シルクHC 21年度追加募集馬分析 キューティゴールドの20

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シルクHC 21年度追加募集馬が公開→分析方針

 シルクHCより、21年度追加募集馬の情報が公開されました。今年は10頭募集で、300口が実績で優先、残りの200口は抽選ですので、実績がなくとも運さえ良ければ当選できます。

 その10頭の募集馬を分析していこうと思います。時間の許す限り、全頭を目指して分析をしていこうと思いますが、平日ということもあって難しそうです。極力コンパクトに、かつオッと思った馬から徐々にまとめていければと思います。ぜひ、お読みいただければと思います。

 なお、追加募集馬の出資基準や方針に関しては、先日YouTubeにアップさせていただきました。シルクHCでの出資方針を考えるうえで、何かのご参考になるかもしれません。そちらもぜひご視聴いただけますと幸いです。

シオノゴハンチャンネル

募集馬分析 注意書き

 本分析は募集馬の活躍を保証するものではございません。出資などの最終のご判断はご自身にて実施をお願いいたします。

 また、馬券的な分析をするものではなく、一口馬主として出資をするうえでの分析ですので、馬券を検討する際の情報としては有効なものではありません。ご了承くださいますようお願いいたします。

 以下、参考図書です。

監修:栗山 求, 監修:望田 潤, 編集:競馬道OnLine 編集部
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募集馬概要 キューティゴールドの20

キューティゴールドの20
  • キューティゴールドの20
    • 父:ブラックタイド
    • 母:キューティゴールド
      • 母父:フレンチデピュティ
    • 性別:牝馬
    • 生年月日:2020年01月19日
    • 所属予定:栗東 安田翔伍厩舎
    • 生産牧場:白老ファーム
    • 募集総額:3,500万円
      • 一口価格:70,000円

 キューティゴールドの20は白老ファームの生産です。社台グループの中でも歴史の長い牧場で、ステイゴールドやその代表産駒であるドリームジャーニーオルフェーヴルを生産しています。そのほか、イスラボニータショウナンパンドラなども白老ファームの生産です。直近ではルヴァンスレーヴラウダシオンなど。超高値で取引される馬ではないものの、大きな実績をあげている競走馬が多い印象です。ラウダシオンはシルクで募集された競走馬、ショウナンパンドラはこの馬の姉にあたります

 キューティゴールドの20は手術歴があり、ボーンシスト手術を21年1月に実際しています。生後1年くらいでの手術です。この影響かはわかりませんが、やや後躯の踏み込みが浅い印象を受けます。トモもまだ寂しく見えますね。ここは今後の成長に期待したいところでしょうか。

 母キューティゴールドは5戦未勝利引退。競走成績は振るわなかったものの、繁殖としては秋華賞・ジャパンカップを制したショウナンパンドラを出しています。産駒は7/9頭が勝ち上がり、現3歳世代のローマンネイチャーが勝ち上がれば8/9となります。また、うち4頭が2勝をあげています。キューティゴールドはダイナサッシュの牝系で、一族からは快速馬サッカーボーイ、ステイゴールド、バランスオブゲーム、フェイムゲームなど多数の重賞馬が出ています。枝葉を広げ続けている名牝系の出身です。

 この牝系の血を引き継ぐ牝馬ということで、キューティゴールドの20は血を広げる役目も担う存在でしょう。

血統分析

サルスエラの20
キューティゴールドの20 血統分析
  • 母キューティゴールドが名牝系出身。
    • 重賞馬を多数出すダイナサッシュの一族
    • 姉にショウナンパンドラ

繁殖として期待できる要素は多い。

 母キューティゴールドは名牝系の出身であり、一族からは前述の通り多数の重賞馬が出ています。ステイゴールドは父系も伸びており、ゴールデンサッシュの名前を血統表で目にする機会は今後も多いでしょう。ゴールデンサッシュはノーザンテースト由来の頑強な体質とHyperion的なスタミナを引き継ぎつつ、ディクタス由来の勝負根性、負けん気の強い気性を産駒に与えるイメージです。

 キューティゴールドの父フレンチデピュティは母の父として優秀な血で、ゴールドドリーム(父ゴールドアリュール)やマルシュロレーヌ(父オルフェーヴル)といった砂の大物や、マカヒキ(父ディープインパクト)やレインボーライン(ステイゴールド)といった芝G1馬も出しています。フレンチデピュティの祖父Vice Regentはノーザンテーストと5/8同血です。ノーザンテーストの肝であるHyperion的な要素ではなく、北米的な力強さ要素が共通し、フレンチデピュティ×ノーザンテーストでは大きな馬格と力強さが産駒に伝わるイメージです。マルシュロレーヌやレインボーラインの成功はまさにそのあたりに要因があるのかな、と思います。

 ディープインパクト×フレンチデピュティは勝ち馬率75%のニックス。前述のマカヒキや同馬の姉ショウナンパンドラなどのG1馬を出す好相性の組み合わせです。ディープインパクトはしなやかで柔らかいスピードを持つ競走馬であり、種牡馬としてはマイラー的な力強さを母系で補強することで成功しました。その要素で言うと、筋肉質でスピードのあるフレンチデピュティは好相性の組み合わせです。

 対して、その全兄ブラックタイドは大きな馬格と力強さと粘り強さが特徴の競走馬であり、種牡馬です。それもあってか、ブラックタイド×フレンチデピュティは勝ち馬率約19%のアンチニックス。ブラックタイドの平均値を10%ほど下回ります。ディープインパクト×フレンチデピュティでうまくいった姉がいるからと言って、キューティゴールドの20も同じように走るかと言われると、それは少し違うのかな、と思います。

 ブラックタイド×フレンチデピュティでは、力強さに寄りすぎてしまい、スピード的な要素が欠けてしまうのがネックになるのだと推測します。キューティゴールドの20の場合、母系にスピードを速める血も多くないため、苦戦を強いられそうなイメージです。牡馬であれば、力強さに特化しきって、パサついたダートでの活躍も見込めそうではあるものの、牝馬であるため、そういう方向にはあまり進まないのではないかと思います。ブラックタイドは牡馬と牝馬で勝ち上がり率に10%ほど差があります。芝での勝率は牡馬と牝馬で差はそう生じないのですが、ダートでの勝率が牡馬と牝馬の差を生んでいます。

 前述の通り、フレンチデピュティ×ノーザンテーストで北米的な力強さが強調された血を母キューティゴールドは持っており、ダートもこなす可能性は十分あります。また、渋った馬場の芝の競走や中長距離のタフなレースでも頑張れる根性と適性も持ち合わせているのではないかと思います。ブラックタイド×フレンチデピュティ×ノーザンテーストとしてみると、この雄大な馬格を生かした路線での活躍は一定見込めるのではないかと思います。

 ディープインパクトとブラックタイドの違いについては、以下にまとめておきます。

 父がブラックタイドであるため、プッシュするのが難しい馬ではあります。一方で繁殖牝馬としては魅力十分だと思います。馬格も現時点で十分ありますし、名牝系の出身です。フレンチデピュティは母系に入って良い血ですし、ロードカナロア、デクラレーションオブウォーなどとの仔は見てみたいと思います。

まとめ

 同じ血を持っていても、傾向は全く違う、という事例としてとてもわかりやすい馬ではないかと思います。ただ、これはあくまで確率論であって、能力が爆発する可能性はもちろんあります。

 その爆発に期待して出資をするというのは、ナシではないと思います。ただ、ちょっと私は勇気が出ない、そんなところでしょうか。

 シルクホースクラブは母馬優先がないため、その点でもプッシュしにくいものがありますね。ノルマンディーでの募集で、もう少し価格が低ければ狙ったかもしれません。

 


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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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