インゼルTC 配合分析 ユイフィーユの20

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インゼルTC 配合分析における注意書き

 インゼルサラブレッドクラブにて、キャンセル募集が実施されることとなりました。すでに入会済みの会員を対象にした募集であるため、新規の方には出資機会はありません。

 今回は出資したいと思いつつ、その機会を得られなかったユイフィーユの20について記事にしたいと思います。

 分析にあたっては、血統評論家の栗山求さん・望田潤さんのブログや書籍をもとに勉強した内容を用いています。お二人のブログは以下。

 栗山求さん → 栗山求の血統BLOG

 望田潤さん → 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

 そのほか、亀谷敬正さん、治郎丸敬之さん、村山弘樹さんの書籍でも勉強させていただいております。勉強で用いている書籍は以下の通りです。

 あくまで本分析は自分自身が一口馬主として競走馬に出資しており、自分自身の投資先を選ぶための分析を公開している範囲ですので、募集馬の活躍を保証するものではございません。最終の判断はご自身にて実施をお願いいたします。ご了承ください。

ユイフィーユの20

募集番号12 ユイフィーユの20 牝馬 2月2日生まれ

ルーラーシップ
ユイフィーユ
母父ディープインパクト
厩舎美浦 四位洋文厩舎
価格32,000円

 母ユイフィーユは三嶋牧場の生産馬で、キーファーズが所有した競走馬です。現役時代は15戦1勝、2着3回、3着2回の戦績を残しています。15戦すべてを芝のレースで走り、距離も1600mから2000mのみと、牝馬の王道路線という印象を受けます。未勝利勝ちの1勝しかありませんが、生涯で二桁着順は1度もなく、15戦中9回は掲示板に載るなど、安定した成績を残しています

 ユイフィーユの20の母系はドイツ出身で、Sの頭文字を受け継ぐ一族です。祖母スクービドゥーイタリア2歳牝馬チャンピオンです。欧州G3を1勝したほか、ドイツオークス4着などの実績を持ちます。ユイフィーユの上にはOPを勝利したプリンセスムーン(父アドマイヤムーン)や1000万下を2勝したメイショウメイゲツ(父ディープインパクト)がいます。曾祖母からも欧州重賞で活躍する産駒が出ており、一族として活気があります。

 本馬が初仔、母7歳時の産駒となります。

ユイフィーユの20の血統表

ユイフィーユの20

 父ルーラーシップ2021年種牡馬リーディング7位。2018年に10位入り以降、4年連続の10位以内を記録しました。初年度産駒にして代表産駒である菊花賞馬キセキは21年末に引退し種牡馬入り。早速後継にも恵まれています。母父のディープインパクトも父として21年まで10年連続でリーディング1位を獲得しており、BMSとしても2020年,21年とリーディング5位→2位と順位を上げています。

 そしてこの父ルーラーシップ×母父ディープインパクトという組み合わせからは前述のキセキの他、青葉賞を制したワンダフルタウンが出ており、好相性の組み合わせです。また、キセキ・ワンダフルタウンに共通するのは母系に欧州の血を引いていることがあげられ、そのあたりもユイフィーユの20と一致します。

 父ディープインパクトの牝馬は競走能力に恵まれつつも小柄な馬が多く、馬格不足の産駒が生まれてしまう傾向があります。ルーラーシップ産駒は馬格に恵まれる傾向があり、母の高い能力を受け継ぎつつ、馬格不足に悩まなくて済むという点で、ニックスになっているのだと考えられます。

 ただ、父ルーラーシップ×母父ディープインパクト牡馬に見られるニックスであることも注意しないといけません。この組み合わせの勝率は10.7%ほどありますが、牝馬だと7.1%に下がります。対して牡馬だと15.5%まで上がります

 母父ディープインパクトの勝率が8.5%程度で、牡馬だと8.9%、牝馬だと8.0%であることを念頭に置くと、ルーラーシップの場合はその差が顕著だと言えます。ルーラーシップは牡馬と牝馬とで勝ち上がり率に10%の差がありますが、この差も一般的な差で、むしろ全体平均と比較すると牝馬の勝ち上がり率は優秀な種牡馬です。勝率で分析しても勝率は1%ほどの差となっています。

 そのため、母父ディープインパクトのみに見られる牡馬優勢のニックスとは考えられます。とはいえ、このニックスそのものは優秀であり、牡馬のほうがより期待値が高い、というとらえ方で良いのではないでしょうか。

 ルーラーシップトニービンの影響を受け、緩めに出やすい種牡馬です。ディープインパクトの産駒は牡馬は古馬になると筋肉が硬くなりやすく、得意距離もマイルに寄っていく傾向があります。あくまで推測ですが、母の父としてのディープインパクトも同様の傾向があり、牡馬の場合は硬くなる要素を持っているのではないでしょうか。そういう意味で緩めの父ルーラーシップに母父ディープインパクトの牡馬がニックスになるのは想像がつきます。父ディープインパクトの牝馬は柔らかさを古馬になっても維持できており、同様に母の父ディープインパクトでも柔らかさを維持する傾向があるのではないでしょうか。

 実際、ルーラーシップの牝馬で活躍している馬は、Specialのクロス(Nureyev・Sadler’s Wells・Fairy King)を持っていたり、ダートでも活躍馬を出しているフジキセキの血を引く馬が多く、緩さを解消する要素を持っている傾向があります。

 ユイフィーユの20の場合、Specialフジキセキの血は持たないものの、デインヒルの血を引いています。デインヒルは後躯の力強さを産駒に伝える血であり、ルーラーシップの緩さを解消してくれると期待ができます。同じく母父にトニービンを持つ種牡馬にはハーツクライがいますが、デインヒルやその父Danzigの血を引く産駒は2,3歳戦で活躍しており、緩さを解消し、成長を促す要素があるとそこからも見てとれます。

 キセキも父Danzigの血を引いており、ルーラーシップ×ディープインパクト×Danzigの血がそろっている点でも共通します。このあたりからも好相性だと推測でき、期待ができるのではないでしょうか。

 現在の調教動画を見ても、かなり力強く坂路を駆け上っており、後躯の力強さにはかなり期待ができます。これでいて、牝馬らしい柔らかさを維持することができれば、長く楽しむことができるのではないでしょうか。

まとめ

 出資したいので、何か分析というより良いところ探し的になってしまいましたね。

 限られた枠数ですが、何とか出資できるとうれしいところです。インゼルサラブレッドクラブの特色の1つに、三嶋牧場で生産・育成された馬に出資できるという点があると思っています。現在、インゼルでの出資馬に三嶋牧場の馬はおらず、この機会にぜひ出資したいところ。

 先行募集のタイミングでは落選してしまっているので、当選してくれますように……。


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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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