シルクHC 2024年度募集
北海道ではシルクHCの募集馬見学ツアーが開催され、SNSでは見学者の様々な声があがっていますね。
出資申込締め切りも8月2日金曜日の17時と迫り、私も余裕をもって出資申込を行いたいと思います。
ここまで、種牡馬ごとに分析を行ってきました。
今回はその検討を踏まえて、最終的に出資申込を行いたい馬を6頭選びました。
本記事では、出資したいと思ったポイントの整理と、改めて魅力の紹介を行います。
また、昨年の一次募集の結果や収支プラスラインなどについて整理しておきたいと思います。
YouTube動画版は以下よりご視聴いただけます。ぜひそちらもご覧ください。
募集馬の分析 注意書き
本分析は私シオノゴハンが個人で行っているものであり、募集馬の活躍を保証するものではございません。
出資などの最終判断は、ご自身にて実施をお願いいたします。
ご了承くださいますようお願いいたします。
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23年度募集を振り返る

2023年度募集から新入会の制度や、頭数制限などが始まり、募集における総口数は大幅に減少しました。
2023年の満口頭数は66頭。募集頭数は昨年と比較して増えているため、満口率は2024年はさらに下がる可能性が高いでしょう。
抽選時優先権が200口を超過した馬は全体の44%でした。
新規入会者数が退会者数を下回る場合、一般抽選の可能性がある馬も昨年より増えると考えられます。

必要実績について、昨年は実績50万円を持っていると約3割の馬に実績枠で出資することができました。
今年もこの傾向が続くとは思うのですが、2023年募集はアーモンドアイの22やプリモシーンの22など、高額募集馬も多数いました。
募集価格も上昇傾向であることを踏まえると、必要実績額は上昇する可能性があります。
ややこしい話ですが、募集頭数増加や制度整備の関係上、低い実績でも出資できる馬の母数そのものは増えると考えられます。
実績50万円の持つ価値のニュアンスが若干変化するだろう、ということです。
昨年の傾向と今年の傾向予想は行うものの、全体の様子を見る以上に、自分の出資したい馬の人気動向が重要なので、気にして気にしすぎないほうが良い領域だと考えます。
シルクHCでの活動実績

現在、シルクHC、ノルマンディーOC、インゼルTCの3クラブに加入していますが、赤字が最も出ているのがシルクです。
アッシュフォードが高額募集馬ですが、シルクの募集馬に対しては全体的に安価な馬に出資している傾向です。
出資申込費用が若干低いことや、3歳未勝利引退が多いことで維持費が少ないため、G1を複数勝つような馬が出ると、赤字解消の可能性はあります。
入会初年度の18年産から、21年産までの4世代で6頭出資し、勝ち上がりは1頭です。
これはシルクの平均勝ち上がり率を大きく割っています。
2024年2歳世代の3頭がすべて3頭勝って平均に届きます。
ぜひそうなってほしいと思いつつ、1つ勝つことの難しさを毎年実感しています。
これは毎年の目標ではありますが、こうした背景も含め、G1を勝つ馬に出資したいと思っています。
趣味としての続けていくうえで、夢を持つということと、収益的な側面の両方の意味合いでそう思っています。

実績として活用できるのは直近3世代です。
20年産から22年産の出資馬の実績は約50万円ほど持っています。
前述の全体傾向から見ると、実績での出資可能性はなくはないラインです。申込口数動向には注目です。
21年産は抽選時優先権でインヘリットデールの21、インファイターに申し込んで落選しています。
こうした経緯もあって、実績ウェイトが大きいのは20年産と22年産。
20年産の有効期限が今年までですから、23年産で出資実績をとれるかどうかが次年度以降の活動に大きく影響します。それも踏まえて出資口数調整は行いたいと思います。
収支プラスを想定する

これも意識して意識しすぎない話ではありますが、収支プラスをめざせるラインです。
一口馬主の支出は馬の出資代と維持費、加えて月会費などがあげられます。
維持費は預託料と保険料で、ざっくり年間700万円(割る前)くらいで私は計算しています。
出資代と維持費の合計値の1.67倍になる獲得金が得られると、収支プラスを達成できます。
これはざっくり獲得金の約64%が分配金になることからの逆算で、シルクの平均募集価格でいけば、1億2,000万円ほどの獲得金はほしいところです。
とはいえ、そのレベルまで稼いでくれる馬はそうそういませんし、突き抜けて2億、3億と稼ぐ馬もいますから、意識して意識しすぎないというのはそういう部分です。
趣味として楽しく持続していくために、どのラインまでお金を出し続けられるか、は意識したいところです。
前提が長くなりましたが、こうしたことを意識して出資申込を行いたいと思います。
出資申込を行った6頭の紹介
すでに出資申込は実施しました。
抽選時優先権を使用する馬をどの馬にするか、最終調整の段階に入っています。
7月29日の22時時点ではインヘリットデールの23にその権利を設定しています。
- イストワールファムの23
- キタサンブラック産駒 牡馬
- ミスベジルの23
- キズナ産駒 牡馬
- アーデルワイゼの23
- コントレイル産駒 牝馬
- トロシュナの23
- シルバーステート産駒 牡馬
- バラーディストの23
- サートゥルナーリア産駒 牡馬
- インヘリットデールの23
- ポエティックフレア産駒 牝馬
以下、個別に魅力や出資理由などをまとめていきます。
イストワールファムの23

イストワールファムの23、所属は美浦の奥村武先生の厩舎を予定しています。
母イストワールファムは中央で4勝をあげています。いずれも1,800m戦で勝利しており、長めのマイラーです。
4勝をあげる競走馬というのは、世代でも上位10%に入る実力馬ではないでしょうか。
獲得賞金額で言えば、世代の上位4%に入っています。
アンティックバリューの名牝系出身で、その中でも最も成果が出ているベガの枝です。
所属予定の美浦の奥村先生の厩舎の代表馬にはノースブリッジやキミワクイーンなどがいます。
シルクではクールキャットを管理されています。

イストワールファムの23はキタサンブラック産駒として、とても楽しみな好配合馬だと思います。
まず、サンデーサイレンスのクロスを持ち、Glorious Songを通してHaloのクロスも発生しています。
芝での素軽いスピードは期待ができるでしょう。
こうした柔らかな要素に加えて、母イストワールファムがSadler’s Wells=Fairy Kingの全兄弟クロスを持ち、引き締める要素も十分持っています。
そこにトニービンの血も入るため、直線の長いコースで長く良い脚を発揮してくれることに期待が持てそうです。
これらの要素を持つことは、イクイノックスとも共通しており、成功につながるポイントを押さえていると考えられます。
4代母にベガを持ち、近親にハープスターのいる血統ですから、大箱の大舞台での活躍は想像しやすいところです。
母は長めマイルで4勝、母の父ローエングリンはマイラーですから、期待できる要素の揃った存在だと思います。
イストワールファムの23は募集時の馬体重が400kgを下回っている小柄な馬です。
手術などもあり、ここまで順調とは言いにくいものの、成長の余地はあるでしょうし、晩成傾向の馬だと思います。
クラシック路線に間に合うかは悩ましい印象を受けますが、古馬路線で飛躍が期待できそうで、楽しみな存在です。
抽選時優先権ももちろん検討しますが、一般枠でもチャンスがありそうです。
動向を見守り判断したいと思います。
ミスベジルの23

キズナ産駒のミスベジルの23です。
所属は美浦の木村哲也先生の厩舎を予定しています。
母ミスベジルは北米で走った競走馬で、3歳牝馬ダート路線のG1競走で3着に2度入る活躍を見せています。
近親に米年度代表馬が2頭いる良血馬で、勢いのある牝系の出身です。
所属厩舎はシルクHCで大きな成果を残し、信頼も厚い木村哲也先生。
この馬にかけられている期待はとても大きなものでしょう。

配合も魅力的で、背景も含めて期待できると思います。
サンデーサイレンスの柔らかな要素を引き出すことはプラスだと考えられます。
母の父Medaglia d’OroはSadler’s Wells系統ながら北米で大きな成果を残した名種牡馬です。
その父El PradoがSir Ivorの血を持っており、Haloとのニアリークロスが発生し、素軽いスピードを底上げしてくれるイメージです。
そこにSadler’s Wellsの祖母Specialのスタミナ要素が入るので、軽いだけにならさそうなのも好印象です。
Mr.Prospectorの血とキズナは好相性ですが、その中でも柔らかなスピードを持つタイプが理想的。
Quiet Americanは日本適性の高いスピードを持つFappianoの系統で、異系のスピードと柔らかさを強化する強烈なニアリークロスを持っています。
キズナ産駒に取り入れたいMr.Prospectorの血において、特に好相性が期待できるでしょう。
先ほども説明した通り、2頭の米年度代表馬を輩出した勢いのある牝系。背景も魅力的です。
どちらかと言えばダートではないか、という印象を受けていますが、昨今の国内、海外のダート路線の選択肢を見るに、それもマイナスではないと考えます。
Specialの血が入りますが、大味な競馬をするタイプになるのではないか、と思います。
キズナ産駒の牡馬としてはシュッとした印象を受け、スピードとキレというイメージを私は受けました。
成長の余地がまだありそうな印象で、早期デビューというよりは年内デビューで進めていきそうなタイプでしょうか。
人気状況からみると、私の実績では抽選時優先権が必要な存在です。ここは最後まで悩むと思います。
アーデルワイゼの23

コントレイル産駒のアーデルワイゼの23です。
厩舎は美浦の高柳瑞樹先生の厩舎を予定しています。
母アーデルワイゼはシルク所属で中央2勝。
上がり最速を複数回記録する末脚が鋭い競走馬でした。
アグサンの牝系で、近親にはブエナビスタのいる良血馬です。
所属の高柳瑞樹先生は、スターズオンアースで牝馬2冠を達成されるなど、近年実績を伸ばされています。
アーデルワイゼの23は小柄な馬格で、パワーというよりキレというタイプになりそうな印象です。
父コントレイルも馬体重460kg前後でしたし、その父ディープインパクトは440kg前後でした。
アーデルワイゼの23がキレるタイプの牝馬となる場合、小柄であることは必ずしもマイナスではなさそうです。

アーデルワイゼの23の配合は、私の考えるコントレイル産駒注目の配合パターンに合致します。
まず、サンデーサイレンスのクロスを持つことが魅力に映ります。
そのうえで、母の父エイシンフラッシュが欧州要素をかなり強く持った競走馬であることも魅力です。
フランス的な要素と、ドイツ的な要素を兼ね備え、キレとスタミナを両方持っているイメージです。
エイシンフラッシュも末脚の鋭い競走馬でしたし、母も末脚の鋭いタイプでした。
こうした要素はコントレイルに取り入れたい部分です。
牝系はブエナビスタなどを輩出したアグサンの系統。
祖母アーデルハイトはアグネスタキオンとCaerleonの血を引いており、それらはストライドを伸ばして柔らかなキレを伝えるイメージの血ですから、それが入るのも魅力です。
牝馬ですし、柔らかさを生かした鋭い末脚を見せてくれるとうれしいですね。
検討中の人数がツアーを経て伸びており、実馬の印象が良かったのではないかと見ています。
抽選時優先権を使用して申し込む人が多いか、一般枠だけの勝負か読めない1頭で、ここも動向を見て最終判断となると思います。
トロシュナの23

トロシュナの23です。
父シルバーステートということで、ここまで説明していない募集馬です。
所属は美浦の大竹先生の厩舎を予定しています。
父シルバーステートは2022年に種付け料が大幅にアップし、種付け頭数も全種牡馬最多の200頭となった競走馬です。
初年度産駒が2歳戦で活躍するところを見て一気に伸ばしたところで、注目の世代です。
産駒は中山を得意とし、小回りや内回りも得意という母系のRobertoの影響を受けた種牡馬と表現して良いでしょう。
その方向性に能力を伸ばせる配合が良い傾向で、Roberto、Mr.Prospector、Specialの血を好相性。
後躯を強化するDanzigのクロス発生もプラスです。
母トロシュナはサンデー所属の競走馬で中央2勝。
1,400mと1,600mで勝利しています。
スーヴェニアギフトの牝系で、母のきょうだいには重賞馬のデアレガーロのほか、4勝以上あげた馬が4頭います。
牝系でも活躍馬が増えており、勢いがあります。
Roberto系は競走馬としては牡馬優勢ですが、シンボリクリスエス肌の繁殖が成果を残しているように、繁殖としては成功する馬が多くいる印象で、そういった意味でトロシュナには期待が高まります。
厩舎は美浦の大竹先生。
トロシュナの23は1月生まれの小柄な牡馬ですが、大竹先生は馬を大きく育てる印象のある先生で、相性が良さそうです。

シルバーステート産駒は父の良さをそのまま伸ばしていくのが良いのではないかと考えています。
本馬の配合は、父の魅力をそのまま伸ばしてくれそうな印象のある、相似配合です。
まず、サンデーサイレンスとSilver Hawkのクロスを3×4でそれぞれ持っています。2つあるので、きつめのクロスですが、これは私には魅力に映りました。
母トロシュナは母系にMr.ProspectorとNureyevの血を持ちます。
この血が入ることで、Roberto、Mr.Prospector、Specialの血を同時に持つこととなります。
Robertoのクロスが発生しつつこの要素が加わることで、力強く小回りや内回りを駆け上がるイメージが強まります。これは父の産駒傾向にも合致します。
強めのクロスが発生するなか、祖母スーヴェニアギフトのラインのみ、Hail to Reasonの血が入らない4分の1異系の組み合わせになっています。
Hail to ReasonはHaloやRobertoの父に該当する血で、この配合においても最も強い要素ですから、そこに抜け道があるのは良いと思います。
牝系はスピード能力が高い印象で、日本のスタミナ血統や、欧州の中距離と組み合わせてもスピードを発揮する産駒がいるのが特徴です。
これらの要素から、中山競馬場でスピードを発揮して活躍してくれるのを期待しています。
検討数の状況からは、一般枠でも出資できる可能性がありそうです。
抽選時優先権で複数口を取りに行く、という動きもしやすそうです。
バラーディストの23

サートゥルナーリア産駒、バラーディストの23です。
所属は栗東の吉岡先生の厩舎を予定しています。
母バラーディストはシルク所属馬で、ダート4コーナー戦を3勝しています。
祖母バラダガールはアルゼンチンの生産馬で、G1競走を2勝した名牝です。
バラーディストの半きょうだいには、サトノフラッグとサトノレイナスがいます。
サトノフラッグは弥生賞を勝利し、レイナスは重賞勝利こそありませんが、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で2着があります。
クラシックから活躍できる仕上がりの良さを産駒に伝えるイメージの牝系と表現して良さそうです。
所属予定は栗東の吉岡先生の厩舎。
私はノルマンディーで出資しているノーブルロジャーでお世話になっています。
2020年に栗東で開業され、先日ブローザホーンで宝塚記念を勝利し、初G1勝利を達成されています。
吉岡先生の厩舎である、というだけで私は出資理由として十分だと思えるほど、私はすっかりファンになってしまいました。
サートゥルナーリアが2歳のころ、調教助手として育成に携わられていたとのことで、その関係性は期待できる要素だと思います。
すでに馬体重442kgで、馬格も十分な印象を受けます。早期から動ける南米血統の要素を受け継いでいるのだと思われます。
母の初仔ですが、それを気にする必要のないサイズや雰囲気を持っていますね。

バラーディストの23は、サートゥルナーリア産駒の配合としてかなり楽しみな1例だと思います。
ハーツクライは母の父として、サートゥルナーリアと好相性になるだろうと想像しています。
サンデーサイレンスの系統であること、トニービンの血を持つこと、中距離馬であることがその理由です。
サートゥルナーリアはNorthern Dancerの血が濃い馬で、引き締めるより柔らかくすることを意識したいタイプでしょう。
まず、サンデーサイレンスのクロスが発生することで、芝適性やスピードを底上げすることが期待できます。
そこにトニービンやNasrullahの血が入ることで、ストライドを伸ばして直線で伸びる力を促進。
大箱適性が上がると思います。
こうした芝の大箱で期待できる要素を整えつつ、母バラーディストがNorthern Dancerの血を薄くしか持たないのも魅力です。
引き締める要素や仕上がり的な部分はそう多くないものの、母が南米出身で、半きょうだいがクラシック路線で成果を残しており、早期から行ける可能性は十分あると思います。
厩舎も含め、かなり楽しみな要素が揃った1頭だと思います。
馬格もあって、今回の募集における人気上位の1頭です。
私の実績では、抽選時優先権でしか出資可能性のない募集馬でしょう。
ノーブルロジャーで吉岡先生にお世話になっていますし、ぜひ申し込みたい1頭です。
ただ、抽選時優先権でも当選できない可能性が高い馬でもあり、本当に悩ましいですね。
動向を見て決めたいと思います。
インヘリットデールの23

最後に、ポエティックフレア産駒のインヘリットデールの23です。
ポエティックフレアは記事で扱っておりませんので、この記事で始めて説明します。
ポエティックフレアは欧州のスプリント、マイルで活躍した競走馬です。
3歳のマイルG1競走である2,000ギニーにイギリス、フランス、アイルランドで出走し、そのままセントジェームスパレスステークスに出走するタフさを見せました。
その4戦のうち、2つを勝利し、世代屈指のマイラーであることを示しています。
仕上がりの早さ、頑健さ、競走能力の高さを示しています。
ポエティックフレアの父Dawn ApproachもGalileoの系統で活躍馬を増やしている種牡馬で、現役時代はスプリント、マイルで活躍しています。
母の父ロックオブジブラルタルも欧州のスプリント、マイルで活躍した競走馬で、ミッキーアイルの母の父としても知られています。
Dawn Approachもロックオブジブラルタルも、スプリント大国の豪州でも成果を上げている種牡馬です。
こうした血統背景を持つポエティックフレアは、欧州や豪州のマイル以下の要素を産駒に伝えてくれる存在になりそうです。
対して母インヘリットデールは、日本の芝中距離に適した血統背景を持つ競走馬でした。中央の芝2,000mと1,800mで勝利をあげています。
ラスティックベルの牝系で、ノームコアやクロノジェネシスの姉妹、フサイチリシャールなどのG1馬を輩出しています。
高いスピード能力を持った牝系という印象で、サンデーサイレンス以外の血でも日本の芝で成果を残していることが特徴です。
厩舎は栗東の高野友和先生で、私はリンドラゴでお世話になっていました。
リンドラゴは現在は転厩していますが、私の一口馬主初勝利はリンドラゴで、そのときの所属が高野先生の厩舎でした。
厩舎でしっかりと鍛えてくださる印象で、脚元が丈夫な馬に合致する厩舎というイメージです。

インヘリットデールの23の配合を見た時、前に行って粘れそうな印象を受けました。
父系はGalileoで、母の父がルーラーシップ。
ルーラーシップがNureyevやトニービン、ノーザンテーストの血を持ちますから、粘り強い要素をかなり引き出せている印象です。
ポエティックフレア自身も前に行ってスタミナで押し切るタイプの競走馬でしたから、この要素を強化するのは方向性として良いと思います。
母の父がルーラーシップというのは、粘り強さの要素だけでなく、中長距離馬という体質的な面でもプラスでしょう。
加えて日本の芝中距離適性が極めて高いサンデーサイレンスが入るのも魅力的です。
日本の芝マイル、中距離適性の底上げに期待ができます。
欧州や豪州のスプリントやマイルは、パワー型な傾向があり、そこを緩めることでスピードの底上げが期待できます。
父中距離×母豪州スプリントという組み合わせで成果が近年出ているように、その逆の形になっている本馬も、緩めてスピードを底上げできているのではないでしょうか。
牝系はスピードがありますし、欧州血統との相性も証明済みです。
先行して押し切る競馬に期待ができますし、こういうタイプは阪神のG1競走に強いと思います。
そこに高野先生ですから、夢は見られる存在だと思います。
この馬も人気を伸ばしている1頭で、抽選時優先権での出資が必要となる馬だと思います。
思い入れのある厩舎ですし、早期から大きな夢を見せてくれそうな存在ですから、抽選時優先権を使用したい1頭です。
まとめ

私は3クラブすべてで一口馬主の趣味充実をはかっていきたいと思っているので、他クラブともバランスをとりながら出資していきます。
その中で、今回のシルクHCの募集では、出資申込をする馬を6頭まで絞りました。
抽選時優先権を使用しないと出資できなさそうな馬と、一般抽選や実績でも可能性がある馬がいます。
どの馬も重賞、G1競走で活躍を期待できると思って選んでいますから、活躍がとても楽しみです。
あとは、うまく出資できるかどうか。
今後の動向を見守りながら、抽選時優先権を使用先の結論を出したいと思います。
抽選時優先権追記

悩みましたが、抽選時優先権はインヘリットデールの23に使用します。インヘリットデールの仔に使用するのは1年ぶり2回目ですね。
イストワールファムの23とトロシュナの23が最終中間で名前があがらず、一般抽選での当選可能性があります。
そこへの当選を期待しつつ、抽選時優先権を使用しないと当選ができない見込みのインヘリットデールの23に権利を使用します。
バラーディストの23と最後まで悩みましたが、一般枠当選可能性のある2頭と、抽選時優先権の当選可能性など総合的に考えてこちらにしました。
当選できますように。