シルク募集馬配合分析 モルジアナの20
No.14 モルジアナの20 牡馬 2月13日生
父 | スクリーンヒーロー |
母 | モルジアナ |
厩舎 | 美浦 木村哲也厩舎 |
一口価格 | 80,000円 |
配合からの期待度:重賞級
2番仔です。半姉のコラリンはデビュー戦1番人気4着でしたが、未勝利突破は十分できそうです。母モルジアナはシルクで募集され中央4勝。準オープン勝ちがあります。母モルジアナの半弟には志半ばで予後不良となったシャケトラ(日経賞・AJCC・阪神大賞典)がいます。
モルジアナの20の血統表
スクリーンヒーロー×Dubawiは現時点でデビュー馬がいないため、データはありません。スクリーンヒーロー×Mr.Prospector系の勝ち上がり率は約30%です。最近ではウインマリリンがこの組み合わせから出ています。スクリーンヒーローの勝ち上がり率も約35%なので、そこまで悪い数字ではありません。
スクリーンヒーロー×Sadler’s Wells系はモーリスが出ており、スクリーンヒーロー×Devil’s Bagからはグァンチャーレやクリノガウディーが出ています。
父スクリーンヒーロー×母モルジアナは、上記のニックスをすべて持っています。
ウインマリリンはMr.Prospector系のFusaichi Pegasusを母父に持ちます。Roberto×Mr.ProspectorだとNashuaのクロスが発生し、パワーに寄ると推測できるのですが、Fusaichi PegasusはHaloの血を引いており、それがスピードを補強しパワーに寄りすぎないのがプラスに働いたと考えられます。モルジアナの父DubawiはHaloの血を引きませんが、SingspielがGlorious Songを通してHaloの血を引くため補えていると考えられます。
このGlorious Songがポイントで、Glorious Songの全弟がDevil’s Bagです。グァンチャーレやクリノガウディーが持つ血と共通するため、ここでもニックスが発生しています。スクリーンヒーローはスピード的な血をサンデーサイレンスからしか持たないため、それを刺激する要素がないと、パワーが勝ってしまいます。Glorious SongやDevil’s Bagが入ることで、スピードを補強することが可能になります。
スクリーンヒーローの代表産駒モーリスは父スクリーンヒーロー×母父カーネギーの組み合わせです。カーネギーはSadler’s Wells×RivermanでLalunの牝馬クロスを持ちます。これがスクリーンヒーローのパワフル血脈とかみ合い、パワーマイラーとして成功したと考えられます。モルジアナもSadler’s WellsとNever Bendの血を持っており、Lalunのクロスを持っています。Halo的なスピードに加えて、パワーも両親から受け継いでいると考えられます。
そのほか、細かいところを見ていくと、Tom Foolのクロスが多数発生していたり、Halo≒Red God≒Droneのニアリークロスが発生していたりと、スピード血脈を多数引いていることがわかります。
配合としてかなり完成度が高く、かなり期待できると考えられます。デビュー時期次第ですが、クラシック路線での活躍も十分期待できるのではないでしょうか。
まとめ
- スクリーンヒーローの配合としてかなり良さそう
- 母系も優秀で期待ができる
- マイルから中距離で2,3歳戦線での活躍を期待
かなり期待ができる1頭で、優先抽選権を使用したい馬です。優先抽選券を使いたい馬がたくさんいて困りますが、応募数を見て決めるほかないので、応募数とにらめっこして決定ですね
3年間で100万円出資すると、ボーダー突破しやすくなり、結構自由度が広がってくるようなので、どっかでどかっと出資して実績枠拡大を狙いたいですね。その初年度にするには、優先枠に5口出資とかになると思うので、割と度胸が必要です。わくわく。