シルク募集に向けて 新種牡馬‐サトノダイヤモンドを考える

一口馬主
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新種牡馬‐サトノダイヤモンドについて考える

 先日、YouTubeでも公開がありましたが、シルクホースクラブの2021年度募集がもうすぐ開始されます。今年の募集馬には新種牡馬が何頭か含まれており、募集開始までにそれぞれについて考えていこうと思います。

 今日はその第一段として、サトノダイヤモンドについて考えていこうと思います。

この記事はこんな人にオススメ

  • 一口馬主を始めようか悩んでいる人
  • 一口馬主を始めることは決めたけれど、どのクラブにしようか悩んでいる人
  • すでに一口馬主を始めていて、同じ馬や同じクラブで出資している人
  • シルクホースクラブの20年産駒募集で出資を検討している人

並みのサラリーマンの一口馬主ライフってこんな感じか、と思ってもらえたらと思います。

サトノダイヤモンドの現役時代

 サトノダイヤモンド菊花賞・有馬記念などG1レースを2勝。3歳クラシック路線では、皐月賞3着、日本ダービー2着と、早くから活躍しました。古馬になってからはG1勝利となりませんでしたが、阪神大賞典・京都大賞典を制しています。凱旋門賞にも挑戦しましたが、結果は15着に終わっています。

 現役時代の所属は栗東の池江泰寿厩舎、生産はノーザンファームです。全18レース中、14レースで鞍上をルメールジョッキーが務めました。

 同期にはダート路線で活躍したゴールドドリームケイティブレイブがおり、芝路線ではマカヒキファインニードルレインボーラインがいます。

 一つ上の世代にキタサンブラック(G1を7勝)・サトノクラウン・シュヴァルグラン、一つ下の世代にスワーヴリチャードなどがいて、古馬になって勝てなくなったのはそのあたりも要因としてあるのかな、というように思います。古馬で勝つのはとても難しいことです。

 上がり3F最速を8回、上位3位内を12回と、末脚勝負なタイプです。ただ、後方一気というわけではなく、好位追走からの速い上がりで勝つというタイプです。キタサンブラックに勝利した有馬記念でも、3,4番手あたりからとらえています。右回りの小回りに良績が多く、坂に左右されないあたり、前目にいても脚をためることができ、瞬時に加速して一瞬のキレ味勝負に持ち込めるタイプだったのでしょう。位置取りがやや後ろになってしまったレースでは勝てていません。

サトノダイヤモンドの配合 

 サトノダイヤモンドは父ディープインパクト、母マルペンサ、母父Orpenという血統です。

 父ディープインパクトは言わずと知れた歴史的名馬・名種牡馬です。現在まで9年連続種牡馬リーディング1位を獲得しています。

 母マルペンサはアルゼンチンG1を3勝した活躍馬。

 母父のOrpenはDazig系種牡馬で、2歳の1200mG1を勝利。3歳時はマイル路線を走りました。

※ディープインパクトとOrpenについてはPOG記事でも少し触れているので、そちらをご参照いただけると嬉しいです。

 この両親の組み合わせだと、Haloの3×(4×6)のクロスが発生し、かなり濃いHaloクロスを持つことになります。同時にNorthen Dancerを5×(5×5)も同時に生じており、きつめのクロスを持っていることがわかります。また、Orpenの母Bonita FrancitaはNatalmaの孫にあたるので、Natalmaの牝馬クロスを強く持ちます。

 Bonita Francitaはおもしろい牝馬で、姉にCoup de Folie(父Halo)を持ちます。Coup de FolieからはMachiavellianが出ています。Machiavellianは世界的に活躍している種牡馬ですし、非サンデーでHaloを伝える馬として重要な馬です。非サンデーでHaloを伝える馬でいうと、名牝Glorious Songがいますが、Bonita Francitaの母父Devil’s BagはGlorious Songの全弟にあたります。つまり、非サンデーでHaloを現代競馬に伝えていくのに魅力的な要素をかなり持っている牝馬と言えそうです。

 また、OrpenはDazig系スプリンターであることから、産駒にスピードと早熟な成長力を産駒に伝えます。Orpenは、Danzigらしい成長の早さとスピードを伝えつつ、サンデー系種牡馬とはHaloの加速力とスピードを伝えるBMSとして考えてよいのではないかと思います。

 こうした配合を行ったことで、サトノダイヤモンドは3歳のクラシック路線から活躍し、かつ小回りの末脚勝負で大きな成果を残したのではないかと思います。左回りや古馬になってからなかなか勝てなかったもの、裏を返せば早熟になってしまったがため、とも考えられます。(それでも十分に強かったですが)

どんな配合の産駒を狙うと良いのか

 要素を強化するか、緩めていくか、そのどっちが走るんだろうか、というのが悩ましいものです。私も勉強中なので、なんとも言い難いのですが、2通り考えられると思っています。

  • Bold Ruler系・Nasrullah系が強い馬とかけあわせる
  • Mr.Prospector系が強い馬とかけあわせる
  • Halo的な要素を持つ馬をかけあわせる

 現代の競馬においては、Northen Dancerを回避することはほぼ不可能で、Northen Dancer系の要素は引き継ぎつつ、そのほかをどうするかを考えるのがポイントかと思います。

 Bold Ruler系・Nasrullah系を掛け合わせる意図としては、サトノダイヤモンドにその要素が薄いからです。※この時、Blushing Groom系でNasrullah系を入れていくと、Haloの要素を強化されます。私としては、Bold Ruler系の軽さと速さが掛け合わさったほうが魅力的だと思っており、A.P.Indy系なんかと掛け合わせた馬には注目したいです。

 Mr.Prospector系というのも考え方は共通で、その要素をサトノダイヤモンドが強くもたないからです。Mr.Prospector系の血はスピードと柔らかさを伝えてくれるため、ディープインパクト系と掛け合わせると、距離が持ちつつスピードがある馬を出してくれる印象があります。サトノダイヤモンドの魅力を十分に出せるのではないかと思います。

 この2つの要素がそろっているのが、シルクのリストにもあったアズールムーンの2020で、馬を見るのがとても楽しみな1頭です。

 Halo的な要素の強化で行くと、Machiavellianの血を引く馬やGlorious Songの血を引く馬などが思い浮かびます。Glorious Songは近いとDevil’s Bagがいることもあって、結構リスクあるなと思いつつ、かなり面白い配合になるのではないかと思います。サマーハの2020は父Singspielなので、かなり攻めた配合に見えます。これも見るのが楽しみな1頭です。

まとめ

 競馬の血統は、仮説を立てて検証する、という行為を延々に繰り返すことができるのが、本当に面白いですね。カタログを見るのを楽しみにしつつ。次回はサトノクラウンについて考えてみようと思います。

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