ミッキーアイル産駒 古馬混合ダートOP勝利
11月15日の阪神10R室町S(ダート 1200m OP)において、ミッキーアイル産駒であるデュアリストが勝利しました。
デュアリストはサンデーレーシング所属のミッキーアイル産駒の牡馬です。初年度産駒にして、地方交流重賞を2歳時に制覇するなどの成果を上げています。
米国的な要素がより求められ、スピードと持続力が高度に求められる、ダートスタートの古馬混合OP競争でミッキーアイル産駒が勝てたことは、注目したい出来事です。
ミッキーアイルは芝馬
ミッキーアイルは芝の短距離〜マイルで活躍した競走馬で、ディープインパクト産駒としてはかなりスピードに寄ったタイプの競走馬でした。
ミッキーアイル産駒の牝馬には、父同様に短距離〜マイルで活躍する高速馬が出ています。メイケイエール、ナムラクレアはその代表です。
一方で、牡馬はパワータイプが多く、ダートで活躍する馬が出ています。その代表が今回紹介しているデュアリストです。
元々競走馬は牡馬の方が硬く、牝馬の方が柔らかく出やすい傾向があります。その中でも、デインヒルの血を引く馬はその傾向が顕著なように感じます(あくまで感覚値ですが…)
ミッキーアイルは母方にデインヒルの血を引いており、かつMy Bupers〜ステラマドリッド〜という牝系出身で、米国的なパワフルさがかなりつまっています。その点からも、牡馬はパワー型に寄りやすいのだと推測します。
とはいえ、父はディープインパクトですし、母父ロックオブジブラルタル、母母父Nureyevですから、芝の要素が強いのもまた事実で、パワー型になるからダートをこなせるが、本質的なダートの力ではなかなか通用するのが難しいのではないか、と思っていました。
それがダートスタートの良馬場で勝利ですから、すばらしい成果だと思います。
リンドラゴがダートデビュー
私の出資馬、リンドラゴもまたミッキーアイル牡馬で、20日にダートでデビュー戦を迎えます。
今日勝ったデュアリストとは、フォーティナイナーの血を引く点が共通します。フォーティナイナーは米国的なスピードとパワーのある血を引いていますから、ダート適性を高めるのでしょう。
リンドラゴも、デュアリストと同じようにダートで勝ち上がり、オープン制覇してくれるととてもうれしいですね。
結局自分の出資馬の話になりましたが、喜ばしいニュースでしたので、記事にしてみました。
まとめ
- ミッキーアイル牡馬はパワー型に寄りやすい。ダート適性を高める血を引く母を持つ馬を狙うとパワーを発揮できる可能性が高まる
- ミッキーアイル牝馬はスピード型に寄りやすい。スピードをより強化する血が入っていれば2歳短距離〜マイル路線から期待できる
ミッキーアイル産駒の活躍に、今後も注目していきます。