シルクHC 2023年度募集馬分析 No.62 キープシークレットの22 と No.64 モアナの22の分析

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目次

シルクHC 2023年度募集(22年産) 募集馬の分析

栗東からは2頭、出資申込検討中の馬を紹介します。
対象はキープシークレットの22とモアナの22です。
ご覧いただけますと幸いです。

各分析記事は以下よりご参照ください。

注意事項 ご了承ください

本分析は募集馬の活躍を保証するのものではございません。
出資などの最終のご判断はご自身にご決断ください。
また、私の主観による分析ですので、読者の皆様にとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、ご了承ください

No.62 キープシークレットの22

  • キープシークレットの22
    • 父:ブリックスアンドモルタル
    • 母:キープシークレット
      • 母父:ダイワメジャー
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2022年2月24日
      • 母7歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 高柳大輔厩舎
    • 生産:ノーザンファーム
    • 募集総額:2,800万円
      • 一口価格:56,000円

キープシークレットの22 概要

キープシークレットの22はブリックスアンドモルタル産駒の唯一の募集馬です。
母はシルクに所属して2勝をあげています。1,700メートルと1,800メートルのダート戦です。
牝系はMiesqueで、Kingmamboやリアルスティール、ラブズオンリーミーなどが出ています。

この馬は2番仔で半兄シークレットキー(父:ドレフォン)は未デビューです。(2023/7/30時点)

所属は栗東の高柳大輔先生の厩舎。
高柳大輔先生は5月の活動振り返りで情報を掲載していますので、ぜひそちらをご参照ください。

キープシークレットの22 配合の分析

父ブリックスアンドモルタルについて、東サラ記事にて以下のように書きました。

父のブリックスアンドモルタルは2023年に産駒がデビューする新種牡馬。
2023年の新馬戦開幕から2週で2頭の勝ち馬を輩出するなど、好調なスタートを切っています。
ブリックスアンドモルタルは米国の芝で活躍した競走馬。
米国の芝は函館よりも小回りの競馬場で、器用さと瞬間的な加速力が求められる傾向であり、ブリックスアンドモルタルはその力を持っている種牡馬として見れます。

ブリックスアンドモルタルはStorm Cat≒Ocean Crestの2×2を持つとも表現することができます。
Storm CatとOcean Crestは父がStorm Birdで共通。母方にBold RulerとPrincequillo、Black Toneyを持つことが共通します。
これだけ強いクロスを持つため、主張の強い種牡馬であると考えられます。
また、Storm Cat≒Ocean Crest以外の要素で重要視すべきはRahy、つまりBlushing GroomとGlorious Songを持つこと、スタミナ的な要素も持った中距離馬であることがあげられます。

この要素を踏まえた時、ブリックスアンドモルタルの配合相手はサンデーサイレンスの血を持ちつつ、マイル以下のスピードのある馬が好相性と考えられます。

シオノゴハンの一口馬主ブログ:東京サラブレッドクラブ 2022年産募集馬の分析より

母の父ダイワメジャーはマイル以下のスピードと体質を産駒に伝える点や、ブリックスアンドモルタルの持つBlushing GroomやGlorious Songがダイワメジャーと好相性であることから、ニックス関係になるのではないかと考えています。
キープシークレットの22は母の父にダイワメジャーを持ち、母も1,800メートル以下で2勝をあげているため、この要素をとらえることができます。

加えて、祖母ウーマンシークレットがSadler’s Wells≒Nureyevの1×3という強烈なニアリークロスを持ち、力強さや前粘りの要素はそこから強烈に受け継ぎそうなイメージです。ゲートを出てからスッと加速してポジションを確保し、前で粘るような競馬ができれば、この要素はプラスに働くでしょう。

配合全体像では、Northern Dancerの血が濃く、ニアリークロスも含め強烈なものが多いので、体質が心配なところではあります。

キープシークレットの22 まとめ

歩様の動画を見ていて、馬を引いている方と歩様がシンクロしているのがちょっと面白かったです。
ピッチは速く見えるのですが、歩幅が狭い印象で、もう少ししっかり踏み込んでほしいという印象は受けました。

クロスの強さから少し身体が硬いのかもしれないな、と思いました。成長過程で身体を伸ばして使えるようになると、すごく良くなりそうな印象です。

牝馬のマイル路線での活躍を期待しています。阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞に出られるような成長を期待したいですね。
一般抽選が発生するかどうか微妙なラインで、出資機会を得るのはやや難しそうですが、申込をしようと考えています。

No.64 モアナの22

  • モアナの22
    • 父:ミッキーアイル
    • 母:モアナ
      • 母父:キンシャサノキセキ
    • 性別:牡馬
    • 生年月日:2022年3月11日
      • 母8歳時の産駒
    • 所属予定:栗東 奥村豊厩舎
    • 生産:ノーザンファーム
    • 募集総額:3,200万円
      • 一口価格:64,000円

モアナの22 概要

モアナの22はミッキーアイルの産駒。ミッキーアイル産駒唯一の募集です。
母モアナは現役時代1,400メートルで4勝、1,600メートルで1勝、通算5勝をあげた競走馬です。いずれも芝の競走で、降級制度がある時代だったため、1,000万下(現2勝クラス)を2勝しています。

祖母プロミネントは未勝利ですが、3代母はクイーンステークス勝ちの重賞馬、祖母の半兄には重賞2勝のアドマイヤメインがいます。

所属は栗東の奥村豊先生の厩舎。
奥村豊先生はすごく丁寧な方という印象があって、奥村豊先生だから、という理由で出資したいと思う調教師の先生です。
と、言いつつ私はまだご縁がないので、これが機会になるといいな、とひそかに思っています。

モアナの22 配合の分析

父ミッキーアイルは牡馬だとパワー型のダート馬、牝馬は鋭いキレのある芝の短距離~マイル馬という傾向があり、牡馬と牝馬で全く異なる傾向を持ちます。
牡馬も牝馬も成長力があり、早期からも行けますが、経験を積みながら能力を伸ばしていくタイプでもあり、長く楽しめるタイプの種牡馬だと思います。活躍馬の上位5頭は古馬になってからも重賞路線で活躍したり、着実に昇級を果たしていたりします。

牡馬、牝馬共に活躍馬に共通するのは、サンデーサイレンスやHaloのクロスを持ち、スピードを強化していることがあげられます。
また、Storm Catの血を持たないディープインパクト後継らしく、Storm Catとは好相性です。
ミッキーアイルはデインヒルやDanzigらしさの強いディープインパクト後継であり、その良さがあって活躍した馬ですから、デインヒルやDanzigらしさを損なわないようにすることもポイントだと考えられます。

母モアナはマイル以下の芝で活躍した競走馬で、スピード要素を持ちます。
Haloのクロスを持ち、Tom Foolのクロスも持ちます。柔らかく伸びそうな要素も持ちつつも、この配合に対してはあまり出てこなさそうな印象です。

この両親の組み合わせの場合、サンデーサイレンスのクロスとHaloのクロスがまず目に入ります。
そこにCaerleonが入るので、柔らかな伸びの要素が出てきそうな印象もあります。
ですが、ケルトシャーンやヘクタープロテクターがデインヒルと呼応しそうであり、Lyphardのクロスもあるので、ストライドを伸ばすタイプというよりパワーでまくるタイプの印象を私は受けました。
これはミッキーアイルがデインヒルの主張が出た馬であり、特に牡馬の産駒にその要素を伝える傾向がありますから、そちらの方が強く出そうと想定しているからです。

芝、ダート問わず、パワースプリンターとしての活躍が期待できるタイプだと思います。ダートの方が得意としそうではありますが、パワーが求められる場面で強いのではないかと思います。

モアナの22 まとめ

しっかりとした馬格をしていて、ミッキーアイルの成長力を思うともっと大きくなりそうな印象です。
スプリント路線で馬格負けをすることはなさそうな未来を創造しています。
歩様についてもしっかり踏み込めているように見えますし、ここからさらに成長してくると楽しみですね。

ミッキーアイル産駒ではリンドラゴに出資していますが、この馬も走るごとによくなっています。5月生まれということもありますが、募集時から100kgほど大きくなりましたね。

めざしている路線とはやや異なるのですが、オープンクラスでの活躍を期待できそうですし、厩舎も個人的に気になっている奥村豊先生ですから、出資申込をしたいと思います。
ただ人気状況からは出資できない可能性がたかそうですね。

まとめ

今年はここまでに紹介した馬たちへの出資申込を検討しています。
抽選時優先権はツルマルワンピースの22、インヘリットデールの22のいずれかに使用を考えていますが、人気状況に応じてはプロミストリープの22、モアナの22にまで拡大して検討します。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

参考図書

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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