一口馬主活動 2023年6月まとめ
早いもので今年も半分が終了しましたね。
地方馬主の資格取得に向け、会社員としては出世をめざしているわけですが、7月と8月は仕事的には比較的凪なシーズンなので、一口馬主の活動に注力できたらいいな、と思っています。
2023年6月の一口馬主の活動まとめです。よろしくお願いいたします。
月次まとめ 掲載内容の概要
- 一口馬主出資に関する報告
- 出資申込先の報告
- 出資申込の結果報告
- その他、申込関連の共有
- 出資馬の出走結果まとめ
- シルクホースクラブ
- ノルマンディーオーナーズクラブ
- インゼルサラブレッドクラブ
- 月間成績に見る注目情報
- 近年開業厩舎の注目成績
- 若手騎手の注目成績
一口馬主のクラブでの活動は6月は特になし。
7月はノルマンディーOCの21産四次募集とシルクHCの22産募集があります。
それらは別途記事にしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
6月は出資馬7頭が各1戦。
うち1戦は地方交流競走でのレースとなりました。
今月は厩舎紹介はお休みさせていただきます。
騎手については、田口貫太ジョッキーをご紹介します。
一口馬主出資に関する報告
2023年6月は特別動きはありませんでした。
2023年5月投稿のYou Tube動画
出資馬一覧
出資馬の6月の競走成績
2023年の年間と6月の月間戦績を整理します。
1月から6月の戦績ですから、ちょうど半期成績ですね。
今年は中央と地方を合計してここまで35戦。1着回数は4回です。
未勝利馬の地方交流競走も地方にカウントしてしまっていますが、地方の1勝のうち1つは地方交流競走のものです。
中央では6戦して掲示板なし。
地方では交流競走にジャーヴィスが出走し、勝利。未勝利突破となりました。
出走の内訳はこちら。
- シルクHC
- リンドラゴ 3歳上2勝C
- 控える競馬に戻し、末脚を発揮。
このクラスでも通用するし、上昇気配があり今後が楽しみです。
- 控える競馬に戻し、末脚を発揮。
- リンドラゴ 3歳上2勝C
- ノルマンディーOC
- フォンメイリー 3歳以上1勝C
- 控える競馬を試し、手ごたえも良さそうながらも伸びず。
平坦なコースやあと100mの短さがポイントになりそうです。
2勝目を挙げられると繁殖としての価値も上がりそうで楽しみ。
- 控える競馬を試し、手ごたえも良さそうながらも伸びず。
- ジャーヴィス 3歳未勝利C 勝利
- 園田での地方交流競走に出走し、7馬身差勝利
時計的には園田のOP級でした。今後が楽しみです。
- 園田での地方交流競走に出走し、7馬身差勝利
- ウィズアットダンス 3歳未勝利C
- 先行力は見せつつも、後半続かず。
馬格がなく調教で攻められないので、1走ごとの成長に期待。
- 先行力は見せつつも、後半続かず。
- ビヨンドザバラード 3歳未勝利C
- 殿負けも、馬にとって良い経験になりました。
初戦でやりたい競馬はこれでしたね。
期間わずかですが、ここからのもうひと伸びに期待。
- 殿負けも、馬にとって良い経験になりました。
- フォンメイリー 3歳以上1勝C
- インゼルTC
- オストファーレン 3歳未勝利C
- 過去イチのレース。アウトカウントもなくなりました。
力のあるところの片りんは見せていますし、本領発揮に期待。
- 過去イチのレース。アウトカウントもなくなりました。
- クリダーム 3歳以上2勝C
- 叩きでも通用する、あわよくば勝って3勝Cで連戦。
みたいな構想だったんでしょうか。馬が仕上がっておらず大敗。
立て直しに期待です。馬房がかつかつっぽいですね。
- 叩きでも通用する、あわよくば勝って3勝Cで連戦。
- オストファーレン 3歳未勝利C
ざっくりまとめると、こんな感じでした。
この中から6月はジャーヴィスとオストファーレンをピックアップしてお話します。
ジャーヴィス 地方交流競走1着
- ジャーヴィス
- 父:ビーチパトロール
- 母:ジェルヴェーズ
- 母の父:メイショウサムソン
- 性別:牡馬
- 生年月日:2020年3月1日
- 母8歳時の産駒
- 厩舎:栗東 千田輝彦厩舎
- 生産:岡田スタッド
- 募集価格:1,160万円
- 一口価格:29,000円
ノルマンディーOCで出資しているジャーヴィスが園田で開催された地方交流競走に出走しました。
JRA勢では最低人気ではありましたが、無事に勝ってくれてホッとしています。
ここまでは芝で使っていましたし、ゲートに不安のある馬が距離短縮しての初ダートとあって、人気しないのは当然ですね。
ゲートは出遅れし、最後方からのスタートに。
1コーナーに入ってもおいていかれ、2コーナーで何とかついていってるかな、というレベル。
これは厳しいかと思いましたが、そこから一気に加速するとそのまま先頭までまくっていき、突き放しての勝利となりました。
あまりにもめちゃくちゃなレースで驚いてしまいましたが、さらに驚いたのは勝ち時計です。
同週金曜日に開催された特別A1戦の勝ち時計が1分29秒8ですから、それよりも早い時計をジャーヴィスは記録しています。
翌週に開催された1勝クラスの交流戦の勝ち時計が1分29秒ジャストなため、喜びすぎてはいけませんが1勝クラスでも良い競馬を期待したいですね。
ジャーヴィスの父ビーチパトロールは北米の芝G1を3勝。
北米の芝競走は函館競馬場よりも小回りの競馬場で、器用さと瞬間加速力が求められる傾向です。
その父の特性がこの園田競馬という場面で発揮された印象です。
ビーチパトロールはSeattle SlewとQuiet Americanの血を引き、柔らかなスピード要素も十分に持つタイプ。
平坦な北米の競馬場と比較すると、日本の小回りコースは加速力に加えて馬力も求められる要素があります。
ビーチパトロール産駒の勝ち上がりは11頭いますが、うち7頭はSpecialのクロス(Nureyev・Sadler’s Wells・Thatch)を持ちます。
母が短距離かつ母の父がサクラバクシンオーであったり、Robertoの血を引いているケースもあるなど、ぎゅっと引き締め力強さを発揮させる要素を補うとうまくいくのかもしれませんね。
デビュー戦は放馬して延期になったり、延期後の初戦ではレースになかなかならなかったりと、本当に難しい馬ですが、本当に話題に事欠かない1頭です。
※デビュー戦の放馬エピソードはYouTuberのこもこもさんの動画「ノルマンディーの出資馬ジャーヴィスを現地応援📣しかし‼️予想外の結果に⁉️」でもぜひ
オストファーレン 未勝利戦8着
- オストファーレン
- 父:Saxon Warrior
- 母:Owaseyf
- 母の父:Medaglia d’Oro
- 性別:牡馬
- 生年月日:2020年4月8日
- 母7歳時の産駒
- 厩舎:栗東 大久保龍志厩舎
- 生産:愛国
- 募集価格:3,900万円
- 一口価格:78,000円
オストファーレンは阪神で開催された未勝利戦に出走しました。
勝ったセレスティアリティは私が出資していたベルエポックの半妹です。それはそれでグッとくるものがありました。
レースはやや遅れ気味の追走、3コーナーからガシガシ追ってムチも入るような展開に。
これは伸びてこないか、と思っていたら上がり3ハロン3位の末脚で最後まで伸びてくれました。
この8着は本当に大きな8着で、3アウトがかかっている場面でしたので、それが解消されたのが何より大きなことです。
坂路調教では度々52秒前後で走っており、力のあるところは見せてくれています。
今回も馬が走る気を見せてくれればもっと伸びていたような印象があるレース運び。
気持ち一つで未勝利を突破できるのではないかと思わせてくれるレースをしてくれています。
オストファーレンはSadler’s Wellsの4×4とデインヒルの4×3を持ちます。
イメージ的には筋肉質になって仕上がりが早そうな感じがしますが、トモが緩いことは何度か指摘されており、まだ成長途上な様子。
このクロスのきつさもあってか、気性は何とも頑固ですね。
馬格が十分にあり、身体も強いようで、一杯での調教を重ねることができているため、心身の成長が果たされた際には突き抜けてくれると信じています。
未勝利期間終了までに間に合ってくれるのを祈るばかりです。
月間まとめ
最後にクラブごとの月間成績です。
ノルマンディーは本当に使ってくれますね。
ジャーヴィスが勝利したことで、獲得賞金的にも伸びてきました。
7月も未勝利戦が続きます。来月にこの1着の数字が増えていることを祈るばかりです。
月間成績に見る注目情報
今年は1年を通して、近年開業の厩舎や若手ジョッキーを追いかけ、応援しつつ出資検討の材料を増やしていこうと思います。
1月は栗東・辻野泰之先生と古川奈穂ジョッキー
2月は栗東・田中克典先生と水沼元輝ジョッキー
3月は栗東・四位洋文先生と角田大河ジョッキー
4月は美浦・上原佑紀先生と永島まなみジョッキー
5月は栗東・高柳大輔先生と佐々木大輔ジョッキー
6月は田口貫太ジョッキー(栗東・大橋厩舎所属)をご紹介します。
栗東・大橋厩舎所属・田口貫太ジョッキー
田口貫太ジョッキーは2023年デビュー、ルーキーです。
6月までに10勝をあげ、騎乗回数と勝利数で同期トップを走っています。
なかでも6月は宝塚記念開催日に2勝をあげ、4勝を達成しました。
田口ジョッキーはデビュー以来、ずっと関西の中央場での騎乗を続けてきました。
師匠の大橋先生が意図的にそうされているのだろうと思いつつ、そうした環境下で同期最速10勝を達成したのはすばらしいことだと思います。
厩舎の馬で10勝中4勝をあげており、6月の2勝も自厩舎の馬、かつ人気サイドでの勝利です。
田口ジョッキーの騎乗馬の平均オッズが100倍あたりですから、大橋先生が田口ジョッキーの将来を考え、力を入れられているのだと思います。
田口ジョッキーもその期待にこたえており、人気サイドで勝利を決めており、特に1番人気時の成績の安定感はすばらしいものがあります。
今はまだ、人気馬に騎乗する機会が少ないものの、その少ない機会をものにしていますし、今後さらに騎乗機会を獲得していくのではないかと思います。
また、馬格のある馬でも勝利しており、馬の力を素直に発揮させつつ、いざというときに制御できる力もありそうですね。
今のところ、個人馬主・非社台系牧場の生産馬が中心ですが、今後は主要なクラブ馬での騎乗も増えてくるのではないでしょうか。
JRA賞最多勝利新人騎手も届くと思いますし、今後の活躍に注目したいと思います。
まとめ
半期終わって、2歳戦も本格化していきます。
同時に、未勝利戦のリミットも迫ってきました。
2020年産は9頭でスタートし、勝ち上がりはクリダーム・シュニー・ジャーヴィスの3頭。
残り2か月と少しで何頭勝ち上がってくれるか、心配ではそわそわしながら過ごしたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。