ノルマンディーOC 二次募集馬 全頭分析 牡馬まとめ

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ノルマンディーOC 二次募集馬 全頭分析 注意書き

 ノルマンディーOCの二次募集が2022年1月6日よりスタートします。すでに公式HPにてコメント、画像、歩様動画が公開され、印刷物版の資料も手元に届きました。

 ここまで1頭ずつ配合のみの分析を行ってきました。ここから先は動画や馬体を見ての印象をまとめていこうと思います。配合についても決して詳しいわけではないのですが、それ以上に馬体を見ることについての自信が低いので、あまりご参考にならないかと思います。

 あくまで本分析は自分自身が一口馬主として競走馬に出資しており、自分自身の投資先を選ぶための分析を公開している範囲ですので、募集馬の活躍を保証するものではございません。最終の判断はご自身にて実施をお願いいたします。ご了承ください。

ギブミーアチャンスの20

募集番号31 ギブミーアチャンスの20 牡馬 5月18日生まれ

カレンブラックヒル
ギブミーアチャンス
母父エルコンドルパサー
厩舎美浦 中川公成厩舎
価格37,000円

 ダイワメジャーで成功しているSadler’s Wells・Danzigを持つ配合です。カレンブラックヒルはSadler’s Wells・Danzigの血を持たずに活躍したダイワメジャー産駒で、ダイワメジャーで成功した配合をそのまま応用できるのがポイントです。

 配合的には魅力を感じており、芝マイルでの活躍を期待したい馬です。

 馬体的には5月生まれということもあって、まだ緩く幼い印象を受けます。やわらかな印象があり、馬体もそこまで大きくないので、あまりダートという感じはしません。ここから大きく成長してくると、母同様にダート路線というのはあり得そうです。若干歩様が内向きなのが気になります。現状は緩さと柔らかさを感じさせる馬体で、芝で期待できるんじゃないかと思いました。

 ダート路線をうかがわせるコメントがありつつ、前向きな気性とスピードを期待させる内容ですね。カレンブラックヒル産駒だけに、2歳から走ってほしいものの、そのあたりは少し遅くなりそうな印象を受けます。 

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サマーロコガールの20

募集番号32 サマーロコガールの20 牡馬 5月17日生まれ

ビーチパトロール
サマーロコガール
母父キングカメハメハ
厩舎栗東 石坂公一厩舎
価格40,000円

 父ビーチパトロールは芝で活躍しましたが、日本においてはダートでの活躍も期待できる種牡馬です。この馬も配合面からはダートで活躍できるのではないかと思わせる要素が複数あり、ダートをこなせるパワーを馬体やコメントから感じられると良いのではないかと考えていました。

 歩様は力強さを感じます。また、首を上手に使ってリズムよく歩いている印象があり、歩き姿の印象は良く感じます。5月生まれとしてこの様子は成長力を感じます。まだまだ良化しそうですし、馬格も大きくなるとすると、力のいる馬場もこなしてくれそうで好印象です。

 KingmamboはMr.ProspectorとNureyevの血を引くので、Nashua≒Nantallahの3×5を持っていて、そこを刺激するとパワーやダート適性が高まると推測できます。それをKingmamboの3×3という形を父のサイアーラインと母のサイアーラインで掛け合わせているわけですから、相当強いですよね。そこにかけてFappianoとブライアンズタイムですから、パワーは十分です。

 馬体にそれが表れている印象があって、楽しみ度合が増しました。

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チャンドラプラバーの20

募集番号33 チャンドラプラバーの20 牡馬 3月25日生まれ

タリスマニック
チャンドラプラバー
母父アドマイヤムーン
厩舎栗東 昆貢厩舎
価格36,000円

 Sadler’s Wellsの4×4が結構重そうに映るチャンドラプラバーの20ですが、父系のSadler’s WellsはEl Pradoを経由しているのがポイントです。Sir Ivor≒Halo≒Red Godのニアリークロスを5×5×5×6で持ち、それが発揮され素軽い印象を引き出せていれば楽しみな馬です。

 2次の中央募集馬では最大の馬格を持ち、パワーはありそうな印象。踏み込みも力強く見えます。これはSadler’s Wellsのパワーを引き出せているように思います。裏を返せば、Sadler’s Wellsの個性が強い馬とも感じ取れ、日本の芝で活躍するには軽さや速さが不足する可能性も感じさせます。

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ユメノキズナの20

募集番号34 ユメノキズナの20 牡馬 2月26日生まれ

マインドユアビスケッツ
ユメノキズナ
母父ストラヴィンスキー
厩舎栗東 羽月友彦厩舎
価格34,000円

 短距離で活躍した父と母、母父を持ち、そのスピードに期待したい馬です。ダート短距離~マイルで走れるととても魅力的で、スピードとパワーを期待したいと考えていました。その路線では馬格も求められることから、サイズ感にも注目な1頭です。

 サイズは現時点でノルマンディー募集馬では大きいほうではないでしょうか。トモがまだ寂しく、馬体的には幼い印象を受けます。腰の位置も高いので、2月生まれですがもう少し大きくなりそうです。入厩前に500キロくらいには届いてほしいところです。繋ぎは立ち気味かなという印象ですが、ダート路線を想像するとマイナスではないと思います。クロフネ産駒の活躍馬も繋ぎが立ち気味な馬が多く、同じDeputy Minister系のマインドユアビスケッツもそういう傾向があるのかもしれません。

 前駆は現時点でも結構力強そうで、全身が成長してきてメリハリが出てくると強そうな馬体になるんじゃないかと思います。期待できそうですね。

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ルーシーショーの20

募集番号35 ルーシーショーの20 牡馬 3月16日生まれ

ビーチパトロール
ルーシーショー
母父フジキセキ
厩舎美浦 鈴木慎太郎厩舎
価格28,000円

 3/4がNearcticとMr.Prospectorで、残りの1/4がフジキセキによる異系という配合。フジキセキというのが魅力で、北米的なパワーを刺激する血がほかのラインでも入っていることから、相性が良さそうな印象を受けていました。この馬もダート路線だと考えられ、馬格とパワフルさ、スピードが期待できる馬体やコメントだと楽しみだと考えていました。

 この馬は2次の中央募集馬では2番目の馬体重を持ちます。割とぎゅっと実が詰まった重さを感じます。腰高に見え、3月生まれですが背が伸びるかもしれませんね。後ろ足が硬い印象を受けます。毛色もあるのでしょうが、キレイな馬体に見えます。現状はあまりパワフルさは感じないものの、精神・馬体の成長に伴って変わってくるかもしれません。

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ロイヤルクリッパーの20

募集番号36 ロイヤルクリッパーの20 牡馬 5月13日生まれ

フリオーソ
ロイヤルクリッパー
母父フリオーソ
厩舎栗東 高柳大輔厩舎
価格50,000円

 配合的には母系にダート要素が薄く、とはいえ父フリオーソなのでダート路線で期待するほかない、という印象を受けています。一方で、母の産駒にはダートで活躍しており、不思議に思いました。

 5月生まれながら馬体のサイズは十分あり、筋肉も結構ありそうな印象を受けます。まだ緩いので、ここからメリハリが出てきそうです。繋ぎは立ち気味で、ダートには向きそうな感じがします。筋肉量や繋ぎの個性がこの一族のものだとしたら、母の産駒がダートで走るもの納得できます。

 首を使ってリズムよく歩けているように見えますし、踏み込みも力強く、セールで評価され、二次募集馬では最高値になっているのもうなずける1頭です。

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ゴールドマッシモの20

募集番号45 ゴールドマッシモの20 牡馬 4月29日生まれ

フリオーソ
ゴールドマッシモ
母父ネオユニヴァース
厩舎南関東 佐藤裕太厩舎
価格128,000円(100口)

 フリオーソの成功パターンであるMr.Prospector系のクロスが入っていること、北米パワー血統が入っていることから、高いダート適性がありそうだと感じた馬です。スタミナにも期待できる配合だと感じました。地方募集馬であることから、馬格と馬体の健康さが大事だと考えていました。

 馬体はRoberto系っぽくないスマートな印象。繋ぎは立ち気味で、砂の深い地方ダートを考えるとプラスに働きそうです。顔が小さく見えるのは、背が高く立派な馬体をしているからでしょうね。スマートに見えるのもそれが所以でしょうし、筋肉がついてくると、また違った印象になるのではないでしょうか。

 4月末生まれでこのサイズですから、これから力強さが出てきそうです。馬体がもう少しRoberto系っぽくなるのを様子見したいところ。

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マジェスティックブライトの20

募集番号46 マジェスティックブライトの20 牡馬 3月6日生まれ

パイロ
マジェスティックブライト
母父Pivotal
厩舎北海道 佐々木国明厩舎
価格116,000円(100口)

 母系が欧州芝血統ですので、スタミナが求められる地方の深いダートと適性が合致するんじゃないかと思いつつ、とはいえダート適性そのものも高まっていてくれると良さそうと思った1頭です。かつ、2歳から活躍できる進捗と南関東進出ができる能力が期待できるかどうかがポイントになりそうだと思っています。

 測尺時期が2か月ズレているとはいえ、1次募集馬含めて最も馬格に恵まれています。これは北海道デビューを考えるととても魅力的な要素です。身体は大きいものの、筋肉量はまだ追い付いていないのかなという印象で、歩様からは力強さはあまり感じません。前足の歩様が外弧歩様気味に見えます。それが少しふらついて見えたり、力強さが不足しているように感じる遠因なのかと思います。

 大型馬ですから、中身が伴ってくれば結構変わってくるのかなと思いますが、北海道は一足先に新馬戦が始まりますから、それに対しては少し遅れ気味なのかなあという印象です。

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まとめ

 馬体と歩様、コメントによる分析を実施してみたところ、配合時点から評価が上向いた馬が何頭かいました。その逆もまたありますので、配合の内容がどのように表に出ているのかを分析するのは大切ですね。

 牝馬も見て最終的にどうするか考えてみようと思います。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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