インゼルTC 進捗報告 2歳馬(20年産) 2022年1月
この1月から2月頭にかけて、インゼルサラブレッドクラブではいくつかの動きがありました。
1つがキャンセル募集。私はエレクトラレーンの20とユイフィーユの20に出資申込を入れましたが、残念ながら落選しました。エレクトラレーンの20、ユイフィーユの20ともに楽しみな牝馬ですので、外れてしまいましたがこれからも引き続き応援していきたいと思います。


そしてもう1つは馬名投票。出資者から募集し、ピックアップされた3種類から投票して選ぶ形式でした。これはノルマンディーオーナーズクラブと同じですね。今週末か来週くらいには発表になるのではないかとわくわくしています。このほか、確定申告書類でひと悶着があったり、キャンセル募集の追加募集が先着順でひと悶着があったり、先行加入のポイントが入ったりと、いろいろとありましたね。いろいろあるものの、個人的には連絡がメールとログインページでわかりやすく表示されるのと、アナウンスをまめにしてくれるとので、全然問題なしという感じです。
今時点で割と充実したサービスだなと感じているので、馬が走って会員数が増えてくると、募集頭数が増えたり、後方的な要素で楽しめることが増えたりするのかな、と今から楽しみです。
今日は2月4日に更新された2歳馬(20年産駒)の進捗について記事にしていこうと思います。インゼルTCについては引用可否などの確認をとっていないため、内容の直接的引用などは控えております。ご了承ください。
チカリータの20

チカリータの20の進捗を見ての印象は上記の通りです。結構進行がゆっくり目のグループに12月まではいたので、ここにきて一気の成長を見せているように感じます。
クロフネやフレンチデピュティは牡馬においては筋骨隆々な要素を伝え、牝馬ではそこに柔らかさが出てスプリントやマイルで一級品のスピードを産駒に伝えます。マインドユアビスケッツもクロフネと同じくDeputy Ministerの系統で、似た傾向が出てくるのではないかと思います。そこにRahy=Morn of Songの全きょうだいクロスにサンデーサイレンスですからHalo要素は十分。全部バチっとハマると阪神JF・桜花賞・NHKマイルという芝の2,3歳戦で大活躍なんて夢も見れます。
とはいえ、チカリータの20の場合は母父もクロフネなので、柔らかく出ていても全体硬そうですね。硬くて筋肉質な馬が成長してダートを走るものの、2歳夏ごろまで芝短距離路線で活躍するという事例はそこそこあるため、いずれにせよ進捗が良いのは朗報です。今後がさらに楽しみですね。

オワセイフの20 Owaseyf20

ここまでの更新でメンタル面で頑固なところがあるとずっと言われ続けていましたが、徐々に良化傾向な印象を受けました。これが勝負根性につながってくるとうれしいですね。Sadler’s Wellsの4×4、Danehillの3×4と結構強いクロスを持つオワセイフの20ですが、それでいて健康に不安がないあたり、NatalmaとSpecialの偉大さを感じます。
NatalmaはNorthen Dancerの母でDanehillの3代母。DanehillはNatalmaの3×3のクロスを持ちます。SpecialはSadler’s Wellsの祖母。Nureyevの母としても知られます。
Danehillは強い後躯を産駒に伝えます。トニービンの影響を受けて晩成傾向になるハーツクライ産駒も、Danehillの血を入れると2歳から活躍しクラシックで全盛期を迎えられるような成長力(早熟さともとらえられますが)を与えます。オワセイフの20もその影響があってかトモが立派に映ります。中山の坂も難なくこなしてくれそうです。夏の北海道デビュー→中山のOP競走という路線を期待してしまいます。
このままぜひ順調に進んでほしいです。

ブーケトウショウの20

ハーツクライ産駒が晩成傾向であること、Northen Dancerの血が入るもののノーザンテースト経由で決して成長を早めるタイプではないこと、柔らかいスピードの象徴的な血のHabitatが入ることから、成長はゆっくりの晩成傾向だと思っていました。それがかなり順調な進行なので、スピード能力の素質はかなり良いものを持っていそうですね。写真や動画でも、筋肉がついてきていて、数字以上に大きく見せますし、この血統にしてなかなかないかつさがあります。まだ大きくなりそうとのことで、楽しみです。これより大きくなると配合的にも本格化は古馬になってからだと思いますが、スピードが十分であれば差しの競馬で2,3歳戦から活躍が見られるかもしれません。
母父サクラバクシンオーは天皇賞秋を制したサクラユタカオーに、有馬記念・天皇賞春を制したアンバーシャダイの全妹のサクラハゴロモから生まれたスプリンターです。望田先生によると、ノーザンテーストの北米的な要素がオンになったことで、こうした血統背景の中でサクラバクシンオーが生まれたのではないか、とのこと。
母ブーケトウショウは母系にヴェンチアというMan o’War系の北米血統を持ち、HabitatもBull Dogを通してTeddyの血を持っています。そこにノーザンテーストの北米要素がオンになったサクラバクシンオーを父に持っています。これらの北米要素がハーツクライの3代母My Bupersの北米パワーを刺激した結果、筋肉とスピードに恵まれているのかもしれません。
この辺りは今後の成長を見てみないとわかりませんが、今のところの仮説は各所に潜む北米パワーがプラスに出ているのではないか、というとこですね。楽しみです。



まとめ
3頭の進捗共有でした。どの馬も今後の成長が非常に楽しみな更新となりました。このままケガすることなく進んでくれることを祈っています。