2024/3/23,24 出資馬出走予定・回顧&重要予想 トーマスフレア・ジャーヴィス・ノーブルロジャー #毎日杯 #日経賞 #マーチS #高松宮記念

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目次

今週の出資馬動向と重賞予想

2024年競馬開催第12週目です。
春のクラシックトライアルレースが終了し、どの馬が出走できるか、どの収得金額が下限になるか、いよいよ定まりは締めています。

トライアルレースではないものの、今週は3歳限定戦の毎日杯が開催されます。
毎日杯はアルアインとシャフリヤールの全兄弟が勝利しており、アルアインはその後に皐月賞を勝利し、シャフリヤールは日本ダービーを勝利しています。
トライアルではないものの、このレースの成果はクラシックに影響を及ぼすもので、注目度の高いレースです。

今年の毎日杯には、出資馬のノーブルロジャーが出走します。
年始のシンザン記念に続いての重賞勝利となることを期待しています。

出資馬一覧

当ブログにおける分析や予想は、私シオノゴハンが個人的な検討内容を記事にしたものです。成果の保証はできません。馬券の購入はご自身の判断にてお願いいたします。 また、私の主観による分析ですので、読者の皆さまにとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、ご了承ください。

3/16 出資馬 トーマスフレア (ITC) 出走レース回顧 中京4R

3/16 中京4R
3歳 未勝利 馬齢
芝 2,000m戦
7着 2:01.8 (2.2差)

トーマスフレアの回顧

12頭立て11番人気、大外12番からのレースでした。
スタートはまずますで、そのまま行き足がつき、内に寄せつつ道中は中団に位置。
道中の雰囲気は良く、手ごたえも良さそうな印象で4角、直線と迎えますが伸びずに7着でした。

調教などでは良い末脚を発揮しているあたり、能力はありそうなものの、レースでそれをなかなか発揮できていない印象を受けます。
調教ではよく走るものの、レースではなかなか発揮できないのは、同じ父のオストファーレンも共通でした。
オストファーレンはファンド解散後、地方競馬での厩舎の指導とスプリント体験がプラスになったのか、レースの質がガラッと変わり、連戦連勝、それも差をつけての勝利ですから、トーマスフレアもきっかけ一つで変化が見込めそうな印象はあります。

厩舎の方針では、今後はさらに距離を伸ばしていくようです。
現状は気性がかなりおとなしいようですし、このレースも道中しっかり折り合っていたように見えます。
距離を伸ばして我慢できる可能性は十分ありますし、そこで成果を残せる可能性は十分あるのではないかと思います。
長めの距離は福島開催がありますが、栗東所属ですし、5月には新潟開催もありますし、その先の函館・札幌開催を考えると、新潟の長距離で試してほしいですね。

レースは1着のコルレオニスが引っ張る展開。
前半60.3秒で入って、後半を59.3秒で逃げ切り、2着0.3差をつけての1:59.6という時計での勝利ですから、強かったですね。
コース的にスローになりやすいこともありますが、2勝クラスの勝ち時計よりも良い時計が出ていますし、自分でペースメイクして上がり最速ですから、先々も活躍が見られそうでした。
仮に前半62秒くらいで入ってもコルレオニスが勝っていただろうな、と思う内容ですね。

その1週前に出資馬のスノーディーヴァが同コースで未勝利勝ちを決めてくれますが、勝ち時計は2:03.3と、今回のトーマスフレアよりも遅い時計で勝っています。
スノーディーヴァもまた逃げて自分でペースメイクして押し切っていますから、本当に良いレースをしたと思います。

先行して競馬をできるというのは、すごく貴重な能力だな、と実感するここ2週の競馬ですね。

3/16 出資馬 ジャーヴィス (NOC) 出走レース回顧 阪神12R

3/16 阪神12R
4歳以上 1勝クラス 馬齢
ダート 1,400m戦
6着 1:25.7

ジャーヴィスの回顧

14頭立てで1番人気を背負ってのレース。
事前の予想通り、ハクサンバードが逃げる展開になりました。

ジャーヴィスも好スタートを決めて、中団くらいで競馬を進めます。
前走でもすばらしい末脚を発揮しており、消耗なく中団で進めれば差せるイメージはあり、実際このレースでもその可能性は十分にあったと思います。
不運だったのは、ジャーヴィスよりも好スタート・好ダッシュを決めた馬が、内に進路をとり、ジャーヴィスの目の前に入って早々にペースダウンしたことでした。
あの進路取り、あのペースダウンでは、正直どうにもならなかったのではないか、と私は思います。
ジャーヴィスがもう1列前で競馬を進められれば、前のスペースは生まれなかったわけではあるのですが、前走の末脚イメージからは、そこに位置取りするのは悩ましいところ。
いろんな要素がアンラッキーな方向に重なってしまったなという印象を受けます。

進路を失ったジャーヴィスはペースダウンせざるを得ない展開となり、後方からの直線一気の競馬に。
上がり3f最速の36.6で末脚を発揮するも、0.3差及ばずの6着に終わっています。
権利が獲得できればよかったのですが、獲得できなかったのは痛いところです。

ただ、着実に力をつけてくれていますし、クラスの突破への期待はレースごとに高まっています。
次で決めてくれるのではないか、そう期待して引き続き応援していこうと思います。

3/23 出資馬 ノーブルロジャー (NOC) 出走レース 毎日杯G3

3/23 阪神11R 毎日杯
3歳 オープン G3 馬齢
芝 1,800m戦

ノーブルロジャーの展望

ノルマンディーOC所属のノーブルロジャーは、デビューから3連勝、重賞連勝をかけ、距離延長でこのレースに挑みます。
次走方針を決める重要な1戦で、前走シンザン記念の1,600m戦から、距離延長をこなして成果を残せるか、とても楽しみな1戦です。
ノーブルロジャーの今後のキャリアが左右される可能性も高いレースだけに、楽しみと緊張が大きなレースですね。

新馬戦は1,000m通過63.4秒というレースで、上がり3fを33.4秒の脚を使って解消。
続くシンザン記念は道中激しい争いでも我慢しつつ、1,000m通過58.4秒というペースのレースで上がり3fを35.7秒の脚を使って差し切り。
この2つの異なる展開をこなしてここに来ているだけに、レースセンスの良さは間違いないものだと思います。
鞍上もトップジョッキーの川田騎手が継続して務めてくださいます。

週中は雨が降り、土曜も雨天が予想されており、馬場は重くなる可能性があります。
また、阪神のAコース開催も5週目で、馬場状態は徐々に悪化しています。ノーブルロジャーは前走では時計のかかる馬場の京都をこなしていますし、馬場的な理由から苦戦するイメージは沸きませんが、1枠1番ですから、荒れた馬場の影響はもろに受けそうです。
ただ、好枠でもありますし、マイルのペース経験から先行できれば、馬場の良い位置を選んで走れるでしょうし、そこまで心配はいらないのではないかと思っています。

道中好位で折り合って、直線で突き放して勝つ、そんなレースを見せてくれると最高ですね。

予想印

レース展開

マイルの流れからの距離延長、かつ1枠1番に入ったノーブルロジャーが逃げるまではいかないまでも先行する流れになるのではないかと思います。
是が非でもハナを切りたいというタイプは不在で、頭数も10頭ですから、先行争いが激しくなってペースが上がるという展開にはならないのではないかと想定していますが、メイショウタバルとサトノシュトラーセ次第でしょうか。

前走も先行していたメイショウタバルとサトノシュトラーセは今回も前目に行くのではないかと思います。
メイショウタバルは同距離のローテーション、サトノシュトラーセは短縮というローテーションで来ています。
この2頭が、マイル的なペースになりやすい阪神1,800mで、前に行こうとしてペースが上がりすぎてしまう展開はあり得るかなと思っています。
逆にノーブルロジャー含め先団グループが前のポジションを確保してスローに落とすことができれば、共同通信杯やスプリングSのような展開となり、そういう結果になると予想します。

従って、その展開を想定し、本命はノーブルロジャー、対抗はサトノシュトラーセ、単穴にメイショウタバルとします。

各馬の無事を祈りつつ、ノーブルロジャーの勝利へ全力応援です。

3/23 中山11R 日経賞G2

3/9 中山11R 日経賞
4歳以上 オープン G2 別定
芝 内2,500m戦

予想印

中山2,500mは有馬記念が開催されるコース。
6回コーナーを回るため、内外の有利不利が大きく、先行して良いポジションで進めることができた馬が勝ちにつながりやすいコースです。
昨年の年末は8枠のスターズオンアースが抜群のレース運びから2着に入りましたが、あれは本当に騎手の技術と馬の能力が最高にかみ合った結果だと思います。

ただ、今回の日経賞は10頭立て。内外の有利不利はそれでも発生しますが、フルゲートと比較すればそこまで差は発生しないでしょう。
雨の影響がどの程度出るかは注目点ですが、ある程度前目に進み、進路を選べる立場の馬は馬場状況に応じた対応ができますから、先行力がある馬からねらいたいところではあります。

本命は⑩クロミナンスです。
OP級昇格初戦の前走AJCCでは不良馬場の中で3着に入りました。不良馬場を2枠2番で先行して成果ですから、力のあるところを示したと思います。
今回は前走よりは馬場も良いでしょうし、悪くなったとしても外枠に位置しています。
距離延長も折り合えるタイプでしょうし、先行力もありますし、期待したいと思います。

対抗は⑨ボッケリーニです。
クロミナンスと同じく前走はAJCCで2着に入っています。
8歳になりましたが、まだまだ実力があることを示しており、先行力もありますから、今回も楽しみな1頭です。
今回も前走同様に外枠に入りましたが、良いポジションから末脚を伸ばしそうなイメージがわきます。
クロミナンスよりも重い馬場は得意なイメージで、今回はそのイメージから対抗にしています。

マイネルウィルトスは前走は逃げましたが、今回はどのポジションで競馬をするのか注目です。

全馬の無事と活躍を祈ります。

3/24 中山11R マーチS G3

3/24 中山11R
4歳以上 オープン G3 ハンデ
ダート 1,800m戦

予想印

中山ダート1,800mは、スタート直後とゴール前で坂があり、高低差のあるタフなコース。
小回りコースでもあり、馬力がものをいうイメージです。
そのうえで、雨が降って脚抜きの良い馬場となれば、逃げ・先行が有利になるイメージです。
坂道スタートから加速して、そのまま走り切れるタイプが今週末にはフィットしそうなイメージです。

本命は④ウェルカムニュースです。
先行力があり、距離短縮で臨める今回のレースは気持ちよく前に行けるのではないかと期待しています。
サトノアラジンはディープインパクト×Storm Catの配合で、マイルで活躍した競走馬で、産駒、特に牡馬はダートに適性が偏っている傾向です。
そこに母系はDeputy Ministerの系統、中でもフレンチデピュティですから、この舞台はあいそうなイメージです。

対抗は⑦ゴールドハイアーです。
稍重で行われた前走総部Sは好時計で勝利。今回も類似の馬場になりそうで、力を発揮できるのではないかと思っています。
前目から末脚を発揮できるタイプでもあり、競馬の質は中山にあいそうです。

単穴は①ヴァルツァーシャルです。
中山で成果をあげていますし、確かな末脚を持っています。中山で末脚を発揮できている点もポイントで、そこも魅力です。
エンパイアメーカーの血を引いているので、内枠よりは外枠が良いタイプだとは思いますが、道中の位置取り次第ではリカバリーができると思いますし、期待したいところです。

全馬の無事と活躍を祈ります。

3/24 中京11R 高松宮記念 G1

3/24 中京11R 高松宮記念
4歳以上 オープン G1 定量
芝 1,200m戦

予想印

中京で行われる唯一のG1競走、高松宮記念。
スタートから300mの直線で入り、コーナーは小回り、急坂のある412mの最終直線というコースで、単純に逃げて勝てるわけでも、脚を溜めて直線末脚勝負にかけられるわけでもない、難解なコースというイメージです。
また、土曜と日曜に雨の可能性もあり、馬場が重くなることも考えられます。

先行してポジションを確保しつつ、末脚も発揮できるというレース巧者な馬に期待したいところです。
また、スプリント戦ですからサンデーサイレンス的要素が薄いタイプの方がねらい目としては面白いでしょう。

本命は⑥ルガルです。
前走のパフォーマンスは圧巻で、今回も力を発揮してくれるでしょう。
母系にはパワースプリンター要素があり、父は中距離のドゥラメンテながらもスプリント戦で力を発揮できるタイプ。
古馬になってグッとよくなった印象を受けますし、急坂を登るパワーと長い直線を生かせるストライドの持ち主だと思います。楽しみですね。

対抗は⑩ビクターザウィナーです。
香港のスプリンターです。競馬のレース体系上、香港はスプリントのレベルが高く、そこで実績のあるビクターザウィナーは、日本馬に交じっても強いと思います。
直線が長いがコーナーは小回り、は香港の競馬場にも一致しますし、馬場も多少重くなると思われることも含め、力が発揮できる環境は整いそうです。
これで鞍上がモレイラジョッキーであれば盤石でしたが、リョン騎手は日本初騎乗。それがどうでるか。

単穴は⑤トウシンマカオです。
前走はオーシャンSを走り1着。0.2差をつけており、実力を示しました。
ビックアーサーの産駒であり、配合的にも中山より東京、阪神より京都というイメージで見ていました。
それでも中山で高いパフォーマンスを示しており、中京が舞台の高松宮記念においても、坂をこなしつつ長い直線で伸びてくるイメージがわきました。

①ビッグシーザーもこの舞台の方が向きそうですし、昨年2着の③ナムラクレアも長い直線で飛び込んでくる可能性が高い1頭だと見ています。

2024年2つ目のG1競走、全馬の無事と活躍を祈ります。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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