シルク募集馬配合分析 アルビアーノの20
No.2 アルビアーノの20 牝馬 3月30日生
父 | ハーツクライ |
母 | アルビアーノ |
厩舎 | 美浦 木村哲也厩舎 |
一口価格 | 80,000円 |
配合からの期待度:クラシック路線でも期待 重賞級
3番仔で、半姉にドゥラメンテ産駒のアヴェラーレ(3歳牝馬 2勝クラス 21年7月4日現在)がいます。
アルビアーノの20の血統表
ハーツクライ×Storm Cat系は勝ち上がり率約50%で好相性です。重賞馬もヒシイグアス・ゴーフォザサミット・ウーマンズハートがおり、G1級はまだ出ていないものの実績を残しています。
ハーツクライ×Fappiano系もまた勝ち上がり率約50%で好相性。ハーツクライ×Unbridled’s Songからはハーツクライの代表産駒スワーヴリチャードが出ています。
近年ではハーツクライ×Danehill系で早期デビューを果たす産駒が出ておりますが、この馬はDanehillの父Danzigの血を引いており、そこも早熟化に影響を及ぼすと考えられます。
母アルビアーノ自身は鋭い末脚を使って、スワンステークス(G2,芝1400m)を1着、フラワーC(G3,芝1800m)を制しています。G1では、高松宮記念で3着、NHKマイルで2着に好走しており、申し分ない実績を残しています。
アルビアーノは名牝Coutly Deeを4代母に持つ馬です。Coutly Dee牝系からは、Green DesertやArchなどが出ています。このCourtly Deeとハーツクライの3代母My Bupersは米国のパワフルさを伝える血を引いており、この2頭が出会うことでスタートと同時に突進して走り切るor4角から猛烈に加速するパワーを産駒に伝えます。アルビアーノの3代母のAltheaはAlyder×Courtly Deeですので、相当なアメリカパワー血統です。そこにDanzig、Unbridledですので、代々米国のスピードとパワーを受け継いできています。
またアルビアーノの父Harlan’s HolidayがHaloの血を引くこともポイントです。アルビアーノの20はHaloの3×5を持っており、日本の芝適性の高いスピードと加速力を増幅させています。次いでHyperionや米国パワー型の血が強いため、後方から猛追して最後までがんばるような走りを見せそうです。
ハーツクライ産駒は大箱向きになることが多いのですが、この馬は小回りのほうが向くような気がしています。馬体次第でしょうか。
日本的なスピードと米国的なパワフルさを存分に強化した配合ですので、阪神JFや桜花賞で活躍を期待したいところです。いずれも大箱なので、そこで成果が出ないときは、小回りマイルで期待したいところです。
父ハーツクライや、今回のキーポイントMy Bupersは別記事でまとめてありますので、ぜひご参照ください。
まとめ
- 好相性の血が多く、期待ができる
- 早期から動けそうな配合で、クラシック路線での活躍が期待できそう
- ただし体質と気性は要注意
配合からはこういった印象を受けました。大物を期待して良いのではないかと思います。繁殖に入ってもかなり期待できる1頭です。