ノルマンディーOC 進捗報告 3歳馬(19年産) 2022年2月
現在、ノルマンディーの3歳世代の馬で、私が出資しているのは以下の4頭です。
- クトゥネシリカ
- 父:クトゥネシリカ
- 母:ヤマトサクラコ
- 母父:ディープインパクト
- 性別:牡馬
- 生年月日:2019年4月3日
- 所属:栗東 宮徹厩舎→美浦 堀内岳志厩舎
- 戦績:2戦0勝 ※2022年2月まで
- 募集総額:1080万
- フォンメイリー
- 父:ドレフォン
- 母:チャイナドール
- 母父:スペシャルウィーク
- 性別:牝馬
- 生年月日:2019年4月17日
- 所属:栗東 四位洋文厩舎
- 戦績:1戦0勝 ※2022年2月まで
- 募集総額:1120万
- ラミアヴィータ
- 父:マツリダゴッホ
- 母:イッツマイン
- 母父:Medicean
- 性別:牝馬
- 生年月日:2019年4月17日
- 所属:栗東 昆貢厩舎
- 戦績:2戦0勝 ※2022年2月まで
- 募集価格:920万円
- ベルトゥジュール
- 父:アイルハヴアナザー
- 母:テーオーティアラ
- 母父:スペシャルウィーク
- 性別:牝馬
- 生年月日:2019年4月18日
- 戦績:1戦0勝 ※2022年2月まで
- 募集価格:1080万円
2月もクトゥネシリカとラミアヴィータが走りましたが初勝利とはならずでした。ここ最近の未勝利戦の混雑具合から、なかなか心配な様相になってきました。何とか1勝を期待していきたいと思います。
今回はクトゥネシリカの2022年2月の調整内容を見ていこうと思います。
クトゥネシリカの2月
- 2022.02.04.栗東トレセンで調教
- 1月末は飼い葉食いが回復してきたというところまで
- 坂路と比較し、平坦なCWで良い動きを見せる
- 2月12日の小倉芝1800mに目標設定
- 2022.02.10.栗東トレセンで調教
- 追うごとに良化。
- CWでの走りが良いこと、相手関係的に楽なことから小倉芝1800mで確定
- 輸送による馬体減が心配
- 2022.02.12.小倉競馬場 3歳未勝利 芝1800m 鞍上 藤岡康太騎手 6着(5人気)
- 輸送で馬体は-10kg
- 道中でかかってしまい進出
- 外伸びの馬場で内しか選択肢なし
- 2022.02.18.グリーンファーム甲南 に移動
- 大幅な馬体減から、続戦不可と判断 放牧に
- 出走スケジュールを念頭に、宮厩舎からの転厩が決定
- 2022.02.25.NSR に移動
- 熱発と胃腸不良を発症 様子見
※ノルマンディーオーナーズクラブ 所属馬情報 クトゥネシリカ2月近況より引用
クトゥネシリカのレース回顧
- 2月12日 小倉6R 3歳未勝利 芝-1800m 15頭立て
- クトゥネシリカは5枠8番 5番人気 14.8倍
- 6着 5着とはハナ差 タイムは1’48.5 1着からは1秒差
- 走破タイムは同開催同クラス 同週全出走馬比でも上位20%以内
- 1着はアップストローク 2着に0.5秒差
- 馬場の差はあれど翌週の小倉大賞典(稍重)より1.7秒早い時計
- 同レースから勝ち上がりはほかには今のところなし
- クトゥネシリカは5枠8番 5番人気 14.8倍
レースを見てのクトゥネシリカの印象
馬体減・出遅れ・なかなか加速しない・道中かかって進出開始・内が伸びない馬場で内しか進路なし、といくつものアンラッキーが重なっての6着でした。競馬の難しさですね。鞍上の藤岡康太ジョッキーはこうした状況下で考えられるベターな対応をすべてこなしてくれた印象を受けるレースでした。
道中は難しさを見せていましたが、コーナリングは内を起用にこなしてくれた印象です。阪神と小倉ですから単純比較はできませんが、時計も良くなっていますし、同開催の他馬と比べても良好なタイムです。平坦小回り4コーナーは適性がありそうです。
小倉で使い続ければ勝てそうな印象を持ちましたが、馬体が減ってしまったのは痛かったですね。次の小倉開催は7月ですから、ノルマンディーOCも宮先生も馬のために転厩という良い選択をしてくれたと思います。宮先生のレース選びや、毎週のコメントはいつもわかりやすく、そして楽しみにさせてくれるものでした。宮先生の厩舎を離れるのは、正直すごく残念です。
1着のアップストロークは強かったですね。その後に中山で1勝クラスを使って6着でしたが、こちらも小回り平坦巧者かもしれません。中山では2戦連続の凡走です。アップストロークは血統的には坂道こなせそうな感じがしますが、はてさて。
クトゥネシリカの近況と分析

- 芝適性が高い
- 血統表からダート適性的な血が薄く、芝に特化した印象
- サンデーサイレンスの3×3 Haloの4×5×4で小回りスピードタイプ
- Nasrullah+Hyperion的な要素が多く 先行できると良さそう
- Nasrullah血脈とHyperion血脈が複数ある
- サンデーサイレンスも相まって柔らかさが強調されそう
- その分非力に出そう。また緩いうちは先行できず苦戦しそう
上記より4コーナーの小回り戦で期待 函館・札幌の洋芝もあいそう 成長するまでが鬼門
デビュー時432kgの小柄な牡馬なクトゥネシリカですが、輸送で馬体が減ってしまい2戦目は422kgとなってしまいました。父ロゴタイプがSadler’s Wells≒Nureyevの4×4を持つものの、母ヤマトサクラコは比較柔らかな血が多いことで、結構緩めに出ているのかもしれません。
美浦に転厩したことで、福島競馬場でのレースで期待ができそうです。小倉より時計がかかるイメージがありますが、クトゥネシリカにはその方が向きそうです。
宮厩舎からの転厩は残念なニュースだったのですが、3月頭に発表された転厩先が堀内先生というのは喜ばしいニュースでもありました。堀内先生は二ノ宮厩舎で調教助手をされていました。二ノ宮厩舎はエルコンドルパサーやナカヤマフェスタを管理されていた厩舎で、いずれも凱旋門賞で2着に入っています。堀内先生はナカヤマフェスタをご担当されていたそうです。ナカヤマフェスタが凱旋門賞2着が話題になりがちですが、宝塚記念を勝利した名馬です。二ノ宮厩舎で調教助手を務めていた調教師では、ドゥラメンテやモーリス、サトノクラウンを管理し、現在もサリオスを管理している堀先生がいます。
クトゥネシリカの堀内厩舎での再スタートが今からとても楽しみです。
まとめ
ロゴタイプ産駒の勝ち馬はまだラブリイユアアイズの1頭のみです。桜花賞への参戦を明言しており、そちらの活躍が楽しみなところです。
勝ち上がりまであと1歩というエコロデビル・ミッドナイトミニーは共にサンデーサイレンスのクロス+Haloのクロス+Sadler’s Wellsのクロスという組み合わせ。これはラブリイユアアイズとも共通します。ロゴタイプはあまり王道路線を走る感じではないだけに、Sadler’s WellsやRoberto、Danehillを強化して小回りをまくりながら走れるようにしつつ、Haloでスピードを補うというイメージが活路を見いだせるのかもしれません。