一口馬主活動 2023年4月まとめ

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一口馬主活動 2023年4月まとめ

早いもので2023年も4月が終了し、1年の1/3を経過しました。
あっという間ですね。
2023年4月の一口馬主活動のまとめです。よろしくお願いいたします。

月次まとめ 掲載内容の概要
  1. 一口馬主出資に関する報告
    • 出資申込先の報告
    • 出資申込の結果報告
    • その他、申込関連の共有
  2. 出資馬の出走結果まとめ
    • シルクホースクラブ
    • ノルマンディーオーナーズクラブ
    • インゼルサラブレッドクラブ
  3. 月間成績に見る注目情報
    • 近年開業厩舎の注目成績
    • 若手騎手の注目成績

2023年4月はシルクHCの追加募集が行われました。
出資申込と抽選がございましたので、そのご報告をします。

また、5月よりノルマンディーOCで2021年産三次募集が行われます。
それについても少し触れさせていただきます。

4月は8頭の出資馬が出走。中央で8戦、地方で1戦の合計9戦しました。
シルクHCが2頭、ノルマンディーOCが5頭、インゼルTCが1頭でした。

4月の月間成績を見て、厩舎情報は美浦の上原佑紀先生、騎手は永島まなみジョッキーについてまとめようと思います。
よろしくお願いいたします。

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一口馬主出資に関する報告

4月はシルクHCで2021年産追加募集がありました。
ノルマンディーOCでも5月からの2021年産三次募集開始の案内が出ています。
それらについてまとめていきます。

シルクHCの追加募集について

こちらはYou Tube動画で分析動画をアップさせていただきました。

2021年産はすでに6頭出資していますが、シルクHCでは1頭のみでした。
プロミストリープの21・ゴールデンリープが出資馬で、1口40,000円の馬です。
シルクの実績制度上、もう少し金額を上乗せしておきたい気持ちもありました。

出資候補として検討したのは、ワンミリオンスの21とエルビッシュの21の2頭です。
最終的に申し込んだのはエルビッシュの21で、結果落選しています

申込時の分析と結果について以下にまとめますので、そちらもぜひお読みいただけますと幸いです。

ノルマンディーOCの三次募集について

ノルマンディーOCの2021年産3次募集が5月8日(月)から16日(火)13時までのスケジュールで先行申込が開始されます。
今回の追加募集頭数は中央6頭、地方1頭の合計7頭です。

私は一次募集で募集でデンコウブルーの21(ブリッツクリーク)に出資、二次募集ではギャラクシーセレブの21(エクラメテオール)とスノースタイルの21(スノーディーヴァ)に出資しています。
すでにノルマンディーOCで3頭出資しており、ここでの追加は予定しておりません。

申し込む予定はないものの、7頭は全てチェックいたしました。
ブラックオニキスの21はおもしろそうだと思いました。

ブラックオニキスの21

画像はnetkeiba様より

母の父ブラックタイドは馬格と力強さを産駒に伝えます。
ディープインパクトの全兄であり、持っている血の要素は魅力的なものが多いもの特徴です。

ディープインパクト×Storm Catは好相性の組み合わせで知られ、ブラックオニキスの21は要素的にはそれと近いものがあります。
ブリックスアンドモルタルはStorm Cat ≒ Ocean Crestの2×2ともいえ(Storm Birdが共通・Bold Ruler+Princequilloを母系に持つ)末脚が鋭いタイプの競走馬でした。
柔らかくキレる要素が種牡馬として強く出てくる場合、ブラックタイドの持つHalo≒Sir Ivorとかみ合ってピリッとした脚を引き出す可能性はあるのではないかと思います。

全体的にNorthern Dancerの血が濃いこと、この時期に360kg台とかなり小柄なことは不安要素です。
募集価格は760万円、一口17,000万円とかなり安価ではあります。
母も408kgでクローバー賞(2歳・OP)勝ちと札幌2歳Sで2着の成績を残しています。

ここから大きくなるイメージは沸きませんが、馬体のバランスは良好で、歩様も良い印象を受けます。
おもしろそうではありますが、ここでは見送ろうと思います。

2023年4月投稿のYou Tube動画

出資馬一覧

出資馬の4月の競走実績

まず、2023年の年間と4月の月間戦績から整理します。

4月は中央と地方で実に9戦しました。
4月1日に1勝をあげて以降、8戦は勝てませんでしたが、全馬がんばってくれました。

早いもので今年はこれで23戦。
昨年以上の出走数になりそうですが、夏の未勝利戦線次第ではここから落ち着く可能性もありそうです。
(願わくば早期に各馬勝ち上がって落ち着いた夏だとうれしいの意)

出走の内訳は以下の通りです。

各場の詳細はこちらです。
中央8戦中6戦は未勝利戦でしたが、勝ち上がりは出ず。
掲示板に載れる馬もいない、という極めて厳しい月間となりました。

各クラブで詳細にお話していきます。

シルクホースクラブ

シルクでは4歳1勝クラスのリンドラゴと3歳未勝利のアッシュフォードが出走しました。

リンドラゴ

リンドラゴは4月1日の阪神7R4歳以上1勝クラス、ダート1,400mに出走しました。
前走2着から中2週で臨んだレースで、見事に勝利をつかんでくれました。

2戦連続鞍上を務めた北村友一ジョッキーの技術が光るレースでした。
ゲートが得意でないながらも、二の脚がついてポジションをリカバー。
4角から直線入ったところで右ムチ一発で進路を中央にスムーズにとり、伸び脚に期待できる位置に。
しかし前に壁ができ、絶望的状況でしたが、それをこじ開けての差し切り勝ちとなりました。

Nureyev ≒ Sadler’s WellsやNantallah ≒ Nashuaによる粘り強さや力強さがここにきて本格化し始めている印象を受けます。
5月には2勝クラスに出走する予定で、そこでも良い走りを見せてほしいところです。
勝ってくれてとてもうれしかったです。

アッシュフォード

アッシュフォードは転厩後初戦、通算2戦目を4月15日の福島6R3歳未勝利、芝1,800m戦に出走。
1.1秒差の7着に終わっています。

若手競走ながらも減量のないの富田暁ジョッキーが鞍上を務め、良い騎乗を見せてくれました。
勝ったウインレイアーとは4kg差(6kg差ですが、牝馬なため)があり、同斤量ならもう少し差は縮まったかもな、という印象です。

前に行ききれない感じや、後半伸びきれない感じは、本格化前にハーツクライ産駒感があります。
使って良化していけば、チャンスはあると思うので、何とか1つ勝ってほしいものです。
成長すれば、可能性はまだまだあるはず。

5月7日の新潟未勝利に出走予定ですし、そこで結果を残せることを期待します。

ノルマンディーオーナーズクラブ

ノルマンディーでは5頭が出走、6走しました。

  • クトゥネシリカ
    • 名古屋C級に出走。
      スタート決まらず1.7秒差。
  • フォンメイリー
    • 1勝Cに出走も7着。
  • ビヨンドザバラード
    • 未勝利戦に出走。
      道中離されて3.5秒差。
  • ジャーヴィス
    • 未勝利戦を2走。
      3.5秒差と2.0秒差。
  • ウィズアットダンス
    • 未勝利戦に出走。
      粘りを見せ0.5秒差7着。

4月のノルマンディーはかなり厳しい結果になりました。
その中でもウィズアットダンスは見せ場のある内容。
デビュー戦4着に入った函館に向けて期待していきたいところです。

クトゥネシリカはスタートを決めれば走れることはわかっているだけに、もどかしいレースが続きます。
夏ごろに中央に戻れることを期待したいところです。

フォンメイリーは5月に芝にトライする予定とのこと。
芝もいけるのではないか、と思って出資していますし、新しい一面が見れるのは楽しみです。

ジャーヴィスとビヨンドザバラードはかなり苦しい結果に。
どちらもレース慣れ不足、というのでしょうか。幼さが出てしまった結果でした。
このあたりの成熟の遅れが、3歳未勝利戦デビューにつながっているのでしょう。
ギリギリの戦いになりますが、1戦ごとに成長を見せてほしいです。

インゼルサラブレッドクラブ

インゼルサラブレッドクラブはオストファーレンが出走しました。

オストファーレン

オストファーレンは4月16日の阪神3R3歳未勝利の芝1,600mに出走しました。
1.6秒差の12着に終わっています。
このレースにはノルマンディー出資馬のジャーヴィスも出走しており、そちらは3.5秒差の17着に終わっています。

勝ったエルトンバローズの時計は1:33.7でした。
同日の3勝クラスの勝ち時計が1:33.6、前週に行われたG2の阪神牝馬は1:33.9という時計。
エルトンバローズの勝ち時計は優秀と見て良さそうで、1.6差とはいえそこまで悲観はしていません。

メンタル部分と、体力面でまだまだ本格化前という状態です。
調教時計は悪くないですし、きっかけさえつかめば突き抜けてくれると信じています。

二桁着順が続いてしまったものの、2か月以上明けての出走ですから、アウトカウントも増えていません。
放牧後の調整で体力とメンタルの成長が見れれると、夏の競馬で成果を残せるのではないでしょうか。
距離が持ちそうというのも朗報で、距離的に出走機会は得られそうです。

何とか1つつかんでくれるのを祈るばかりです。

月間まとめ

なかなか厳しい4月となりました。
20年産は8頭出資し、勝ち上がりはまだ2頭ですから、5月に1頭でも増えてくれるのを祈ります。

シルクはリンドラゴが2勝クラスで出走予定。アッシュフォードとフェールデレーヴも勝ち上がりを目指して出走予定です。

ノルマンディーもフォンメイリーが1勝クラスの芝に挑戦予定。
クトゥネシリカも地方2勝目を目指して、2,3戦するのではないかと思います。
3歳勢は節をあけるためにいったん放牧ではないかと思います。

インゼルは5月は何も走らないのではないかと思います。
いずれも北海道で出てくるんじゃないかと思っています。
活躍に期待したいところです。

全クラブの出走状況は以下の通りです。

結果はかなり苦しいものの、ノルマンディーは本当に出走回数が多く、楽しませてくれています。

シルクの戦績は安定感があって、やはりメインに据えていきたいところです。
インゼルは8着以内が1度だけですが、シュニーが3頭中2頭が勝ち上がっていて、次のクラスでのことなので、こういう苦戦時期という感じですね。

できることは応援することのみですから、引き続き見守っていきたいと思います。

月間成績に見る注目情報

今年は1年を通して、近年開業の厩舎や若手ジョッキーを追いかけ、応援しつつ出資検討の材料を増やしていこうと思います。

1月は栗東・辻野泰之先生と古川奈穂ジョッキー
2月は栗東・田中克典先生と水沼元輝ジョッキー
3月は栗東・四位洋文先生と角田大河ジョッキー
4月は美浦・上原佑紀先生と永島まなみジョッキーをご紹介します。

美浦・上原佑紀先生

上原佑紀先生は2023年3月に美浦で開業されました。
新規開業最初の1か月で早々に3勝をあげています。

上原先生は上原博之先生のご子息です。
上原博之先生はダイワメジャーやセイウンコウセイ、ガストリックを管理された名調教師です。

栗東で開業された西園翔太先生と同じく、平成生まれの初の調教師として注目を集めています。

上原佑紀先生は、日大馬術部出身、全日本学生馬術大会でも優勝。
その後は獣医師として勤務されるなど、馬の心身を管理する術をあらゆる方面で持ち合わせている印象を受けます。
調教助手としては美浦の堀先生の下でキャリアを積まれています。
セキフウ、クラウンプライドの海外挑戦に帯同したとも報道で出ており、様々な先輩調教師に信頼された存在なのだろうと想像できます。

上原先生は開業したに3月に2勝、4月は1勝をあげています。

武幸四郎先生はセキフウを管理されており、同馬の海外挑戦に上原先生は帯同しています。
転厩にはそうしたご縁もあったのかもしれません。
フルールはデビュー2戦はダートでしたが、転厩初戦は芝を選択。そこで勝ち上がっています。

今のところ、主戦は石橋ジョッキーで、3勝のうち2勝をあげています。
石橋ジョッキーは堀厩舎で100勝以上をあげており、騎乗機会の多くを堀厩舎で得ています。
上原先生は堀厩舎調教助手を務めており、そこでのご縁があったと推測できます。

3勝の中に、様々なご縁や信頼を感じるものがあります。

現役登録馬33頭中、ノーザンファーム生産馬は8頭。
社台コーポレーション白老ファーム、社台ファーム、追分ファーム、レイクヴィラファームも含めると16頭おり、約半数が社台グループの生産馬です。
上原先生は調教師を目指す過程で、ノーザンファーム空港にて務められていた時期があるとのことで、そこでのキャリアにおいても、信頼を集めたのだと推測できます。

私もシルク出資馬、ノーザンファーム生産のプロミストリープの21(ゴールデンリープ)を管理していただきます。
ゴールデンリープは現在400kgに満たない小柄な牝馬、かつオルフェーヴル産駒ということで、心身にやや不安があります。
ですが、上原先生のここまでのキャリアから、こうした馬でも良い管理をしてくださるのではないか、ととても楽しみにしています。

4月においては1勝でしたが、開業して即座に3勝をあげられたということで、ご紹介させていただきました。
今後、さらにご活躍されると思います。
注目しつつ、応援していきたいと思います。

高橋康之厩舎所属・永島まなみジョッキー

永島まなみジョッキーは2021年デビュー、3年目の若手ジョッキーです。
同期には永野猛蔵ジョッキーや、1月にご紹介した古川奈穂ジョッキーがいます。
永島まなみジョッキーは2023年第1回福島開催でリーディングを獲得しています。
4月は実に9勝をあげ、今年通算16勝をここまであげています。

普段は各レースの詳細情報も掲載していますが、勝ち数が多いため、今回はサマリを掲載します。

永島ジョッキーは67回の騎乗機会を獲得しており、年間通算では15位の騎乗数を得ています。
その中でも、4月は1番人気の馬への騎乗回数は12回、全体の約18%が1番人気でした。
相当の騎乗機会を得ている時点で、期待を集めていることが推測できます。
そのうえで、上位人気の馬への騎乗機会を得ていることから、関係者から信頼も集めていることが推測できます。

実際、人気馬へ騎乗した際の安定感はあり、人気している馬の実力を十分に発揮させていることがわかります。

古川ジョッキーのまとめの際に以下の記述をしました。

2023年から、ジョッキーの健康に配慮し、負担重量が増加しています。競馬界にとって、すばらしいことだと私は思います。反面、馬の負担は大きくなりますから、小柄な馬には厳しい変更です。すべての馬に影響することではありますが、斤量:馬体重の比率は小柄な馬ほど大きくなりますから、増えたことへの影響は小柄な馬ほど受けやすいと考えられます。
女性ジョッキーは減量が男性ジョッキーより有利になっています。メイトースイは404kgの小柄な牡馬ですが、他の牡馬が同レースで56kgの斤量で走る中、52kgで出走できています。これは効果的だったのではないかと思います。

シオノゴハンブログ 一口馬主活動 2023年1月まとめ

永島ジョッキーは馬体重が440kgに満たない小柄な馬の鞍上を月間で16度務め、3勝(勝率18.8%)をあげています。
複勝率は68.8%で斤量をいかして小柄な馬に好成績を導いていることがわかります。
逆に460kg超の馬へは31回騎乗しているものの、勝利は1度のみで、馬格のある馬を御するのはやや苦手かもしれませんね。

小柄な馬を1走辺りの負担を軽減しつつ、ローカルでしっかり勝たせる、次走への権利を獲得する、という騎乗技術は、一口馬主として極めてありがたい要素です。
この部分からも関係者から期待と信頼を集めているのだと思います。

中央場ではなかなか人気を背負うこともなく、苦戦しているものの、ローカル・小柄な馬のときの永島ジョッキーは注目です。

今回、携帯電話の使用で開催10日間の騎乗停止となりました。
復帰後、これまでと同様の騎乗機会を得られるかは不安視される部分ではありますが、技術で集めた信頼をもう一度獲得できれば、再度の開催場リーディング獲得もあると思います。
私の出資馬は小柄な馬も多いので、機会があるならぜひ鞍上を務めていただきたいです。
様々な考えの方がいると思いますが、私個人はそのように思います。

苦しい騎乗停止期間を抜けた後、さらなる飛躍を祈ります。

4月まとめ

4月はリンドラゴが勝ってくれましたが、全体としてはかなり苦しい結果に。

記事でご紹介したジョッキーが騎乗停止になってしまうなど、いろいろあるな、と思います。
その中でも、水沼元輝ジョッキーが障害競走にチャレンジされるなど、積極的にチャレンジしています。
水沼ジョッキーにはあらゆる形でチャンスが舞い込んでくるといいな、と思っています。

5月はアッシュフォードとフェールデレーヴが未勝利脱出をかけて出走予定。
ここで決めてくれるととてもうれしいところ。がんばってほしいですね。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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