インゼルTC 2022年度募集 No.14~20のまとめ

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インゼルサラブレッドクラブ 2022年度募集

 インゼルサラブレッドクラブの2022年度先行募集も締め切りまであと約1週間となりました。ここまで、全頭の血統や馬の姿や歩様から分析を行ってきました。
 今回はその内容を抜粋しながら全頭まとめを作りました。

10月14日時点で抽選が確定しているのは8頭/20頭で、抽選間近が4頭です。半分以上の馬が抽選となるのはほぼ確実で、一般応募まで何頭残るかは読めないところです。欲しい馬は先行申込期間での応募を推奨します。

 本分析は募集馬の活躍を保証するのものではございません。出資などの最終のご判断はご自身にご決断ください。また、私の主観による分析ですので、読者の望まない表現が出てくる可能性もございますが、ご了承ください。

募集馬概要 ユイフィーユの21

ユイフィーユの21
  • ユイフィーユの21
    • 父:レイデオロ
    • 母:ユイフィーユ
      • 母父:ディープインパクト
    • 性別:牡馬
    • 生年月日:2021年2月24日
      • 母7歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 武幸四郎厩舎
    • 生産:三嶋牧場
    • 募集総額:4,000万円
      • 一口価格:80,000円
血統分析
  • ウインドインハーヘアのクロスに期待
    • レイデオロ産駒でまず見てみたいクロスを持つ
  • 芝中距離の王道路線での活躍に期待

 ユイフィーユの21ウインドインハーヘアのクロスに加えて、Mill Reefの要素も入るなど、全体的にNasrullahPrincequilloの要素が多く、大箱向きのストライドと柔らかさを持っていると考えられます。そこにウインドインハーヘアの母系由来のHyperionが入ることで引き締めることができているのではないかと思います。また、緩い馬に有効な血の代表格であるデインヒルの血も入るため、緩すぎない構成になっていると考えられます。
 不安要素である馬格についても雄大なものを持っており、小柄すぎる心配はありません。トモも立派なものを持っていて、期待が持てます。

 厩舎は栗東の武幸四郎先生。調教師デビュー以降、2歳戦、3歳戦ともに好成績を残しておられ、2021年はリーディング15位に入るなど、年々上昇されています。G1勝利はまだですが、遠からず勝利するのではないかと思っています。

募集馬概要 シャブリの21

シャブリの21
  • シャブリの21
    • 父:エピファネイア
    • 母:シャブリ
      • 母父:ディープインパクト
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2021年2月2日
      • 母7歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 岡田稲男厩舎
    • 生産:桑田牧場
    • 募集総額:2,800万円
      • 一口価格:56,000円
血統分析
  • エピファネイア×ディープインパクトからは活躍馬が出ている
    • 上記組み合わせの3歳以上の馬は50頭
      活躍馬にはアリストテレスやオーソクレースなどがいる
    • ただし、上記2頭はSadler’s Wellsのクロスを持っていた

 エピファネイア×ディープインパクトからは前述の通りアリストテレスオーソクレースといった活躍馬が出ています。一方で、この組み合わせの勝ち上がり率は同馬の平均以下でもあるので、あまり好相性とは言えないのが現実です。
 その背景として、馬格が不足してしまったり、引き締める要素が不足してしまうなどがあげられると私は考えています。

 シャブリの21も小柄であり、明確な引き締め要素が少ないのは不安材料です。
 ハーツクライ×サクラバクシンオーは勝ち上がり率5割を超える好相性の組み合わせで、サクラバクシンオーの持つスプリンターの頑健さと前向きさやノーザンテースト的成長力やタフさが良い効果を出しているのではないかと推測できます。シャブリはエピファネイア×サクラバクシンオーですから、話は違ってきますが、その要素がポジティブに働くとおもしろいかもしれません。
 加えてシャブリはWild Againを持ちますから、そこからも前進気勢な要素を持っているかもしれませんね。
 念のため、4代以内にサクラバクシンオーの血を持つエピファネイア産駒の馬を探してみたところ、2020年産以前で、13頭おり、中央勝ち上がりは1頭のみでした。

募集馬概要 アルーリングハートの21

アルーリングハートの21
  • アルーリングハートの21
    • 父:ブリックスアンドモルタル
    • 母:アルーリングハート
      • 母父:ダイワメジャー
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2021年3月13日
      • 母8歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 須貝尚介厩舎
    • 生産:杵臼牧場
    • 募集総額:1,500万円
      • 一口価格:30,000円
血統分析
  • Northern Dancerが濃く頑健なタイプではないか
    • Storm Birdとノーザンテーストで北米的な力強さが出てきそう
    • Storm Cat・Ocean Crest・フレンチデピュティ由来のBold Rulerのスピードと柔らかさもありそうで、同時に引き締めることもできているのは良さそう
  • 父中距離×母系スプリントでバランスが良いのではないか
    • ダイワメジャーはマイル的な要素のある種牡馬
    • アルーリングハートは中央未勝利も、母系は短距離傾向
  • Haloのクロスは日本の競馬適性向上に期待ができそう

 父と母の持っている要素は近しいものがあり、それを強化する類の配合となっています。ブリックスアンドモルタルのモデルケースとなるような産駒になるかもしれませんね。

 馬体はぽよんとしているというか、まだかなり緩い印象を受けます。血統の並びに対して、丈夫な感じはまだ出てない印象です。ここから成長して引き締まってくると面白いのではないでしょうか。本格化は遅いタイプかもしれませんね。

募集馬概要 エルパンドールの21

エルパンドールの21
  • エルパンドールの21
    • 父:エピファネイア
    • 母:エルパンドール
      • 母父:ネオユニヴァース
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2021年2月16日
      • 母8歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 石橋守厩舎
    • 生産:杵臼牧場
    • 募集総額:2,000万円
      • 一口価格:40,000円
血統分析
  • パワーとスタミナ要素が濃く頑健なタイプではないか
    • 母エルパンドールはHyperionとNasrullah要素と北米&欧州のパワー血統が強い
    • あまりエピファネイア的な要素を伸ばす方向性ではない印象
  • 適性がどこになるか読めないが、芝であれば2,200m以上、ダートであれば1,800mや2,100mタイプか

 エルパンドールの21の場合、母系にティンバーカントリーRobertoノーザンテーストが入ります。ティンバーカントリーFall Aspenの仔で、近親に欧州で流行しているDubai MillenniumDubawiがいるような血統。要素としては力強さやタフさのある血筋がかなり入ります。母が5歳末までに地方含めとはいえ50戦以上しているあたり、相当タフなものがあります。

 総合したとき、力強さが出すぎていて、エピファネイアのもつ柔らかくストライドの伸びるスピードが発揮できなくなるケースと、適度な引き締めに最終的に落ち着き、芝中長距離で活躍できるケースでグラデーションになるだろうと推測します。

募集馬概要 ムーンライトベイの21

ムーンライトベイの21
  • ムーンライトベイの21
    • 父:キズナ
    • 母:ムーンライトベイ
      • 母父:High Chaparral
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2021年3月21日
      • 母15歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 渡辺薫彦厩舎
    • 生産:天羽牧場
    • 募集総額:3,000万円
      • 一口価格:60,000円
血統分析
  • 末脚鋭いタイプの馬になるのではないか
    • 父ダイワメジャー、父モーリスでも末脚が鋭いのがムーンライトベイの仔
    • AlzaoやStorm Cat的要素を刺激する血があり、キズナの末脚を引き出せるのではないか
  • 牝馬芝王道路線での活躍が期待できるのではないか

 母ムーンライトベイは父にHigh Chaparral、母の父にSinnderを持ちます。High ChaparralはDarshaanの血を持ち、Mill Reef由来のNasrullah+PrincequilloTourbillon由来のキレを増幅しています。SinnderSecretariat・Sir Gaylord・Mill Reefの血を持ち、こちらもBold Ruler(Nasrullah)+Princequilloや柔らかさの要素を持っています。
 引き締める力強い要素は、Sadler’s WellsMill ReefによるLalun牝馬クロスでキレを強めつつラトロワンヌの引き締めが生じ、加えてStorm Bird ≒ The Minstrelによる北米的な力強さが上乗せされるため、柔らかく緩いだけではありません。

 これらの要素より、キズナのStorm Cat的な要素は十分に刺激できており、相性の良い組み合わせだと思います。

募集馬概要 モーニングリズの21

モーニングリズの21
  • モーニングリズの21
    • 父:キタサンブラック
    • 母:モーニングリズ
      • 母父:Acatenango
    • 性別:牡馬
    • 生年月日:2021年3月30日
      • 母17歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 清水久詞厩舎
    • 生産:チャンピオンズファーム
    • 募集総額:2,800万円
      • 一口価格:56,000円
血統分析
  • LyphardとHyperionの前粘りタイプではないか
    • 前に行って粘るのに良い血が多く、前粘りの競馬に期待
    • 距離は長いほうが良さそう
  • Halo≒Boldnesianのスピードが出るかどうか
    • スピード的な要素はそこで、その要素が出れば妙味

 母モーニングリズSurumuの2×3という強烈なクロスを持っており、ここがスタミナの源泉となると考えられます。Surumuの2代母Suncourtテスコボーイの母でもあります。キタサンブラックの母の父サクラバクシンオーテスコボーイの系統の馬ですから、モーニングリズの21はSuncourtの6×5×6を持ち、そこがHyperion血脈としてかなり強いものを持っています。前で粘っての競馬には期待ができるでしょう。

 では先行力やスピードがあるかどうか、が気になるところです。母モーニングリズLaw Societyの血を持ちますが、Law Societyマンハッタンカフェの母の父としても知られます。マンハッタンカフェはスタミナに富んだ馬ですが、ジョーカプチーノのようなスプリンターも出しています。
 Law Societyはスタミナ血統であるRibot系の競走馬ですが、Tom Rolfeの系統でもあり、前向きな気性を持っているタイプです。加えて、Boldnesianの血も引いており、これがHaloとニアリーな血統構成をしています。
 このHalo≒Boldnesianの4×5がスピード要素として機能し、かつ、Law Societyの突進力がサクラバクシンオー的な要素とマッチしてくると、先行する気性とスピードが伴い、前述の粘り要素で先行押切型としての活躍が期待できそうです。

募集馬概要 ヤマンの21

ヤマンの21
  • ヤマンの21
    • 父:ドレフォン
    • 母:ヤマン
      • 母父:ハービンジャー
    • 性別:牡馬
    • 生年月日:2021年3月25日
      • 母8歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 小崎憲厩舎
    • 生産:チャンピオンズファーム
    • 募集総額:2,600万円
      • 一口価格:52,000円
血統分析
  • 路線的には芝マイルあたりになるのではないか
    • ドレフォンは芝・ダート兼用で、ダートの方が成果が出ている
    • 母の父ハービンジャーが芝馬で、ダート適性より芝適性が高そう
    • 母系もフランス的で芝適性が高そう

 ドレフォンは北米のダート短距離、ハービンジャーは芝の中長距離ですから、そのバランスは良さそうです。祖母バルブドリームは欧州のスタミナ血統を父に持ち、かつ日本で活躍馬を多数出してきていますから、溜めてキレるタイプの要素は持ち合わせていそうです。
 ドレフォンのスピードで追走に苦労せずに道中進めるようであれば、持続型の末脚勝負で面白い成果を残せるのではないでしょうか。NasrullahとHyperionの要素もあり、大箱で長い脚を使うシチュエーションに期待です。

 私はドレフォン産駒、フォンメイリーに出資しています。牝系は重賞馬を出すなどなかなか優秀ながら、母は18歳、上の産駒は8頭いて中央勝ち馬なし、という馬だったのですが、新馬・未勝利では掲示板を外さず、無事に勝ち上がっています。1つの例ではありますが、ドレフォンが種牡馬として優秀であることを示す事例ではないかと思います。

 この馬も、牝系の活力をドレフォンが引き出してくれていれば、成果を残せるのではないかと思います。

参考図書のご紹介

  私は以下の図書で学習した知識をもとに分析作業を行っています。もしよろしければ皆さんもご覧ください。

監修:栗山 求, 監修:望田 潤, 編集:競馬道OnLine 編集部
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著:亀谷敬正
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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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