【きれいになりたい気がしてきた 著:ジェーン・スー】出来事and気持ちへの共感と、出来事or気持ちへの共感

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富士に至れ no.3

 富士に至れ、第3回です。スタートからまじめな話をしすぎて、早くも息切れしてきました。会社員としてスキルを身に着けて、ゴリゴリ出世して、安定した高所得を得て地方馬主資格とってオーナーズ加入したいと思いつつ、安定した所得は継続的な成果で得られるものでもあるので、勉強したら即反映されるものでもないのです。

 過去2回の記事は以下です。もしよかったらご覧ください。

きれいになりたい気がしてきた 著:ジェーン・スー

 コツコツ仕事で成果を残して、社内で役職をあげつつ、賞与もたくさんもらえるようにして、所得増を目指す。増やした所得で地方馬主資格を取るだけでなく、馬を持ちつつ維持できるようにしたい。それが何年後になるのか、早く達成したいと思いつつ時間はそれなりにかかります。先がなげーな、しんどいなーと早くも思い始めています。

 そんなタイミングで見つけたのが、ジェーン・スーさんの「きれいになりたい気がしてきた」

著:ジェーン・スー
¥1,320 (2023/11/06 17:03時点 | Amazon調べ)

きれいになりたい気がしてきたはAmazon Audibleでも聴けます。

 きれいになりたいわけではなかったけれど、何か会社員として評価されたいというか、ちゃんと出世したい気がしてきていた私にとって、グッとくるタイトルで手に取りました。
 この本はジェーン・スーさんが『美ST』で連載されていたエッセイを加筆修正して単行本化した書籍です。美STは光文社が発行している雑誌で、美しい40代・50代のための美容情報をまとめたものです。
 ちなみに私はアラサー男性なので、かなり想定外の購入層ではないかと思います。母が家で読んでいて、それで手に取って読んでみる10代男性はそこそこいそうなので、それよりも遠い気がします。

 私はテレビプロデューサーの佐久間宣行さんのオールナイトニッポン0を番組開始当初から聴いていて、そこにジェーン・スーさんがご出演されたことがあって、お名前はそれで知っていました。番組の中のご紹介で、TBSラジオやポッドキャストで大人気のパーソナリティであることを知りました。ですが、それからその番組を聞きに行くことも特別なかったので、「知ってる」くらいのままでした。

 本を読んでみて、めちゃくちゃ面白かったです。事象的にわからないことや、そんなことあるんだ、というような要素は『美ST』で連載されていたエッセイなので、もちろんあるんですが、深く刺さることや、グッとくることが本当にたくさんありました。
 同じ出来事を体験したわけではないのだけれど、エッセイの中で表現されているような気持ちになったことや、似たような発見をしたことはあって、私がその気持ちになったのは異なる場面だけど、ジェーン・スーさんはこういうときにこんな気持ちになったんだ、そして、こう対応したんだ、という「出来事に対する、あるよね」ではなく「感情に対する、あるよね」がすごく発生したエッセイでした。

 これは私にとって新鮮な出来事であるとともに、実感の伴うことでもありました。似た環境・似た経験・同じ趣味などの「出来事に対する共有ができる」友人は結構いますし、それこそ小中高の友達、大学の友達、職場の同僚ってこういう人たちだと思います。
 それと同時に、いろんな場面を経ても長らく仲良くしている友人は、「推し方」「楽しみ方」が近い存在が多いな、と思います。まるで異なる状況にいたり、ハマっているものが違ったりしても、温度感を共有できるというか。このエッセイを読んで、思い浮かんだのはそういう友人たちでした。

 そしてこういう友人は古い友人だな、とも思いました。社会人になって、確かに感情的になる場面は減りましたし、昨今はなおのこと理性で自分を律しながら生きたほうが良いな、と思いながら生活をしてきましたから、感情をはっきりと表現することも減った気がします。これは私だけでなく、社会人の多くの方ががそうなのではないかな、と思います。〇〇友達、という「何かを一緒にする友達」は趣味ごとに増えていますが、横断的な人は限られている気もします。

 気持ちを話し、表現していくことも良いかもしれない、そんな風に思いました。私とは遠いと思っていた方と、気持ち的な「あるよね」をエッセイを通して思えたことは衝撃でしたし、ということは、意外なところに親しくなれる方がいるかもしれない、なんていう風に思いました。

まとめ 

 「これに課題があるから、この本を読んで解決しよう」というのは、最短距離で伸びる手法だと思います。反面、正しい課題特定と解決策があって成り立つことで、課題特定と解決策の質が低いと必ずしも最短距離にならないんだろうな、と思います。

 今回、このエッセイを読んで、思わぬ発見があったり、もやもやがすっきりしたりと、思わぬ経験ができました。答えを探しに行かずに楽しんでみる、というのも長続きさせるコツなのかもしれません。

 そういえば、会社でジェーン・スーさんのエッセイを読んだんですよ、と話したらベテラン女性社員の方々から驚きと共に感想を求められました。その世代の先輩方と接するのは苦手ではなかったのですが、以前よりもリラックスできるようになった気もします。

 とてもおもしろいエッセイでしたので、ぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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