ノルマンディー二次募集の先行募集開始
ノルマンディーOCの2021年度二次募集の先行募集がいよいよ明日1月6日より始まります。
ここまで二次募集馬全頭の配合分析と馬体分析を実施してきました。馬体分析記事より、配合分析へリンクが張ってありますので、ぜひご参照ください。
これらの分析を踏まえて、横並びで評価を実施した最終的な結論をまとめていきます。
あくまで本分析は自分自身が一口馬主として競走馬に出資しており、自分自身の投資先を選ぶための分析を公開している範囲ですので、募集馬の活躍を保証するものではございません。最終の判断はご自身にて実施をお願いいたします。ご了承ください。
私シオノゴハンの出資候補馬
私はノルマンディーオーナーズクラブでは、ダート路線の馬か、中長距離~長距離で活躍が見込める馬で、かつ健康さに期待できる馬に出資をしたいと思っています。
馬としての評価は高くとも、その路線と合致しない馬は見送りとなっています。
私の二次募集馬の出資に関する結論ですが、先行募集での申込は見送る予定です。出資候補として最後まで悩んだのは以下の4頭です。※申込評価順
- 募集番号34 ユメノキズナの20 牡馬 2月26日生まれ
- 募集番号43 マルーンドロップの20 牝馬 4月4日生まれ
- 募集番号32 サマーロコガールの20 牡馬 5月17日生まれ
- 募集番号40 ストゥデンテッサの20 牝馬 3月9日生まれ
先行募集申込をしないという結論に至ったのは、マインドユアビスケッツ・ビーチパトロールの産駒はすでに20年産駒世代で出資していること、牝馬2頭は少し成長の様子を見たいことが理由です。
ユメノキズナの20 牡馬
ユメノキズナの20はAspidistra牝系の産駒で、特に北米において欠かせない種牡馬や繁殖牝馬を出した一族の出です。その牝系がまず魅力的な要素です。
母の競走実績も3勝と十分で、かつきょうだいにも活躍馬が出ており、魅力的な牝系・実力のある繁殖と母系はとても良いものを持っています。
父・母・母父ともにスプリンターでスピードは十分に期待でき、Nashua≒Nantallahのニアリークロスを持つことでダート適性も高まっていそうで、ダート短距離~マイルでの活躍が期待できそうな印象を受けています。
歩様も良く、馬体的にもダート向きな印象を受けます。
かなり良い馬だなと思っており、出資するかどうかとても悩ましいのですが、お年玉で当たらないかなあという淡い期待と、予算的な部分で見送ろうと思っています。
マルーンドロップの20 牝馬
マルーンドロップの20はスカーレットインク牝系の出身で、500万下を勝利、1000万下でも2着に好走した実績を持つ競走馬です。
底力のある牝系、そこに父ゴールドシップ・母父コンデュイットと長距離で活躍するタフなスタミナ血統を持っており長距離での活躍が期待できます。中長距離~長距離路線はノルマンディーオーナーズクラブで狙いたい路線と合致しており、かつスカーレットインク牝系の出というは魅力に映る要素です。
画像では寂しい印象を受けましたが、それはかなりサイズがあるからで、歩様動画では大きな骨格でよく歩いていました。ここから筋肉がついてくると、また印象が変わってきそうで、その成長を見て期待度が高まれば出資したいと考えている1頭です。
サマーロコガールの20 牡馬
母サマーロコガールは地方3勝馬で、中央勝ちはないものの、産駒の競走成績は良く、半兄のバンクオブクラウズは4勝をあげOP入り、重賞でも2着に入る活躍を見せています。
この馬のポイントになるのはKingmamboの3×3です。それを父と母父のラインで入っているため、それってどうなんだろう、と思っていました。Kingmamboは分解するとMr.ProspectorとNureyevですから、ここ単体でNashua≒Nantallahのニアリークロスを持つことになります。それが3×3で発生するとこのニアリークロスも再度強化されますから、ダート適性の高いパワーにつながると考えられます。
そこにサンデーサイレンスとブライアンズタイムなので、北米要素がさらに上乗せされます。こうなってくるとダート適性は相当なものを持ちそうな印象を受けます。
歩様も力強く、首を使ってリズムよく歩けていて、好感を持てました。ダート路線で活躍できそうな馬体をしている印象を受けます。
1次募集にこの馬がラインナップされていたら、この馬を選んでいたかもしれないですね。ビーチパトロールがまだ未知数な種牡馬ですので、二の足を踏んでいますが、売れ残るようであれば様子を見ながら出資検討したいなと思います。
ストゥデンテッサの20 牝馬
ストゥデンテッサの20の母はアルゼンチンG1馬です。上で勝ち上がったのは2/7で、まだ大物は出ていないという状態です。父ディープインパクト・父キングカメハメハでの勝ち上がりですので、リーチザクラウンに代わったことで大物が出るかと言われると、期待値としては厳しいものがありそうです。
リーチザクラウンは馬格とパワーのある種牡馬で、産駒は重たい馬場を得意とする馬が多い印象です。アルゼンチン牝系もどちらかというとパワーとスタミナで、キレのあるスピードというタイプではないと思います。それだけに、この両親からどのようにスピードを生み出すかがポイントになりそうと考えています。生み出す要素はSecretariatであり、Bold Rulerであると考えています。
歩様もキビキビしていて、素軽い印象を受けました。まだ幼い馬体ながらも、スピード感があるのではないかという印象です。前駆・後躯ともにここから大きくなってきそうな印象があり、力強さもでてきそうな印象があります。
ここからの成長を見て出資検討をしたいと思っており、先行募集では見送り、様子を見たいと思います。
候補からは漏れたものの良さそうな馬
私がノルマンディーオーナーズクラブで目指したい路線と異なることから、出資対象から最初から漏れた馬がいますが、その中でもナンヨーユナの20とヘレナモルフォの20はコスパが良く期待できそうな印象があります。
王道路線とぶつかるものの、そこに負けない能力を発揮できれば大きなリターンが期待できますし、馬代も現在の種付け価格からはとても考えられない金額ですから、お得感があります。
クラシック路線や古馬王道路線での活躍を期待したい方は狙っても良いのではないかと思います。
まとめ
以上、約1か月にわたり検討・分析を実施してきましたが、見れば見るほど良さそうだと思ってしまいますね。そのあたりは冷静に判断していきたいところです。
出資する・しないに関わらず、期待して注目したいと思います。