ノルマンディー募集馬配合分析(2021) No.6~10

ノルマンディーOC-募集馬診断(2021)
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ノルマンディーオーナーズクラブ募集馬配合分析 No.6~10

 ノルマンディーオーナーズの募集馬カタログが届きました。細かく詳細にまとめるというよりは、ざっくりとまとめて解説していこうと思います。

 今日はNo.6~9をまとめていこうと思います。以下の4頭です。

6ニシノマドカの20父:ダノンバラード母父:ジャングルポケット4月14日36,000400栗東 ・鈴木孝志
7ニホンピロルピナスの20父:シビルウォー母父:アドマイヤベガ5月4日33,000400美浦 ・稲垣幸雄
8ハートオブスワローの20父:ラブリーデイ母父:ハーツクライ4月18日37,000400美浦 ・池上昌和
9フォーミーの20父:ディスクリートキャット母父:アドマイヤマックス4月8日40,000400美浦 ・青木孝文
10プリンセスフローラの20父:モーリス母父:キングカメハメハ3月5日38,000400美浦 ・奥村武

分析の際の参考図書

 一口出資馬やPOG指名馬を考える際、手元にあるととても参考になる書籍です。

No.6 ニシノマドカの20

No.6 ニシノマドカの20 牡馬 4月14日生

ダノンバラード
ニシノマドカ
厩舎栗東 鈴木孝志厩舎
一口価格36,000円

配合からの期待度:1~2勝級

 母ニシノマドカは新馬勝ちするも以降は勝利できず。芝の短距離・マイルで走り、キャリア途中でダートに路線変更、最後は園田移籍しました。母13歳の産駒です。

 ニシノマドカの20の一族からは大きな成果を残した馬がいませんが、全兄のナイママ札幌2歳Sを2着の他、重賞入着があり、オープン勝ちもあります。

ニシノマドカの20の血統表はnetkeibaにて → ニシノマドカの20

 ニシノマドカの20の父ダノンバラードAJCC(G2)やラジオNIKKEI杯(G3)を制したディープインパクト産駒ですディープインパクト×Unbridled(Fappiano系)コントレイルなどに見られるニックス配合、さらにはDevil’s BagGlorious Songの全妹のAngelic Songの血を引いているという、昨今注目される血を多数持っています。ダノンバラードはディープインパクトの初年度産駒であるため、時代を先取りした配合でした。

 母ニシノマドカジャングルポケット×ブライアンズタイムというスタミナのある配合です。マグニチュード(父Mill Reef)Rivermanの血も引いていることから、母系は重厚な血を重ねてきている印象があります。ニシノマドカは07年生まれの産駒ですが、Hyperionの血を10%も持っています。

 父ダノンバラードはスピードに富んだ血筋、母ニシノマドカはスタミナに富んだ血筋であり、その両社がバランスよく交わると中長距離で活躍する馬になると考えられます。同時にMr.Prospector・Nureyev・Robertoの血を持つため、Nashua≒Nantallahの米国的パワーのニアリークロスが発生します。洋芝や重たい馬場、ないしはダートでの活躍も期待できます。

 絶対的なスピードには不安がありますが、スタミナとパワーに富んでいて、勝てる条件がある程度想像できるのは魅力的です。ダノンバラードは少ない産駒数に対して、かなり良績をあげている種牡馬です。この馬も回収は期待できるのではないでしょうか。

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No.7 ニホンピロルピナスの20

No.7 ニホンピロルピナスの20 牡馬 5月4日生

シビルウォー
ニホンピロルピナス
厩舎美浦 稲垣厩舎
一口価格33,000円

配合からの期待度:未勝利~1勝級

 母ニホンピロルピナスは未勝利です。芝のマイルで3戦走って繁殖入りしています。母18歳と高齢の産駒です。4年ぶりの産駒です。

 ニホンピロルピナスの20の4代母マーストンズミルの一族からはフジキセキシャイニンレーサーが出ています。ニホンピロルピナスの初年度産駒はニホンピロアワーズ(父ホワイトマズル)で、最優秀ダートホースを獲得しています。産駒はダートに偏っており、この馬もダートに向かうと考えられます。

ニホンピロルピナスの20の血統表はnetkeibaにて → ニホンピロルピナスの20

 父シビルウォーは地方のダートG2,G3を合計で5勝をあげています。ダート中長距離で活躍しており、スピードというよりはスタミナに富んだ競走馬だったと考えられます。なお、シビルウォーは2020年度の種付けを最後に種牡馬を引退しており、ニホンピロルピナスの20は最後の2世代に該当します。シビルウォーはMr.Prospector系にSadler’s Wells・Rivermanなので、かなりパワーとスタミナに富んだ配合です。Lalunの牝馬クロスが発生し、La Troienneが刺激されることがポイントです。

 母ニホンピロルピナストニービン・Nureyev由来のHyperionのスタミナにサンデーサイレンスが入り、日本の馬場適性が高まったイメージでしょうか。4代母マーストンズミルIn Reality・Bold Ruler・Princequilloなので、米国由来のスピード&柔らかさを持っており、そこから分岐してフジキセキシャイニンレーサーが出たのも納得できます。母系に眠るスピードを引き出せるかどうかがポイントでしょうか。上のニホンピロアワーズは父ホワイトマズルで、Drone≒Haloのニアリークロス、Bold Rulerのクロス、Princequilloのクロスがあることで、スピードと柔らかさが産駒に伝わり、パワーが勝ちすぎないバランスが実現して活躍できたのではないかと考えられます。

 ニホンピロルピナスの20Sadler’s Wells≒Nureyevのニアリークロスが発生し、Specialの牝馬クロスを持ちます。これが引き締め要素となっています。Sadler’s Wells・RivermanによるBold Reason≒Never Bendのニアリークロスも前述のようにあり、LalunSpecialの2頭の牝馬クロスを持つことになります。こうした馬体を引き締めてパワーとスタミナを補う血はありつつも、スピードを強化する要素が薄い印象を受けます。

 米国からスピードのありそうなダート種牡馬が複数導入されている昨今の様子を見ると、ダート中長距離路線でもスピード不足に悩まされそうです。それこそ短いところではスピードが不足するでしょうから、番組表との戦いもありそうです。

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No.8 ハートオブスワローの20

No.8 ハートオブスワローの20 牡馬 5月4日生

ラブリーデイ
ハートオブスワロー
厩舎美浦 池上厩舎
一口価格37,000円

配合からの期待度:未勝利 勝ち上がればOP以上期待

 母ハートオブスワローは1勝馬です。5歳2月までで24戦したタフな馬でした。母6歳の産駒、かつ初仔です。

 ハートオブスワローの20の3代母イソノルーブルはオークスを制覇しています。近親に新潟2歳Sを制したモンストールがいます。

ハートオブスワローの20の血統表はnetkeibaにて → ハートオブスワローの20

 父ラブリーデイは現役時代に宝塚記念・天皇賞秋など、芝中距離で活躍した種牡馬です。キングカメハメハ産駒らしく、母系のスタミナ(ダンスインザダーク・トニービン・リアルシャダイ)の血を引き出しています。ラブリーデイは能力の高さから2歳からオープン戦を勝利するなどしましたが、本格化は5歳で、晩成の競走馬でした。晩成の血は産駒にも遺伝しており、勝ちあがり率は15%と、キングカメハメハの後継としては苦しんでいます。(ロードカナロア42% ルーラーシップ41% ドゥラメンテ32%)仕上がってから大物が出てくるかどうかが今後の分かれ道です。

 母ハートオブスワローは父ハーツクライ、母父デヒアという配合です。デヒアDeputy Ministerの産駒で、母父にSecretariatを持ちます。ここがこの馬のスピード要素でこの血を引き出せるかどうかがポイントになると考えられます。(加えてハーツクライの持つHaloや母系に眠るテスコボーイ)

 ハートオブスワローのサンデーサイレンスの4×3はスピードを補う上でプラスだと考えられます。一方で、トニービンの4×4は晩成をさらに加速させ、トモの仕上がりが遅くなってしまい、なかなか勝ち上がれないということが発生しそうです。Northen Dancerのクロスが複数発生していますが、緩さを引き締めてくれそうなNorthen Dancer産駒のクロスがないのも苦しい印象です。

 逆に言うと、この配合で勝ち上がれると本格化すると未来は期待できるかもしれません。ラブリーデイの勝ち上がりは短距離のケースが多く、それとも逆行している配合なので、そこも不安要素です。

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No.9 フォーミーの20

No.9 フォーミーの20 牡馬 4月8日生

ディスクリートキャット
フォーミー
厩舎美浦 青木厩舎
一口価格40,000円

配合からの期待度:OP~重賞級

 母フォーミーはダートで2勝をあげています。母11歳の産駒です。

 フォーミーの20の3代母バンビファバーからはフェブラリーステークス(G1)・中山金杯(G3)を制したグルメフロンティアが出ています。一族からは中央・地方のダートで活躍する産駒が多数出ています。デビュー済みの勝ち上がりは3/4とかなりの良績です。2つ上の兄ムエックスは父アジアエクスプレスで、ディスクリートキャットと同じくStorm Cat系種牡馬であることも安心材料です。

フォーミーの20の血統表はnetkeibaにて → フォーミーの20

 父ディスクリートキャットは米国ダート短距離~マイルで活躍した馬で、G1を1勝したほか、勝つときは圧勝という目立つ走り方をする馬でした。日本導入以降、勝ち上がり率3割は優秀な数字であり、5着以内に入る馬が多いこと、2歳夏のデビューが多いことも出資馬として魅力的です。

 ディスクリートキャットStorm Cat系種牡馬です。Storm Catの血は日本適正が高いことに加え、ディスクリートキャットPrivate Account(父Damascus)やIn Reality、Ribot(His Majesty・Tom Rolfe)の血を引いており、それらも日本で実績のある血であることから、良績を残せているのでしょう。

 母フォーミーアドマイヤマックス×マルゼンスキーという配合。アドマイヤマックスは高松宮記念制覇をはじめ、短距離~マイルG1や重賞で良績を残したサンデーサイレンス系の快速馬です。産駒はダートに偏っていますが、これはダイナシュートの持つノーザンテーストMan o’Warの血がサンデーサイレンスの持つ米血と交わり米国ダート的なスピードとパワーを産駒に伝えるからではないかと推測しています。

 この配合で目を引くのはBuckpasserの5×6×5です。Buckpasser父Tom Fool・母父War Admiral・母母父Blue Larkspurの血を引き、米国的なスピードを凝縮しています。加えて、La Troienneを4代母に持ち、パワーも存分に持っています。Buckpasserのクロスを5×6×5で持つことによって、それらの血も引き継がれ、フォーミーの20はスピードとパワーを兼ね備えた競走馬になる可能性が高いと考えられます。

 母父アドマイヤマックスは自身が短距離馬で産駒にダート馬が多いように、米国的な要素を表現できる馬だと言えます。3/4Northen Dancer・1/4異系となっていることも魅力に映ります。馬体も良く見え、2歳から活躍が期待できる馬ではないかと思っています。個人的にかなり期待しています。

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No.10 プリンセスフローラの20

No.10 プリンセスフローラの20 牡馬 3月5日生

モーリス
プリンセスフローラ
厩舎美浦 奥村武厩舎
一口価格38,000円

配合からの期待度:OP~重賞級

 母プリンセスフローラは未勝利です。芝マイル~中距離で走りましたが、3着が最高着順でした。母10歳の産駒です。

 プリンセスフローラの20の4代サクラハゴロモは有馬記念・天皇賞春を制したアンバーシャダイの全妹であると同時に、サクラバクシンオーの母でもあります。3代母ラトラヴィアータサクラバクシンオーの全妹にあたります。5代母クリアアンバーから広がる一族からは重賞馬・G1馬が多数出ていますし、サクラハゴロモの一族に絞っても相当な活躍馬が出ています。かなり優秀な一族の出身です。

プリンセスフローラの20の血統表はnetkeibaにて → プリンセスフローラの20

 父モーリスについてまとめた記事は以下にございますので、ぜひご参照ください。

 母プリンセスフローラ父キングカメハメハ・母父サンデーサイレンス・母母父サクラユタカオー・母母母父ノーザンテーストと、それぞれの時代で最高クラスの種牡馬をつけてきた牝馬です。それだけでかなり素晴らしいと言えます。3/4Northen Dancer・1/4異系という配合であり、かつ名牝の血を引いているので文句なしの好配合と言えます。

 モーリス産駒の弱点は雄大な馬格に対して中身がしっかりしてくるのに時間がかかること≒馬体が緩いこと、スピードに不安があることがあげられます。先日、スプリンターズSを制したピクシーナイトもまだまだ成長途中と厩舎は評価していました。G1を制しましたが、まだ伸びしろがあります。ピクシーナイトモーリスの持つHaloをクロス・ニアリークロスを持ってスピード強化しています。また、母父・母母父にスプリンター(キングヘイロー・サクラバクシンオー)を配してスピードを強化しています。ノーザンテーストのクロスを持つことで頑強さも補っているように映ります。

 プリンセスフローラの20キングカメハメハを持つことで、Sadler’s Wells≒Nureyevの4×5を持ちます。これに加えてノーザンテーストの5×5を持つことで、引き締めの要素があり、モーリス産駒にありがちな馬体の緩さは解消できそうです。加えて、キングカメハメハMill Reefの血も引き、Sadler’s Wells・Riverman・Mill Reefにより、Bold Reason≒Never Bendのニアリークロスも持つことになります。これはスタミナ&パワーの要素で、坂道を駆け上がる力を産駒に伝えてくれそうです。ここにサンデーサイレンスの4×3とサクラバクシンオーの全妹の血となるので、スピードも補うことができそうです。

 かなり魅力的な配合をしているように感じます。重賞での活躍を期待したくなります。距離はマイルから中距離ではないかと想定しています。クラシックでの活躍が見れるととてもうれしい1頭です。

まとめ

 No.6~10はかなり見どころのあるラインナップでした。

 ニシノマドカも見どころがありそうですし、フォーミー・プリンセスフローラはかなり期待ができそうだと感じています。出資馬候補で検討しています。

 明日以降も分析を続けていきます。よろしくお願いいたします。

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