POG 2025-26 指名候補馬の紹介

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POG2025-26がいよいよ開幕

2025年も早いもので5月下旬に入りました。
今年は暦の関係で日本ダービーが6月に開催されます。POG2024-25もいよいよ大詰めです。

ここ最近は毎年苦戦していますが、それでもPOGは楽しいものです。
シーズン入りして馬を応援しているときはもちろん楽しいのですが、特にこの時期に指名馬を考える時間が本当に楽しいですね。

今回の記事では、私が各POGで指名予定の馬を紹介します。
この中から重賞馬、G1馬が出てくれるととてもうれしいところ。

もしご参考になれば幸いです。

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牡馬指名候補馬

牡馬の指名候補馬は以下の10頭です。
この中からルールに応じて指名馬をピックアップしていこうと思っています。

牡馬指名予定馬10頭
  • ペイジャー
    ピクシーホロウの2023
    • 父:エピファネイア
  • ラルヴァンダード
    マジックアティテュードの2023
    • 父:エピファネイア
  • オービタルピリオド
    イストワールファムの2023
    • 父:キタサンブラック
  • ジンカイト
    ハニージェイドの2023
    • 父:キタサンブラック
  • サイモフェーン
    セレナズヴォイスの2023
    • 父:クリソベリル
  • エーデルゼーレ
    カラライナの2023
    • 父:コントレイル
  • ペルウィクトール
    ウィクトーリアの2023
    • 父:サートゥルナーリア
  • アエログラム
    アエロリットの2023
    • 父:シルバーステート
  • ソニックキャット
    セレスティアルキャットの2023
    • 父:ダイワメジャー
  • カレイジャスビート
    ティールグリーンの2023
    • 父:リアルスティール

※父名→母名順

ペイジャー ピクシーホロウの2023

ペイジャー、ピクシーホロウの2023はノーザンファーム生産のエピファネイア産駒です。
所属は栗東の福永先生の厩舎を予定しています。
半兄にスプリンターズSを勝ったピクシーナイト、ラジオNIKKEI賞を勝ったフェーングロッテンがいます。

母の父、母の母の父にスプリントG1馬がいる血統構成で、そこにマイルから中距離で活躍したモーリスをつけた半兄ピクシーナイトはマイル以下で大きな成果を残し、スタミナのあるブラックタイドをつけた半兄フェーングロッテンは長めマイルから中距離で成果を残しています。
このあたりから、母が産駒にスピード能力を良く伝えていることがわかります。

中長距離で活躍したエピファネイアを父に持つペイジャーは、父のスタミナ×母のスピードで走るイメージがわきますし、ストライドを伸ばして大箱で良い脚を使ってくれそうな配合イメージです。
当歳のセレクトセールで3億6,300万円で取り引きされた期待馬で、大舞台での活躍が見たい1頭です。

ラルヴァンダード マジックアティテュードの2023

ラルヴァンダード、マジックアティテュードの2023はノーザンファーム生産のエピファネイア産駒です。
キャロット所属で、募集価格は8,000万円。所属予定は栗東の安田先生の厩舎です。
安田先生といえば、エピファネイア産駒のダノンデサイルで2024年の日本ダービーを勝利されています。
母マジックアティテュードはG1勝ち馬で、近親には2024年に皐月賞を勝ったジャスティンミラノがいます。
これらの背景からも、期待は高まります。

エピファネイア×Galileo×Danzigという配合では、2025年のフェアリーSを勝ったエリカエクスプレスが出ています。
Sadler’s Wellsのクロスを持つ活躍馬では、アリストテレスやオーソクレース、ジャスティンカフェがおり、Danzigの血を持つ活躍馬では、デアリングタクトやモリアーナがいます。
好相性の血も多く、粘り強さやしぶとさも期待できそうな血統背景ですから、大舞台での成果を期待したいです。

オービタルピリオド イストワールファムの2023

オービタルピリオド、イストワールファムの23はノーザンファーム生産のキタサンブラック産駒です。
シルク所属で、厩舎は美浦の奥村武先生を予定しています。ベガの牝系で、近親にはハープスターのいる血統です。
オービタルピリオドは私の出資馬でもあります。

Haloのクロスを持ち、トニービンとSpecialの血を持つことがイクイノックスと共通します。
サンデーサイレンスのクロスもあり、柔らかな要素が多い馬ですが、母がSadler’s WellsとFairy Kingの全兄弟クロスを持ち、引き締め要素もしっかりあります。
イストワールファムは長めマイルで活躍し、母の父ローエングリンもマイル重賞馬で、キタサンブラックとの長短バランスも良好です。

将来的に活躍を期待したい1頭ではあるものの、募集時手術明けもあって370kgの馬体で、現在も成長を促しています。
早期デビューで2歳戦からどんどん走るタイプではないため、POG指名に向いているとは言えないところです。
それでも、個人的にかなり期待している1頭で、同クラブのエネルジコのようなPOG期間を過ごしてくれるとうれしいです。

ジンカイト ハニージェイドの2023

ジンカイト、ハニージェイドの2023は追分ファーム生産のキタサンブラック産駒です。
母はダートスプリントの5勝をあげたオープン馬で、父ダイワメジャーの半姉はダートマイルで中央2勝をあげています。
G1所属で、厩舎は美浦の堀先生を予定しています。

母は北米要素が濃く、競走成績からもスピードと一本気な気性を産駒に伝えそうなイメージです。
同時にHaloやFappianoの血を持っているため、日本の芝でも効果的なスピードが期待できそうです。
馬体の雰囲気はAlydarなどの米国血統の影響を受けたような力強さを感じさせるものがあり、中山のコーナーと急坂を力強く駆け上がってきそうなイメージがわきます。

5月生まれで、育成中の故障もあって、早期デビューとはならなさそうで、POG向きとは言いにくい部分があります。
ただ、故障も脚のケガではありませんし、中山での活躍を期待したい1頭です。

サイモフェーン セレナズヴォイスの2023

サイモフェーン、セレナズヴォイスの2023は社台コーポレーション白老ファーム生産で、父は新種牡馬クリソベリルです。
キャロット所属で厩舎は高木先生を予定しています。
祖母ザガールインザットソングは北米で5勝、G2を勝利しています。母の半妹にはフィリーズレビューを勝ったシングザットソングがいます。

父クリソベリルはデビューから6連勝でチャンピオンズカップを勝利。馬格があって、力強さとスピードを兼ね備えたタイプです。
欧州的な血統要素が強く、産駒においては北米要素を取り入れることが成功のポイントだと考えられます。

母の父Honor Codeは北米のダートマイルのG1を2勝。A.P.Indy×Storm Catという配合で、Secretariatのクロスを持ちます。そのため、Bold Rulerの要素が強く、北米の軽く柔らかなスピード要素を強く持っています。
祖母ザガールインザットソングは北米ダートで活躍し、Unbridled’s Songの血も引いているスピードタイプ。
クリソベリルに取り入れたい北米のスピード要素はかなり充実しています。

ダート4コーナー戦タイプだと思うので、ダート競走が充実してくる秋ごろのデビューではないかと推測しています。
順調であれば夏の札幌という線も期待できそうで、ダートクラシック路線で活躍が期待できる1頭です。

エーデルゼーレ カラライナの2023

エーデルゼーレ、カラライナの2023は新種牡馬コントレイルの産駒です。生産は社台ファーム、所属も社台です。
厩舎は美浦の堀先生を予定しています。
母カラライナは米牝馬二冠を含む、G1を3勝した名牝です。こうした血統背景からも、1億円という価格で募集されています。

コントレイルは北米要素が濃く、欧州的な要素を取り入れたほうが良いのではないか、と私は予想しています。
母カラライナは北米要素が濃いタイプで、自身も米牝馬二冠という競走馬で、予想とは異なるタイプです。
しかし、馬の雰囲気がかなり良く、早期からスピードを生かして活躍してくれそうなイメージがわきます。
所属も堀先生の厩舎で、適性を見極めつつ、輝ける舞台を選んで起用されるのではないかと思います。芝のマイルあたりで活躍を見たいですが、ダート路線も期待できると思っています。

すでに本州に移動しており、夏ごろまでにデビューしてくれるとうれしいところです。活躍が楽しみです。

ペルウィクトール ウィクトーリアの2023

ペルウィクトール、ウィクトーリアの2023はノーザンファーム生産馬で、サートゥルナーリア産駒です。
母と同じくシルク所属で、厩舎は美浦の宮田先生を予定しています。半兄ウィクトルウェルスも宮田厩舎所属で、クラシックは回避したものの、かなりのポテンシャルを見せています。
祖母ブラックエンブレムは秋華賞勝ち馬で、母ウィクトーリアはフローラSを勝っており、本馬にも3歳からの活躍を期待したいところです。

Northern Dancerの血が濃い父に対して、母はその血が薄く、Mr.Prospectorの血もシーザリオが抜け道になるような血統構成で、バランスが保たれている配合イメージです。
サンデーサイレンスやHaloのクロスがあり、芝でのスピードが楽しみです。

すでにゲート試験も合格しており、早期のデビューが期待できます。2歳戦から活躍し、クラシックの中心になってくれることを期待しています。

アエログラム アエロリットの2023

アエログラム、アエロリットの2023はノーザンファーム生産のシルバーステート産駒です。
母はNHKマイルを勝利したアエロリットで、近親にミッキーアイルがいます。My Bupersから連なる名牝系で、ハーツクライやラッキーライラックも同牝系です。
厩舎も母と同じ菊沢先生の厩舎で、募集価格は1億円と高額募集馬です。

父シルバーステートはRobertoの影響を受けたタイプのディープインパクト後継で、中山向きなどの小回りで坂のあるコースを得意とする傾向があります。
配合においても、Robertoのクロスや北米血統、馬力タイプと好相性を示しています。
母アエロリットは北米出身の名牝系の出身で、クロフネとネオユニヴァースの血を引きます。いずれも前駆が良いタイプで、シルバーステート産駒の成功パターンと合致します。

1月生まれながら、やや400kgに満たないサイズで募集されており、現在の成長度合いは少々気になるため、POG向きではないとは思いますが、中山記念などで先々活躍してくれそうですし、クラシックに間に合えばスプリングステークスなどは好相性の舞台ではないかと思います。
アエロリットの母としての株も上げてくれるような存在になることを期待しています。

ソニックキャット セレスティアルキャットの2023

ソニックキャット、セレスティアルキャットの2023は追分ファーム生産のダイワメジャー産駒です。
G1所属で、厩舎は美浦の田村先生を予定しています。

ダイワメジャー産駒は2,3歳から活躍する馬が多く、POGにぴったりな存在です。
近年も2024年に桜花賞とNHKマイルで2着に入り、2025年のヴィクトリアマイルを勝ったアスコリピチェーノを出しています。
後継のアドマイヤマーズも初年度から桜花賞を制したエンブロイダリーを出しており、今後も注目の父系となると考えられます。
ダイワメジャー自身は2023年に種牡馬を引退しており、この世代も登録頭数は21頭のみでした。

Blushing Groomの血を引くダイワメジャー産駒には、セリフォス、コパノリチャード、メジャーエンブレムやドンフランキーがいます。
ソニックキャットも母系にBlushing Groomの血を引き、好相性に期待が持てそうです。

ゲート試験合格済みで、ダイワメジャー産駒らしく2歳戦から始動し、POGのポイント獲得してくれそうな予感がします。
マイル以下の距離で活躍してくれるのではないかと期待しています。

カレイジャスビート ティールグリーンの2023

カレイジャスピード、ティールグリーンの2023はノーザンファーム生産のリアルスティール産駒です。
所属はキャロットで、厩舎は栗東の高野先生です。募集価格は4,000万円です。

リアルスティールはフォーエバーヤングがサウジカップを制するなど、ダートで大きな成果を残しています。
芝でも重賞馬を出しており、POGでも一口馬主でも目が離せない種牡馬となっています。

カレイジャスビートはStorm Cat、Mr.Prospectorのクロスを持ち、Vice Regentの血を引いています。
フォーエバーヤングや地方重賞馬のフェブランシェはMr.ProspectorのクロスとVice Regentの血を引いています。
また、同じく地方重賞を制したチカッパやカナルビーグル、リケマキアートはStorm CatとMr.Prospectorのクロスを持っており、そことも共通します。
重賞馬のほとんどが持つ要素をカレイジャスビートは持っており、配合的にかなり期待ができます。

すでに入厩しており、開幕週の芝マイルでのデビューが予定されています。
ダートで成功例の多い配合ですが、早期デビューから様々な可能性を探りつつ、大舞台での活躍を果たしてくれることを期待しています。

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牝馬指名候補馬

牝馬の指名候補馬は以下の5頭です。
この中からルールに応じて指名馬をピックアップしていこうと思っています。

牝馬指名予定馬5頭
  • ラプランセス
    レジーナドーロの2023
    • 父:エピファネイア
  • スターリットフレア
    ソウルスターリングの2023
    • 父:コントレイル
  • ポエティックデール
    インヘリットデールの2023
    • 父:ポエティックフレア
  • メリオルヴィア
    メリオーラの2023
    • 父:ロードカナロア
  • ゴーゴーシャチョウ
    Pianistの2023
    • 父:Speightstown

※父名→母名順

ラプランセス レジーナドーロの2023

ラプランセス、レジーナドーロの2023は追分ファーム生産のエピファネイア産駒です。
所属はG1レーシング、厩舎は美浦の斎藤先生です。
母レジーナドーロは中央3勝、祖母レジネッタは桜花賞馬です。

エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスはエピファネイアの代表的なニックスです。
このニックスを持つ代表的な活躍馬にはデアリングタクトやステレンボッシュがおり、牝馬で特に有効なニックスです。
ラプランセスは祖母に桜花賞馬を持つ牝馬ですから、牝馬クラシック路線での活躍が期待したくなる好配合馬です。

早期デビューが期待される馬でもあり、2歳から牝馬路線をけん引する存在になってほしいと思っています。

スターリットフレア ソウルスターリングの2023

スターリットフレア、ソウルスターリングの2023は、社台ファーム生産の新種牡馬コントレイル産駒です。
所属は社台レースホース、厩舎は美浦の田中先生を予定しています。
母ソウルスターリングは阪神ジュベナイルフィリーズとオークスを勝ち、祖母スタセリタはG1を6勝した名牝です。
Schwarzgoldから連なるドイツS牝系出身で、その牝系からは本当に数多くの活躍馬が出ています。

父コントレイルはクラシック三冠馬で、北米血脈が充実している一方で、欧州血脈が薄いことが特徴です。
その観点から、欧州の血脈を取り入れることが産駒においては重要ではないかと私は予想しています。
また、牝馬の柔らかな筋肉の質がプラスにはたらくと期待しており、フィリーサイアーになるのではないかと想像しています。

ソウルスターリングは欧州要素が濃く、祖母スタセリタはフランスで活躍した名牝ですから、血脈的にも、競馬の質的にも、コントレイルとかなり相性が良いのではないかと考えています。

生まれが4月中旬で、途中で休む期間もあったことから、早期デビューとはいかないと思いますが、期待の良血馬ですし、クラシック路線に乗ってくるのではないかと期待しています。

ポエティックデール インヘリットデールの2023

ポエティックデール、インヘリットデールの2023はノーザンファーム生産のポエティックフレア産駒です。
所属はシルクで、きょうだいと同様に栗東の高野先生の厩舎です。
祖母フサイチエアデールは重賞4勝、桜花賞2着にエリザベス女王杯2着を2回記録しています。近親にはフサイチリシャールがいます。

父ポエティックフレアは欧州の3歳時にマイルG1を2勝し、仕上がりの早さとスピードを示しています。
ラスティックベルの牝系からはノームコアとクロノジェネシスの姉妹が出ており、欧州の父系に日本適性を高めるスピードを与えるイメージで、好相性が期待できます。
先行して押し切る持続力が期待できる血が多く含まれ、そこに母系のスピードも乗ってくるため、マイル路線で安定した成果が期待できるのではないかと思います。

インヘリットデールの2023は、募集当時に抽選時優先権を使用した競走馬で、残念ながら落選してしまいましたが、ここまで活躍を期待して注目し続けた馬です。
すでにゲート試験も合格しており、2歳からの活躍が楽しみです。

メリオルヴィア メリオーラの2023

メリオルヴィア、メリオーラの2023は追分ファーム生産のロードカナロア産駒です。
G1所属で、厩舎は栗東の辻野先生を予定しています。
母メリオーラは芝中距離重賞で好走経験があります。父シュヴァルグランの半兄メリオーレムはプリンシパルステークスで2着に入るなど、POG期間でも存在感を示しました。

母の父スタースパングルドバナーは豪州と欧州で活躍したスプリンターです。
豪州はスプリント路線がハイレベルで、そこでG1を制したこと、欧州に渡って最優秀スプリンターを獲得したことからも、能力の高さが伺えます。
母メリオーラは中距離で成果を残していますから、父スプリンター、母中距離でバランスもとれつつ、ロードカナロアと親和性の高そうな豪州スプリンターの母の父という配合はおもしろいと思います。

募集時に388kg、かつ3月末の生まれということもあって、早期デビューというタイプではなさそうです。
POG向きなタイプではないと思いますが、牝馬路線でおもしろい1頭ではないかと思います。

ゴーゴーシャチョウ Pianistの2023

ゴーゴーシャチョウ、Pianistの2023は米国産のSpeightstown産駒です。
近年活躍の目立つ母の父More Than Ready、そして外国産馬と言えばの栗東の森先生の厩舎所属ということで、とてもおもしろい馬だと思います。

父Speightstownの産駒には、高松宮記念を制したモズスーパーフレア、ダートスプリントで活躍したマテラスカイ、全日本2歳優駿を勝ったリエノテソーロなど、牡馬牝馬問わずマイル以下で活躍しています。
産駒にすばらしいスピードを伝える父であることがこの実績からもよくわかります。
母の父More Than Readyからはドゥレッツァ、カフェファラオ、ノーブルロジャー、ルクソールカフェなど、芝ダートで活躍馬が出ており、近年注目が高まっている母の父です。

ゴーゴーシャチョウはMr.Prospector、Special、Robertoのニックスを持ち、そこに日本適性の高いスピードを持つSpeightstownとMore Than Readyの血を引いていますから、芝、ダート問わずマイル以下でスピードを生かした競馬で活躍してくれそうなイメージがわきます。
すでに入厩して調教を重ねており、その時計もすばらしいものがあります。
早期デビューから2歳路線で活躍してくれるのではないかと期待しています。

追加の注目馬

牡馬10頭、牝馬5頭に加えて、路線的には少しニッチになりそうなものの、活躍が期待できそうな馬を2頭ピックアップします。

ウイントッペン ドリームアドリームの2023

ウイントッペン、ドリームアドリームの2023は父エーシントップの九州産馬です。
所属はウインで、厩舎は栗東の西園正都先生です。
募集総額は1,800万円で、九州産馬として期待された価格となっています。

ウイントッペンは母の父にディープインパクトを持ちます。
父エーシントップがStorm CatとUnbridled’s Songの血を引き、母系にはQuiet Americanの血を引きます。Quiet AmericanとUnbridledはニアリーな血を持つため、北米のスピード要素をさらに強固なものにしているイメージです。
これらはディープインパクトのニックスの血として知られ、母の父ディープインパクトを中心に、かなり好相性の血が集まっています。

小倉での九州産レースに向けてすでに調整が進んでおり、そこでのデビューと勝利が期待されます。
血統構成や募集価格からも、そこでの活躍がゴールになる馬ではなく、そこでの活躍を踏まえて中央の2歳先生で活躍をめざしていくような馬ではないでしょうか。
九州産路線でポイント獲得しつつ、中央でも活躍することができれば、POGを優位に進められるのではないかと思います。
楽しみな1頭です。

ムーングレイル グレースグランドの2023

ムーングレイル、グレースグランドの2023は日高の生産馬で、父はミッキーアイルです。
所属はエンブロイダリーで桜花賞を制し、注目が高まっている美浦の森先生、クラブはノルマンディーです。
近親にスズカコーズウェイとカデナのいる良血馬です。

ムーングレイルには出資しており、その進捗をずっと見守ってきました。
北海道でも本州でも、牧場関係者の評価がずっと高く、最近では早期入厩とデビューが示唆されるようになりました。
ミッキーアイルと好相性なフォーティナイナーやSeattle Slewの血を引いており、ダートでの活躍を期待している出資馬です。
ただ、適性面はまだ何とも言えず、早期デビューの場合は芝のマイルあたりからになる可能性もありそうです。

募集価格や生産牧場で縛りのあるPOGにおいては、早期デビューから堅実にポイントを稼げそうな馬であり、活躍が期待できるのではないでしょうか。
出資馬としては、ダート路線で長く活躍してくれるとうれしいと思っており、ここからの活躍が非常に楽しみな1頭です。

まとめ

以上、17頭のご紹介でした。
netkeibaやJRA-VANで最終的に指名した馬についてはまた後日記載いたします。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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