シルク募集馬配合分析 アースサウンドの20

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シルク募集馬配合分析 アースサウンドの20

No.46 アースサウンドの20 牡馬 1月23日生

エピファネイア
アースサウンド
厩舎栗東 斉藤崇史厩舎
一口価格100,000円

 配合からの期待度:1勝から2勝クラス

 6番仔です。母アースサウンド中央5勝、地方1勝馬です。兵庫ジュニアグランプリ2着、全日本2歳優駿3着などがあります。デビュー済み4頭中3頭が勝ち上がっています。この馬はハシモトファームの生産で、セレクトセールで落札された馬です。落札価格2090万円に対して、募集価格5000万円となっており、かなり勝負した価格設定になっています。

アースサウンドの20の血統表

アースサウンドの20

 エピファネイア×Bold Ruler系は母数が少ないながら勝ち上がり0です。Roberto系×Bold Ruler系で見ても勝ち上がり率30%未満となっています。

 母アースサウンドBold Ruler4×4を持っていますが、Seattle Slew系でもSecretariat系でもないBold Rulerを継いでいます。加えてRoman6×5×5を持ちます。RomanSir Gallahadの産駒で、Teddy系の米国的突進力を産駒に伝える、パワフルな血です。Bold Rulerは米国で大成功したNasrullah系種牡馬で、米国競馬で求められるダートでの一本気な速さと気性を持ちます。これらの要素を総合すると、母アースサウンドは一本気でスタートから最後まで突進する米国的な血をたくさん持っている競走馬だと言えます。実際、アースサウンドは2歳から活躍しており、実際に逃げ・先行馬でした。

 父エピファネイア×母アースサウンドだと、Bold Ruler的な要素、Sir Gallahad的な要素が強くなりそうな印象があります。それがプラスになるか、マイナスになるかはとても悩ましいところです。エピファネイアは大箱向きの種牡馬ですし、外目を走って直線勝負が向くタイプという印象があります。対して、母系の要素はスタートから飛ばしていって逃げ切る形になるので、あまり大箱向きではありません。(大箱では勝負所で差し切り負けをしてしまいそう) なので、ちょっと半端な印象です。また、エピファネイアは芝向きで、母の特性はダート向きだと思います。そこもかみ合いません。

 アースサウンドの20の上の勝ち星はすべてダートです。この馬がどちらの路線に行くのかわかりませんが、エピファネイア産駒でダートの大物は少し考えにくく、募集価格に対してどうなんだろうか、という印象です。

まとめ

  • 上の勝ち上がり率の高く、1勝は期待できそう。
  • 目指す路線がよくわからない。どの路線で走らせるのか気になる。
  • 5000万円を回収できるのか疑問符

 なかなか難しい1頭です。想定している路線や脚質が読めず、ここで期待できるから出資したい! とは私はなりませんでした。とはいえ、取引価格→募集価格、厩舎的には勝負気配ですし、可能性はあるのでしょうか。うーん。

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この記事を書いた人

HN:シオノゴハン
趣味:競馬と雑学調べ
一口馬主:
シルクホースレーシング 2019年~
ノルマンディーオーナーズクラブ 2020年~
インゼルサラブレッドクラブ 2021年~
POG:不愉快な仲間たち

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