイプではなく、ディープインパクト肌の繁殖が小柄なこともあって、パワー不足が発生してしまうことで、期待されたほどの成果を残せていないのだと考えられます。
舞台が東京や京都に移ったとき、ウインドインハーヘアのクロスを持つ小柄なレイデオロ産駒、それも牝馬が躍進する場合、産駒傾向が2つに分かれることを念頭に置くことになるでしょう。

ユイフィーユの22は、母が馬格のあるディープインパクト産駒だったこともあって、十分なサイズを持って生まれました。
馬体の様子も全兄のロイドール以上にパワー型に見え、レイデオロの産駒として中山・阪神での活躍が見込めるタイプだと考えられます。

Nashua≒Nantallahの増強や、Nureyev≒Sadler’s Wellsのニアリークロスも持っていませんが、ウインドインハーヘアの名牝クロスを持つことは魅力と言えます。
ユイフィーユはデインヒルの血を引きますが、デインヒルは母系にBuckpasserの血を持ちます。
Buckpasserは北米的な力強さとスピードを産駒に伝える要素で、力のいるダートや急坂で成果を残すうえで効果的な血です。

ウインドインハーヘアのクロスと雄大な馬格を持ち、力強さを増強するクロスを持っていることから、レイデオロ産駒の好配合馬だと私は考えます。

ユイフィーユの22 まとめ

馬格は十分で、歩様も力強さがあって良いと思いました。
厩舎も母と所縁があるだけでなく、超一流の池江泰寿先生。
配合も魅力的に映ります。

毎年応募して落選しているのですが、ユイフィーユの仔に3年連続3回目の申し込みを行いたいと思います。
今年は当たるとうれしいのですが、果たしてどうなるか……

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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