シルクHC 2025年度第1回特別募集馬全10頭の簡易分析
本記事ではシルクHCの2025年度第1回特別募集馬の簡易な分析をまとめます。
全10頭、主に血統的な観点から、どのようなイメージを持ったかなどについて整理します。
特別募集は抽選時優先馬制度はなく、500口のうち300口が出資金額の実績、200口が抽選となります。
限られた頭数での申し込みなので、500口を超えた際の必要実績は通常募集よりハードな印象を私は持っています。それでも、200口は抽選なので、人気馬においても当選確率0とはならないのが魅力ですね。
馬体や歩様も見ているものの、あまり触れません。ご了承ください。
メモのような内容ですが、ご参考になれば幸いです。
募集馬の分析 注意書き
本分析は私シオノゴハンが個人で行っているものであり、募集馬の活躍を保証するものではございません。
出資などの最終判断は、ご自身にて実施をお願いいたします。
ご了承くださいますようお願いいたします。
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No.83 メジロツボネの24
- メジロツボネの24
- 父:キズナ
- 母:メジロツボネ
- 母の父:スウェプトオーヴァーボード
- 生産:レイクヴィラファーム
- 厩舎:美浦・高柳瑞樹厩舎
- 募集価格:6,000万円
- 一口価格:120,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- グローリーヴェイズ(半兄)
- メジロラモーヌ(3代母)
メジロツボネの24は父キズナ、母メジロツボネ、母の父スウェプトオーヴァーボードの牡馬です。
メジロの名がある通り、生産はレイクヴィラファームです。
半兄にシルクで募集され、G1香港ヴァーズを2勝したグローリーヴェイズがおり、3代母は名牝メジロラモーヌという良血馬です。
所属は美浦の高柳瑞樹先生の厩舎を予定しています。
半兄にグローリーヴェイズ、と書きましたが、メジロツボネの24の父はキズナ、グローリーヴェイズの父はディープインパクトですから、3/4兄に該当します。
グローリーヴェイズは香港ヴァーズを2勝と3着1回、クイーンエリザベス2世カップでも2着に入るなど、香港巧者なところを示しています。日本国内では日経新春杯、京都大賞典と京都外回りの中距離G2を制した他、春の天皇賞でも2着に入っています。
香港・シャティン競馬場と京都競馬場(外)の特徴で共通することと言うと、直線距離が400mほどであることと、その直線が平坦であることがあげられます。
スタミナと持続力はあるものの、馬力タイプではない、という印象でしょうか。
グローリーヴェイズのそういったイメージから、本馬はどうか、という点で言うと、父がキズナに代わって、馬力要素が強まっているのではないか、と考えられます。
Damascusのクロスが発生していることに加え、母メジロツボネのノーザンテーストの血を持ち、それがキズナの持つStorm Birdとかみ合うと北米由来のパワー血脈が刺激されそうです。
美浦の高柳瑞樹先生の厩舎、かつ馬力とスタミナがありそうな配合イメージとなると、関東の2,400m、2,500mという距離は楽しみなところです。
ダービーというタイプではないように思うのですが、同日開催の目黒記念とは相性が良さそう、という感触です。
良血だと思いますし、楽しみな1頭です。
No.84 プリモシーンの24
- プリモシーンの24
- 父:サートゥルナーリア
- 母:プリモシーン
- 母の父:ディープインパクト
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:美浦・木村哲也厩舎
- 募集価格:5,000万円
- 一口価格:100,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- プリモシーン(母)
- モシーン(祖母)
プリモシーンの24は父サートゥルナーリア、母プリモシーン、母の父ディープインパクトの牝馬です。
母プリモシーンはシルク所属で重賞3勝をあげ、G1ヴィクトリアマイルで2着(レコードタイム)を記録しています。
生産はノーザンファームで、母同様に所属は木村哲也先生の厩舎です。
こちらもかなりの良血馬で、楽しみな1頭です。
父サートゥルナーリアは母の父サンデーサイレンス系の中距離馬と相性がよく、シルク所属のG1馬カヴァレリッツォは母の父ハーツクライ、G2勝ちのショウヘイは母の父オルフェーヴル、G3勝ちのジャスティンビスタは母の父ディープインパクトです。
プリモシーンの24も母の父ディープインパクトで、ここも好相性を期待したいところです。
ここまでの活躍馬の印象としては、ストライドを伸ばす配合イメージが良さそうで、大箱向きなタイプというものを持っています。
プリモシーンの24は引き締める要素が強い印象を受けています。
Sadler’s Wells≒Nureyevの継続、Storm Cat≒ロイヤルアカデミーⅡの発生、そして祖母が豪州出身など、この辺りは伸ばすより強く回すイメージを私は持っています。
実馬の印象もそうで、つなぎの雰囲気や回転の速い感じは、大箱の直線というより函館や福島を想像させました。
とはいえ厩舎が木村哲也先生ですから、そこは大箱向きに仕上げてきて不思議はありません。
どう育つかが楽しみな1頭だと思います。
No.85 ガラアフェアーの24
- ガラアフェアーの24
- 父:ドレフォン
- 母:ガラアフェアー
- 母の父:ダイワメジャー
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:美浦・嘉藤貴行厩舎
- 募集価格:4,000万円
- 一口価格:80,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- ローブティサージュ(いとこ)
- ヴィクトワールピサ(近親)
ガラアフェアーの24は父ドレフォン、母ガラアフェアー、母の父ダイワメジャーの牡馬です。
母は中央未勝利ながら、産駒は4頭が勝ち上がっています。
Much Too Riskyの牝系出身で、祖母リッチアフェアーはホワイトウォーターアフェアの全妹です。
ホワイトウォーターアフェアは自身が重賞馬、産駒にはアサクサデンエン(父:シングスピール)とヴィクトワールピサ(父:ネオユニヴァース)の2頭のG1馬がいます。
本馬もすばらしい良血馬です。
父ドレフォン×母の父ダイワメジャーからは、2025年の阪神JFを勝ったスターアニスが出たばかり。
また、父ドレフォン×母の父ヴィクトワールピサからは重賞馬ウォーターリヒトが出ています。
母ガラアフェアーは祖母リッチアフェアーがホワイトウォーターアフェアの全妹ですから、ヴィクトワールピサとは3/4ほど血統構成が一致します。
スターアニスとウォーターリヒトはいずれも芝で活躍しています。
母の父部分以外でその2頭が共通しているのは、Nasrullahの要素であり、その中でも柔らかなタイプです。(スターアニスはCozzeneで、ウォーターリヒトはPrincely Gift)
ガラアフェアーはその要素を持っていないため、この2頭のように芝のマイル路線でしょう、とはちょっと言いにくいところでしょうか。
今時点では馬格もあって、パワーがありそうな走りをしています。ただ後躯をうまく使えていないとも見え、バランスが取れてくると短く鋭いキレ味を発揮しそうでもあります。
芝かダートか、ちょっと読みにくいところはあるのですが、楽しみな馬だと思いますし、出資候補として検討しています。
私は嘉藤先生の厩舎所属の馬には2頭出資経験がありますが、2025年3月末時点でまだ未勝利です。
それでも、かなり推せる厩舎で、嘉藤先生の厩舎というのは魅力の1つです。
実際に乗りながら馬の特徴を掴み、工夫してくださる先生なので、適性に幅がありそうなガラアフェアーの24とは相性が良いのではないか、と勝手ながら期待しています。
No.86 ルールブリタニアの24
- ルールブリタニアの24
- 父:ドレフォン
- 母:ルールブリタニア
- 母の父:ディープインパクト
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:美浦・小手川準厩舎
- 募集価格:4,000万円
- 一口価格:80,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- エピファニー(半兄)
- ミッキークイーン(おば)
ルールブリタニアの24は父ドレフォン、母ルールブリタニア、母の父ディープインパクトの牝馬です。
母ルールブリタニアはオークスと秋華賞を勝ったミッキークイーンの全妹で、中央1勝。
繁殖としてもシルク所属でG3を勝ったエピファニーを初年度から出しています。
牝系からも活躍馬が多数出ており、エリザベス女王杯を勝ったブレイディヴェーグはいとこ、近親にはショウヘイもいます。
ドレフォン産駒はダートでの勝利数が多いものの、母の父が芝中距離タイプのサンデーサイレンス系だと芝をこなす馬が出ています。
母の父ディープインパクトからは豪G1メルボルンカップで2着のワープスピード(牡馬)や、障害オープン勝ちのレッドバロッサ(セン)、NHKマイルで3着のカワキタレブリー(牝馬)が出ています。
ドレフォン産駒の中でも、獲得賞金が高い競走馬はHyperionの要素や、Nasrullahの要素を取り入れています。
北米出身の父に対して、持続する要素やストライドを伸ばす要素を補っているイメージで、ミッキーファイトはトニービンとノーザンテースト、ジオグリフはNureyevやノーザンテースト、Nasrullahの血を母系が持っています。
ルールブリタニアも、NureyevとNasrullah系統の血を複数持っていますから、かみ合ってきそうなイメージ。
手術明けの回復状況や成長でバランスが良くなってくると楽しみです。
牝系や近親からいくと、芝で走って不思議はないのですが、脚元の丈夫さもポイントになりそうですね。
No.87 プラムアリの24
- プラムアリの24
- 父:シルバーステート
- 母:プラムアリ
- 母の父:First Samurai
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:美浦・黒岩陽一厩舎
- 募集価格:3,600万円
- 一口価格:72,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- プラムアリ(母)
- Meribel(近親)
プラムアリの24は父シルバーステート、母プラムアリ、母の父First Samuraiの牝馬です。
母プラムアリは北米5勝、G2を勝利しています。勝ったG2はミスグリロSで芝1,700m戦です。
本馬は母の初仔にあたります。
父シルバーステートは重賞未勝利ながらも、そのポテンシャルに期待され、受胎条件80万円種牡馬入り。
初年度から成果を残して種付け料を伸ばしました。本馬は種付け料600万円だった世代の生産馬です。

北米の重賞馬の初年度の相手として選んでいるあたりからも、シルバーステートの期待値が伺えます。
なお、プラムアリの25は父キズナで、さらに高価格の種牡馬が選ばれているあたり、期待の母ではないかと思います。
父シルバーステートはRobertoの影響を受けたディープインパクト産駒で、その方向性をそのまま伸ばすのが良いと考えています。
母プラムアリは北米出身でStorm Cat、Haloクロスを持ち、Alydarの血も引いています。
内回りでのパワーと機動力は強化できるイメージがあり、伸ばしたい方向性と一致しています。
Storm Catの血を持たないディープインパクト後継は、Storm Catの血を持つ繁殖から活躍馬を出している部分もあり、本馬もそれに該当。
配合イメージとしてはかなり良い印象で、美浦所属で中山で活躍してくれるイメージがわきます。
距離的には1,400mから1,600mあたりではないかと思います。チューリップ賞よりフィリーズレビューというタイプだと思います。
出資申込をしようか悩んでいる1頭で、ちょっと故障が壊そうな印象を受けています。
私のシルク初年度出資馬はモーリス産駒のベルエポックという馬で、所属厩舎は黒岩先生でした。
黒岩先生は全然悪くないのですが、ベルエポックは骨折で3歳早々に引退。改めて、とするか、より丈夫そうな馬のときにするか、と悩み中です。
No.88 モーベットの24
- モーベットの24
- 父:サリオス
- 母:モーベット
- 母の父:オルフェーヴル
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:栗東・上村洋行厩舎
- 募集価格:3,000万円
- 一口価格:60,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- アイムユアーズ(祖母)
- ダイナカール(5代母)
モーベットの24は父サリオス、母モーベット、母の父オルフェーヴルの牝馬です。
母モーベットはシルク所属で9戦2勝、2着3回という戦績です。祖母アイムユアーズは重賞4勝、桜花賞でも3着に入っています。
5代母にはダイナカールがおり、日本を代表する名牝系の出身です。
本馬の父サリオスは朝日杯FSと毎日王冠でレコードを記録するすばらしいスピードの持ち主でした。
一方で、その父はハーツクライ、ドイツ牝系の出身と配合的なイメージはスタミナ的な要素が多く、重厚なイメージです。
そのイメージからすると、軽くて速い北米の血を取り入れる、それこそハーツクライで成功したようなUnbridled’s SongやSeattle Slewを取り入れた産駒というのは、まず期待したいところです。
一方で、キタサンブラックが種牡馬として大きな成果を残しているように、馬格があってスピード能力が高い、という身体的な特徴は、そもそもすばらしい魅力であるため、凝らなくとも成功しそうな種牡馬だと思っています。
母モーベットはサンデーサイレンスの3×4を持ち、祖母アイムユアーズはFairy KingとSadler’s Wellsの全兄弟クロスとNureyevのニアリークロスを持っています。エルコンドルパサー由来での発生ですので、その点も含めかなり濃い目のクロスを持っています。
この両親の組み合わせだと、サンデーサイレンスの3×4×5が発生し、両親の母系は共に欧州の重厚な血をしっかり持っているという、和洋特化型血統というイメージです。
母の父オルフェーヴルもピッチで走るタイプだったことを含め、両親の方向は一致しており、そのまま仔に出ている印象を受けます。
芝のマイル以下、阪神JFや桜花賞路線を意識したい馬だと思いますし、進捗も順調そうということで、楽しみな1頭ですね。
No.89 レディデラウェアの24
- レディデラウェアの24
- 父:オルフェーヴル
- 母:レディデラウェア
- 母の父:American Pharoah
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:栗東・坂口智康厩舎
- 募集価格:3,000万円
- 一口価格:60,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- Hootenanny(おじ)
- Ryder Ryder Ryder(おば)
レディデラウェアの24は父オルフェーヴル、母レディデラウェア、母の父American Pharoahの牝馬です。
母は北米でデビューして1戦未勝利。この馬の上にはデビュー済みの産駒が2頭いますが、いずれも現時点で未勝利です。
父オルフェーヴルは三冠馬ですが、産駒はダートで活躍しています。
オルフェーヴル自身が道悪得意で欧州の馬場でも好勝負をしており、ピッチ走法で高い心肺能力を持ち、泥をかぶってもめげない気性と、ダート中距離にも応用が利きそうな能力を有していたことがわかります。
ダートの代表産駒にはウシュバテソーロ、マルシュロレーヌ、ショウナンナデシコがおり、すばらしい活躍を見せています。
ダートの活躍馬の話をしたのは、母レディデラウェアが北米出身で、北米のダート血脈を多数持った繁殖だからです。
母レディデラウェアは米三冠馬のAmerican Pharoahを父に持ち、Storm Catのクロスを持っています。
そして、父オルフェーヴルはノーザンテーストのクロスを持っていますが、ノーザンテーストとStorm Catの父Storm Birdは、北米の力強い要素、テディ系的な要素が共通しており、ここが重なると力強さが高まるイメージです。
馬の雰囲気からもダートで走ってくるのではないかと思います。
4コーナー戦もこなせるタイプだと思いますし、日本の三冠馬オルフェーヴルに、米三冠馬のAmerican PharoahとSeattle Slewの血を引く三冠配合な馬ですから、活躍がとても楽しみです。
No.90 ウイングステルスの24
- ウイングステルスの24
- 父:ミッキーアイル
- 母:ウイングステルス
- 母の父:Hawk Wing
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:栗東・井上智史厩舎
- 募集価格:3,000万円
- 一口価格:60,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- Covert Love(半姉)
- Term of Endearment(近親)
ウイングステルスの24は父ミッキーアイル、母ウイングステルス、母の父Hawk Wingの牡馬です。
母は05年産で、本馬は母19歳時の産駒です。半姉Covert Loveは欧G1を2勝しており、日本に繁殖として輸入されています。牝系には欧州活躍馬がずらりと並ぶ良牝系です。
母の父Hawk WingはG1ロッキンジSを11馬身差で圧勝した競走馬で、スプリント、マイル、中距離を2歳、3歳、4歳でそれぞれG1を勝利しています。
父ミッキーアイルはマイルで活躍したスピード能力の高いディープインパクト産駒です。
牡馬はダート4コーナー戦、牝馬は芝のマイル以下での活躍が多く、産駒の性別で傾向が全く異なることでも知られています。
ミッキーアイルの持つ染色体の影響で、牡馬(Y染色体)からしか伝わらないもの、牝馬(X染色体)からしか伝わらないものがあるのだと推測します。
ミッキーアイルのマイル適性のスピードは、母の父ロックオブジブラルタル経由だと考えられます。
ロックオブジブラルタルは欧州マイルで敵なし状態で通算13戦10勝、欧州3歳マイル三冠含むG1を7勝をあげた名馬です。
そのロックオブジブラルタルが始めて重賞を勝ったとき、2着だった馬がウイングステルスの24の母の父Hawk Wingです。
ロックオブジブラルタルとHawk Wingは同じ厩舎の所属で、時を経て日本の競走馬の血統表に名を連ねるのはドラマがありますね。
現役時代はそこまで意識していた競走馬ではなかったのですが、出資馬リンドラゴの父だったこともあり、ミッキーアイルは好きな種牡馬の1頭です。
好きな種牡馬とドラマを感じる血統表というだけで、私にとってはかなり魅力的です。
Special、Mr.Prospectorを同時に持ち、Robertoではないものの、Nashuaの血が入ることで、ダートで活躍が期待できるニックスを本馬は持っています。
馬格もありますし、ミッキーアイル牡馬らしくダート4コーナー戦でしぶとく活躍してくれるのではないかと思います。
一方で、欧州の芝の要素はしっかり入っていて、芝のパワーマイラーとして活躍する可能性もあるのではないかと思います。その路線でも楽しみですね。
この馬への出資申込を本線に現在検討中です。
No.91 リアリサトリスの24
- リアリサトリスの24
- 父:インディチャンプ
- 母:リアリサトリス
- 母の父:Numerous
- 生産:ノーザンファーム
- 厩舎:栗東・加藤公太厩舎
- 募集価格:3,000万円
- 一口価格:60,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- サトノカルナバル(半兄)
- Rouvres(おじ)
リアリサトリスの24は父インディチャンプ、母リアリサトリス、母の父Numerousの牝馬です。
母は08年産でフランスで3勝、産駒は安定して活躍しており、父キタサンブラックからはジャスティンスカイ(リステッド1勝、オープン2勝)とサトノカルナバル(函館2歳S勝ち)が出ています。
父キタサンブラックからスプリントのオープン馬、重賞馬を出しているあたり、母リアリサトリスの短距離適性は極めて高いのだと推測できます。
父インディチャンプも、ステイゴールド産駒にしてトキオリアリティーの影響を受けてマイル以下で活躍していますし、母系の影響が出てきそうな印象です。
さきほど少し染色体の話をしましたが、ここでも触れたいと思います。
- 牡馬(XY):父親から「Y」染色体、母親から「X」染色体を受け継ぐ
- 牝馬(XX):父親から「X」染色体、母親から「X」染色体を受け継ぐ
両親ともに母系の影響でスプリンター要素を受け継いでいる可能性が高いということは、牝馬であるリアリサトリスの24も両親からX染色体を受け継いでいますから、マイル以下に適性が寄る可能性が高いのではないかと思います。
今のところの勝ち上がり馬や活躍馬はMr.Prospectorのクロスを持つ馬が多く、同時にKingmamboの要素を強化している傾向です。
本馬の母の父Numerousは父Mr.ProspectorでSpecial牝系の出身。Kingmamboは父Mr.Prospectorで母の父Nureyevが父Northern Dancerで母がSpecialですから、NumerousとKingmamboは血統の構成要素が大部分で重なります。
また、母リアリサトリスは母系Nureyevの血を持ちますから、直接的にそこもクロスしますので、NumerousとKingmamboをかなり強く刺激した配合馬だと言えます。
動画を見ると、ピッチ走法でスプリント路線で急加速ができそうでやはりマイル以下に適性がありそうな印象です。
4月末生まれで、デビューがいつになるか、というところですが、できれば2歳早期のスプリント路線で活躍できるとすごく良さそうです。
ここからの成長が楽しみな1頭です。
No.92 クールアイランドの24
- クールアイランドの24
- 父:タワーオブロンドン
- 母:クールアイランド
- 母の父:ハットトリック
- 生産:スウィングフィールド牧場
- 厩舎:栗東・小栗実厩舎
- 募集価格:2,800万円
- 一口価格:56,000円(500口募集)
- 近親の活躍馬
- ノットゥルノ(おじ)
- Desert Stormer(3代母)
クールアイランドの24は父タワーオブロンドン、母クールアイランド、母の父ハットトリックの牡馬です。
生産は日高のスウィングフィールド牧場で、2025年の北海道サマーセールで1,375万円で落札され、今回募集されました。
母クールアイランドは中央未勝利。母の半弟にジャパンダートダービーを勝ったノットゥルノがいます。
3代母Desert StormerはBCスプリント勝ち馬で北米で活躍馬が多数出ている牝系です。
父タワーオブロンドンはスプリンターズS勝ち馬で、阪神芝1,200mのコースレコードホルダーです。(2026年3月現在)
すばらしいスピード能力を持っており、初年度産駒からNHKマイルを勝ったパンジャタワーが出ています。
このスピード能力を継続させていくことが産駒活躍のポイントで、スピードの能力の高いMr.Prospector系の血を母系から取り入れると、父と同じ方向でスピードを伸ばせるイメージです。
日本の芝への適性という観点では、サンデーサイレンスやHaloは好相性。これを踏まえると、Haloの入るMachiavellianや、スピードのあるMr.Prospector系代表格であるFappiano系は活躍が期待できると考えられます。前者はパンジャタワー、後者はレイピアなどが該当します。
母クールアイランドは父にサンデーサイレンス系のハットトリックを持ち、母の父はFappiano系のUnbridled’s Songということで、成功例を踏襲した配合となっています。
スプリント路線で走っていく馬だと思いますので、夏の北海道でデビューできるかどうかがポイントになりそうなところ。
継続的に使用できる母馬優先のあるクラブであれば、母としても魅力的な配合をしているので、そこも楽しみな1頭です。
まとめ
以上、特別募集馬全10頭の分析でした。
最終的にどうするか、まだ決めかねているものの、ウイングステルスの24には申込をしてみようと思っています。
もう少し悩んでみようと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。




