ノルマンディーOC 2024年産 募集 出資申込馬の紹介
本記事ではノルマンディーオーナーズクラブの2024年産一次募集において、私が出資申込を行った馬の紹介をします。
出資申込スケジュールについては、ノルマンディーオーナーズクラブの公式Webサイトをご参照ください。
今年の募集に際しては、募集馬ツアーにも参加させていただき、現地で馬を見てきました。
その中でも、現地で強く印象に残ったマッチレスノヴェルの24とシークエルの24に出資申込を行いました。
この記事ではその2頭を紹介しようと思います。
募集馬の分析 注意書き
本分析は私シオノゴハンが個人で行っているものであり、募集馬の活躍を保証するものではございません。
出資などの最終判断は、ご自身にて実施をお願いいたします。
ご了承くださいますようお願いいたします。
参考図書のご紹介(PR)
紹介に入る前に
前回ツアーに行ったのは2023年、すなわち2022年産一次募集の世代です。
その世代で一次募集で出資申込をしたのは、「シークエルの22」「ノワールエブランの22」「ミリオンヒットの22」の3頭でした。
その後の募集でも追加出資し、2022年産は6頭に対して出資しました。

成果としてはご覧の通りかなり苦戦しました。
この世代は頭数確保と未来の母馬優先ということを念頭においていたのですが、2025年11月現在、ファンド継続はマンダレーヒルの1頭のみです。母馬優先の対象での繁殖入りも0頭です。
ただ、ここから学んだことは、自分が好きで選んだ馬は、苦戦してもあまり後悔しない、という体感があるということです。
あまり、と言ったのは、金銭的な負担という意味では出資申込費用と維持費用で結構しましたし、そこについてはやりすぎたな、という感はあります。
これらを踏まえ、「好き、楽しみと思う馬に出資する」こと、でも「持ちすぎない」ことの2点を守れば、ノルマンディーOCでの一口馬主活動は楽しさが安定します。
あくまで私におけるポイントですので、皆さんに当てはまるわけではありません。
ただ、この点を踏まえての出資申込であることは、あらかじめお伝えしておきます。
No.16 マッチレスノヴェルの24

マッチレスノヴェルの24は父マインドユアビスケッツ、母の父ノヴェリストという配合の牡馬です。
岡田スタッドの生産で、厩舎は美浦の奥村先生の厩舎です。
父マインドユアビスケッツ、岡田スタッド生産、奥村先生の厩舎はホウオウビスケッツと共通します。
母マッチレスノヴェルはノーザンファーム生産馬で、中央2勝。
長めマイル、中距離で活躍しており、2勝クラスでも通用する走りを見せています。
本馬は母の初仔で、馬格も小柄な印象ですが、まだ成長の余地を残している雰囲気があります。
父マインドユアビスケッツは北米のダートスプリントで活躍しましたが、日本での産駒ではホウオウビスケッツやデルマソトガケなど、芝や4コーナー戦で活躍する馬を出しています。
マッチレスノヴェルの24も、母系が中距離、かつ芝適性のありそうな血が集まっています。
母系をさかのぼるとエアグルーヴと同牝系の祖パロクサイドにたどり着きます。
Roberto、Mr.Prospector、Specialのニックスを持ち、同時にHaloのクロスも持っているので、小回りで機動力を生かすタイプになるのではないかと思います。
今後の成長次第ですが、馬力がありそうな雰囲気はあまりないので、ローカルの平坦芝4コーナー戦が活躍の舞台になるのではないかと期待しています。
ホウオウビスケッツを意識した厩舎選択だと思います。
私はシルクのオービタルピリオドでお世話になっていますが、SNSでもその様子を見られるのは一口馬主体験としてうれしいですね。
活躍に期待しています。
No.22 シークエルの24

シークエルの24は父ダノンバラード、母の父クロフネという配合の牝馬です。
生産は岡田スタッド、母の3番仔です。母シークエルはノルマンディー所属で6戦1勝、新馬勝ちをしています。
厩舎は美浦の新規開業厩舎とのことですが、送付資料で松尾先生だと記載がありました。
2024年3月までは中野栄治先生の厩舎に所属されており、中野先生定年後に新規開業の千葉先生の厩舎に所属されていました。
中野先生はブローザホーンを定年まで管理されていました。宝塚記念を勝ったのは転厩後ですが、日経新春杯は中野先生の厩舎で勝利しています。
今回、新規開業にあたって、松尾先生の厩舎が選択されたのは、こうした厩舎の縁があるのではないかと思います。
母シークエルがクロフネ×フジキセキのニックスを持ち、このニックスではホワイトフーガなどの活躍馬が出ています。
このニックスのポイントは北米血脈の持つパワーや前向きさを引き出す部分にあります。
そして、父ダノンバラードは母の父にUnbridledを持ちます。Unbridledの母Gana Facilとフジキセキの母ミルレーサーは3/4同血という間柄で、ここも北米血脈を引き出します。
かなり面白味のある配合で、マイル以下でスピードを生かして走るイメージがわいてきます。
私はこの配合を評価して、全姉のヌーヴォストーリアにも出資していました。
調教では楽しみな時計を出せていたものの、体質的に弱い部分があり、デビューすることができませんでした。
全妹の募集とあって、改めて期待してみたい、と思い出資申込をしました。
新規開業の松尾先生のもと、活躍してくれることを期待しています。芝のマイル以下になるのではないかと思います。
まとめ
2024年産一次募集で出資申込をするのは、上記の通りマッチレスノヴェルの24とシークエルの24の2頭です。
理由もいくつか述べましたが、2頭ともツアーで見て、利発そうでかわいかったのが印象的です。
一緒に写真も撮ったりしたので、すでにそれは宝物ですね。無事に、活躍してくれることを祈るばかりです。
今回、申し込みはしなかったものの、アズマクィーンの24、ウッドシップの24、エルズリーの24やダヴィダの24は良さそうに思いました。
カマクラの24やブランメジェールの24も楽しみな馬で、体質面や気性面での成長に期待したいという印象を受けています。
募集各馬の今後の成長と活躍を楽しみにしています。




