ノルマンディーOC 二次募集馬 全頭分析 牝馬まとめ

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ノルマンディーOC 二次募集馬 全頭分析 注意書き

 ノルマンディーOCの二次募集が2022年1月6日よりスタートします。すでに公式HPにてコメント、画像、歩様動画が公開され、印刷物版の資料も手元に届きました。

 ここまで1頭ずつ配合のみの分析を行ってきました。ここから先は動画や馬体を見ての印象をまとめていこうと思います。配合についても決して詳しいわけではないのですが、それ以上に馬体を見ることについての自信が低いので、あまりご参考にならないかと思います。

 あくまで本分析は自分自身が一口馬主として競走馬に出資しており、自分自身の投資先を選ぶための分析を公開している範囲ですので、募集馬の活躍を保証するものではございません。最終の判断はご自身にて実施をお願いいたします。ご了承ください。

ヴァルキリーの20

募集番号37 ヴァルキリーの20 牝馬 4月3日生まれ

レッドファルクス
ヴァルキリー
母父ダンスインザダーク
厩舎栗東 中村直也厩舎
価格27,000円

 所属は新規開業の中村直也厩舎とのこと。中村先生はスマートファルコンの調教師として知られる小崎先生の下で調教助手を務めていました。エイダン・オブライエン厩舎で3年弱修行されていたこともあるそうで、調教師としての活躍がとても楽しみな方です。

 レッドファルクスの優れたスピードを生かしつつ、サンデーサイレンスの3×3や母系のNijinskyを生かしてマイルあたりで活躍できる距離適性を持てると良いのではないかと感じた馬です。

 今回の二次募集馬の中でも馬格があり、牝馬としては大きめなサイズ感です。馬体の画像を見ても小顔に見えるのはバランスよく身体が大きいからでしょう。まだかなり緩い印象を受けます。胸は薄め・深めに見えるので、距離の融通は利くのではないかと思います。

 コメント的には2歳短距離から活躍を期待されていますが、サイズと現状の緩さ、血統背景的には2歳11月から3歳2月くらいのデビューではないかと推測しています。

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クロエチャンの20

募集番号38 クロエチャンの20 牝馬 2月29日生まれ

ドレフォン
クロエチャン
母父スパイキュール
厩舎美浦 林徹厩舎
価格39,000円

 ドレフォン産駒は芝でもダートでも走りますが、母クロエチャンがダートで活躍した馬で、産駒もダートで走っていることから、ダート適性が高まれば高まるほど魅力的になるのではないかと考えています。その場合、馬格がある程度あって、馬体や歩様から力強さを感じられると良いと思っています。

 前駆の筋肉が発達しているように見えます。そこまで気にするレベルではないと思いますが、歩様は外弧歩様でしょうか。前駆に対してトモはまだ成長途上な感がありますが、伸びる素養は十分にありそうです。ダートでいけそうな感じがしますね

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ゴシップクイーンの20

募集番号39 ゴシップクイーンの20 牝馬 4月14日生まれ

べーカバド
ゴシップクイーン
母父フレンチデピュティ
厩舎美浦 田島俊明厩舎
価格23,000円

 ゴシップクイーンの20は父のベーカバドがやや重い血を持っているため、スピードが強化できているかどうかがポイントになる印象を配合からは感じました。歩様が軽く柔らかいと良さそうというイメージです。

 馬体のサイズ感は十分な大きさをすでに持っていますね。前駆の筋肉が豊かでDanzigやフレンチデピュティの血の影響を感じます。後躯も立派なものを持っているように見えます。繋ぎはやや立ち気味で、馬体も柔らかいというよりは硬そうな印象を受けます。牝馬なので、硬くなりすぎるということはなさそうですが、夏のローカル、特に北海道で見せ場がありそうな印象を受けます。1800m前後での活躍が期待できそうな印象ですね。

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ストゥデンテッサの20

募集番号40 ストゥデンテッサの20 牝馬 3月9日生まれ

リーチザクラウン
ストゥデンテッサ
母父High Yield
厩舎美浦 和田勇介厩舎
価格26,000円

 アルゼンチンG1馬の母を持つストゥデンテッサの20。父系はスペシャルウィークですから、母になっても期待したいですし、母として期待されるような成果を残してほしいところ。両親ともに渋った馬場やスタミナが求められる馬場を得意としそうな馬ですから、スピードが足りているかどうかがポイントになりそうです。

 画像で見た馬体のバランスも良く、歩き姿もかなり良い印象を受けます。キビキビと歩いていて、首をうまくつかってリズムよく歩いている印象を受けました。馬体が仕上がっているわけではなく、まだメリハリが出ていませんが、前駆・後躯ともに大きくなってきそうな印象があります。

 馬体や歩様を見た印象だと、Secretariatのスピードと柔らかさが出ているように感じられ、結構魅力的に映りますね。大きく回収するのは難しいとは思うのですが、母になっての未来もありそうなだけに、ここで取りに行くのはアリなのではないかと思わせる1頭です。

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ナンヨーユナの20

募集番号41 ナンヨーユナの20 牝馬 3月6日生まれ

エピファネイア
ナンヨーユナ
母父ジャングルポケット
厩舎美浦 小島茂之厩舎
価格30,000円

 種付け料1800万円となったエピファネイアの産駒です。20年生まれのナンヨーユナの20は19年種付けですから、250万円時代最後の産駒ですね。以降は値上がりしていますし、評価も上がってますから、この価格で出資できる最後の世代ですね。

 配合的には晩成になりそうで、それがあまりに遅いと未勝利で終わってしまうリスクがあります。それを回避できそうな進捗や馬体状態かどうかがポイントだと思っています。

 歩様はキビキビとしていて、首も上手に使えている印象を受けます。耳を絞っているように見えるシーンもあり、神経質な部分もあるのかなと思いますが、コメント的には大丈夫そうな様子。馬体は小柄ですが、ここからはそう大きくならないのではないかと思います。胸は深さがあってスタミナはありそうですね。まだ馬体は緩く、メリハリは出てない印象です。

 小柄な牝馬ですが、センスが良さそうな感じがしており、デビューはそこまで遅くならないのではないかと期待させてくれます。狙ってみたくなりますね。

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ヘレナモルフォの20

募集番号42 ヘレナモルフォの20 牝馬 3月6日生まれ

リオンディーズ
ヘレナモルフォ
母父ジャングルポケット
厩舎美浦 宮田敬介厩舎
価格29,000円

 募集番号41のナンヨーユナの20と5/8同血です。サンデーサイレンスのクロスと父のスピードが生きてくると期待できそうです。Northen Dancerの血が濃く、抜け道がないのが心配な要素です。柔らかさがあるかどうかがポイントとして考えていました。

 前駆に対して後躯が寂しい印象を受けるのですが、結構良く踏み込むなという印象です。トニービンが結構出ている様子です。リオンディーズ産駒は逃げたほうが良い成果が出る印象があるため、トモがしっかりしてきて先行力がついてくるまでは苦戦しそうですが、良い素質を感じさせる歩様だと思います。緩くは見えるのですが、柔らかさとはまたニュアンスが違う部分ですね。筋肉がついてメリハリが出てきたとき、ちょっと硬くなりそうな感があります。

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マルーンドロップの20

募集番号43 マルーンドロップの20 牝馬 4月4日生まれ

ゴールドシップ
マルーンドロップ
母父コンデュイット
厩舎栗東 吉村圭司厩舎
価格24,000円

 格安のゴールドシップ産駒です。吉村先生は池江先生のもとでドリームジャーニーやオルフェーヴルに調教をつけていたこともある方だそうで、そのあたりの縁には期待したくなりますね。加えて、スカーレットインクの一族ですので、牝系も抜群です。

 スタミナと底力はありそうですが、母父コンデュイットがかなり重いので、スピードが不安になる馬です。スピードがありそうな歩様やコメントがあるかがポイントになると考えていました。

 ゴールドシップ産駒らしく、繋ぎはやや長めで寝気味な印象です。画像では胸周りが寂しい印象を受けましたが、歩様動画では割としっかりした胸周りをしているように見えます。トモは緩いものの、ボリュームはありそうですね。肝心のスピード感ですが、ちょっと現状からは見極められないですね。様子見できるのであれば、様子見しておきたいところです。

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リルティングインクの20

募集番号44 リルティングインクの20 牝馬 4月22日生まれ

ロージズインメイ
リルティングインク
母父マツリダゴッホ
厩舎栗東 天間昭一厩舎
価格22,000円

 母リルティングインクは募集番号43のマルーンドロップの20の母マルーンドロップの半妹です。マルーンドロップの父コンデュイットとリルティングインクの父マツリダゴッホはまるで違う個性を持ち、ゴールドシップもロージズインメイもまるで違う個性を持つので、配合分析結果もかなり違ったものになりました。

 この馬の場合はスピードがあって、かつ緩くなりすぎてないことがポイントになると考えています。

 馬体の画像だけ見ると、マルーンドロップの20とリルティングインクの20は良く似ていますね。ただ動画だと違った印象です。キビキビ歩きますし、走り出すとピッチ走法で小回りをこなしてくれそうなイメージを受けました。コメントでもあるように。ひざ下が短く見えますね。馬体はまだ緩そうですが、ゆるゆるで困るという感じはなく、筋肉がついてくるとメリハリが出てきそうです。小回りローカルで通用しそうなスピードと器用さが感じられ、結構楽しみですね。

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まとめ

 動画を見ると悩ましいですね。配合でこう出たら良いな、と思った要素が結構出ている馬もいました。良い部分が表出し、上振れしたとき、上振れの上限がどのレベルなのかというのが結構悩ましいところ。デアリングタクトを期待するのは難しいけれども、1,2勝するレベルまで達しているというのはありそうな、そんな悩ましさがありますね。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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